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謝意
- ◆ 金色夜叉 [3443] 04/03/09(火) 13:14
- 前回の書き込みから二週間経過。頭も醒め、冷静に自分の立場や言いたいことを観察してまとめたところで、前回のスレッドに関する返信を行う。巨大に育ってしまったスレッドの書き込み全てに返信するのは骨なので、方々の意見を眺めた現時点での「批評」に対する私見と、代表としてセキナ氏への言葉を述べさせて頂く。これをもち、俺の謝意の表明ととって貰えれば幸いである。>批評
作品批評は、「敵意」を必ずしも要しない。その敵意を、俺は前スレッドのセキナ氏作品の批評に塗りたくるように盛り込み、結果セキナ氏と愛読者の方々の気分を著しく害した。これがこの「謝意」を表す、最大の理由だ。
どれほど作品をけなされても、その作者の人格そのものが否定されるわけではない。真っ当な作品批評ならばあてはまる道理だと思うが、前スレッドは今、俺自身が見てもセキナ氏への誹謗中傷と解釈される。つまり真っ当な作品批評でなく、批評の名を借りたセキナ氏攻撃といえる。わかっていて書いた。当時はそうするしか自分の内なる激情を払う方法が見出せなかったとはいえ、とばっちりを受けたセキナ氏には、申し訳ない。
今後俺が、何か批評を出すときは、以下の原則を守ろう。
・「こうした方がよくなる」と思う方法を提示するが、「〜しろ」「〜するがいい」との言葉は使わぬし、実際においても、作者にその方法を採ることを強制するものではない。作者が気に入ったところだけ採ってくれればよい。
・アクセスランキングには触れぬ。上位下位により、もっとどうしろとかこうしろとか言わぬ。
・払いうる最大の誠意をもって発言する。
先日のスレッドに、こちらの傲慢な物言いにも関わらず誠意ある返信を頂けた方々には感謝したい(そうしなかった方々への皮肉ではない)。こちらも怒りのために問題を直視できていなかったのだが、
「馴れ合いに近い空気が存在するために、本来はまっとうな批評と受けとられるべき言葉を抱えた人間が発言しにくくなっているのだとしたら、これはもったいないことではないか」
こう言いたかったのかも知れない。賞賛だけでも作者は活きる。が、手痛い批評であってもそれがさらに作者を躍進させることもあるかも知れぬ。もう十分魅力的なのだからこのままでいい、躍進なんかなくてもいいという声があるとしても、躍進があればさらに嬉しいというのが、読者としては正直なところだろう。その可能性がぬるま湯の中で人知れず溶けてしまっているのなら、これはもったいないだろうと。
無論、俺の前スレッドがそんな作者の躍進を導く天啓となろうはずもない。当初は書き逃げする算段であったから削除パスも用意していない。申し訳ないが、あれは晒しておく。
真っ当な作品批評を書く際、強力な反面教師として利用されたい。>セキナ氏に
そもそも何故、俺はあそこまで氏へ向けた敵意に燃えていたか。
俺は他の創作小説系サイトの小説漁りを趣味としていた、またこのサイトにおいては、セキナ氏とは別のランカー作者の、自嘲的に表現すれば信者である。あのような攻撃をするあたり、俺が信者と称したセキナ氏の愛読者の方々よりたちの悪い、「狂信者」とでも呼ばるるべきものかも知れぬ。
で、以前からセキナ氏への敵意は抱いていた。
仮に俺の愛読する作者をAとするが、俺から見てどう考えてもAより劣るセキナ氏の作品が大評判だ。ランキング上の評価などアテにはならぬ、あれは1位になった人間が最初に読まれる、つまり圧倒的に有利になるシステムだし……何より、読んで、投票している連中が悪い。普段ろくにものも読まぬ(と勝手に断定)ゆえに、ろくな鑑識眼もない。読んだ作品を深く考察することもせず、結果、馴れ合いにしか見えぬ賞賛しか口に出せぬ、無力な衆愚だ→信者だと。
こうなると敵意も、それに付随する妄執も決して止まらぬ。そして終に、先日のような暴挙に出た……創作小説のサイトで作品批評に慣れていたのもあり、セキナ氏への酷評となってしまったわけである。
先にも書いたが、俺がこうして謝罪する気になったのはセキナ氏の気持ちを害したからで、俺の論の正否云々は問題ではなかった。ただ氏のランキングから撤退してもよいと仰るレスを見て、その(たかが)数字に拘泥している自分が恥ずかしくなったのである。
俺に必要なのは、絶対化していた自分の立場を相対化することであった。
A作者を信奉する俺と、セキナ氏を愛する方々とは立場的に変わらぬ。ランキングはこのサイトを訪れる人々の嗜好や感性、その他の要素を総合した結果に過ぎぬ。好みの偏差値表に過ぎぬ。そして俺には理解できぬとしても、セキナ氏はそれで1位になるくらいだから、やはり何らかの魅力を備えた作品を書く者なのだろうと。
悟ったところで、セキナ氏と愛読者の方々にはお詫び申し上げたい。今回のことは激情を制し切れなかった俺の精神の未熟がなせる業であり、方々にはまこと慙愧に堪えぬ思いだ。本当に申し訳なかった。
氏は俺の酷評により、力を落とされたのだろうか
(今まで感想掲示板に書き込まれる読者のコメントにちょくちょく答えていた氏が、自分のコメントを書き込まず、今回更新分の小説も従来のシリーズものではなかったことなどから、そう判断している)。
そうだとすれば(自分が原因のくせに何だが)、今回の忌まわしき事件は忘れて頂きたい。先日の暴言(俺には消せないが)は全て撤回し、文法規則だのランキング1位の振る舞いだのも最早、要求せぬ。どうか今まで通り、ご自分の道を邁進されるように願うところである。
ここから先は提案である。
氏もまた、俺の尊大な振る舞いにも関わらず、俺の批評に対して「参考になった」と言って下さったことを受け。前スレッドに書いた作品への批評内容に考えうる改善策などを添えた上、新たに意見として提示させて頂いても宜しいだろうか。今回の件の、償いと言っては何だが……
「どんな話であれ、金色夜叉の話などもう聞きたくない」
と仰る気持ちも存分に理解できるので、希望されないなら無視して構わぬ。希望されても、俺はこれ以降さらにパソコンへの接触を制限されるゆえ、実現はいつになるか判らぬが。
返信をお待ちしている。
俺からは以上。
セキナ氏始め、返信を望む方は書き込んでおいて頂きたいと思う。たびたび申し訳ない、返信はさらに二週間以上以降になってしまうが……
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Re: 謝意
- ◆ アンジェリカ(夢幻の冠帯 [3464] 04/03/11(木) 12:11
- まず・・・貴方は名誉の為に駄文書き(誤解なきよう、プロ以外の方は皆駄文書きだと、オレは思ってます)になられたのですか、と、言いたいです。
オレは自己満足的に書いてますからねぇ
お褒めの言葉をいただければ、ありがとう。批評をいただいても、ありがとう。
ですが、それは、読者さまが冷静に意見を述べてくださった場合の反応です。
敵意、論外ですね。醜いです。>仮に俺の愛読する作者をAとするが、俺から見てどう考えてもAより劣るセキナ氏の作品が大評判だ。これは仕方ないでしょう。『皆がいいって言うから僕もいいって感想を持つ』(誤解なきよう。セキナさんの文の上手い下手を言ってるのではないです)これはどんなに小さなサイトでもあり得るコトですよ?
独りで喚き散らしても、何も変わりません。
独りで喚き散らした結果が、あのとんでもなく荒れたスレです。
せめて、和を乱さないように。それがあなたにとって仮初の、教祖様万歳の和だったとしても、せめて乱さないでください。>数字に拘泥している自分が恥ずかしくなったのである。どうか惑わされることのなきよう。
返信はいりません。
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Re: 謝意
- ◆ 藪猫 明智 [URL] [3458] 04/03/10(水) 19:25
- 金色夜叉さんとセキナさん、当事者同士は和解したということで、その点はめでたしめでたしと。セキナさんがどう言う人柄なのか、知らないし関心もありませんでしたが、今回のやり取りをみる限り、いい人じゃないか、と好印象を持ちました。・・・同じ作者という立場の人間としては、憎い存在ということになりますが。(ぉぃ
あとに何が残ったかといえば、「質の悪いセキナさんの取り巻き」という印象。『「質の悪いセキナさん」の取り巻き』ではなく、『質の悪い「セキナさんの取り巻き」』なので誤解なきよう。
ファンを自負するならば、作者をもっと信用してください。有能な作者は、外圧に容易には屈しないものです。自分は作者よりも上手く作品を弁明できる、作者の意図を充分に汲み取って的確な後押しが出来るという自信があって物をいうのは結構ですが、迂闊な物言いは作者の足を引っ張るだけです。
一連の発言の中から、セキナさん本人の発言のみを読んでみて下さい。穏やかなものです。そこだけ見ていれば、なぜああも揉めるスレッドにならねばならなかったのかと感じられる事でしょう。
あれらの中で、セキナさんの擁護を意図して発言をした人が何人いたのか、私には判りません。しかしそれを意図して発言した人は、それが本当にセキナさんの為になる発言だったのか、セキナさんの思惑を邪魔する発言になっていなかったのか、考え直してみてください。はい。>金色夜叉氏> 仮に俺の愛読する作者をAとするが、俺から見てどう考えてもAより劣るセキナ氏の作品が大評判だ。(・・・以下省略)セキナ氏を攻撃し、セキナ氏をA氏より下に押し下げる事より、A氏を支援し、A氏をセキナ氏の上に引き上げることを考えるべきでしたね。しかし、今では「金色夜叉」の名ではその行動もやり難くなった。ライバルを蹴落とすことでのし上がろうとするような品性に劣るファンが付くことは、作者にとって喜べる事ではありませんから。外から見れば、品性の悪いファンの付いている作者=品性の悪い作者、のように見えがちですから。
A氏が誰であったのか明かさなかった都合、特定の作者に害は及ばなかった訳ですが、明かしていれば「金色夜叉のような奴に応援されている作者は、ろくな作者じゃないだろう」という目で物を見られていた事でしょう。金色夜叉氏が勝手に作った敵を、応援していたはずの作者に押し付ける結果になってしまう。
敵を潰す事より、味方を延ばす事を考えましょう。はい。
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Re: 謝意
- ◆ 時乃純之助 [3456] 04/03/10(水) 12:30
- 始めまして、横から失礼します。
前回の書き込みにはまったく触れませんでしたが、目を通すくらいはしていました。始め見たときは「荒れそうだな……」と思って、へたに触れて大きくしないようにと傍観を決め込んでいました。正直、「この人の言い方はひどすぎる」と思ったのも書き込まなかった原因なんですけどね。
今回失礼ながら横から書き込んだのは、『単なる荒らしじゃなくて、ちゃんと自分の気持ちを明かし、謝罪したから』です。きちんと自分の思っていたことを明かし、謝ったことは偉いと思います。顔を合わせているわけじゃないから放置するなり逃げることは可能なのに、それをしない。誠意を示したその姿、立派だと思います。
……なんか偉そうになってすいません。ともあれ、セキナさんはあなたの意見には納得しているし、言い方はともかく、彼にとって貴重な意見だったのだからこれでよかったのでしょう。終わりよければ、です。
偉そうで意味不明な文章でしたが、僕の感想はこんなトコです。
(横やりなんで、わざわざ返信はいいですよ)
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Re: 謝意
- ◆ セキナ [3450] 04/03/09(火) 19:32
- 金色夜叉さん、丁寧な言葉、ありがとうございました。>氏は俺の酷評により、力を落とされたのだろうか(今まで感想掲示板に書き込まれる読者のコメントにちょくちょく答えていた氏が、自分のコメントを書き込まず、今回更新分の小説も従来のシリーズものではなかったことなどから、そう判断している)。
今回の更新分がシリーズものでなく一話しかなかったのは、ひとえに私の個人的な理由(時間がなかったので…)なので、それに関して金色夜叉さんが気に病む必要は皆無です。たまたま、忙しい時期と重なってしまっただけですので…。
感想掲示板のコメントに対する返信をちょくちょく書かなくなったことに関しては、それほど自分では意識していないものの、確かに少しだけ金色夜叉さんのコメントが影響しているかもしれません…。ただ、ここで勘違いしないで欲しいのは、それが決してマイナスのベクトルに作用しているわけではないということです。…そうですね…なんとなく、自分でも少し考えるところがあったというか…。作者と読者の会話って、確かに客観的に見れば、不快な部分はあるかなとも思いまして…。私の場合、なんだか自分が作品を書いているということで、読者様に対していつか「上位からの目線」で文章を書いてしまいそうで…(完全に個人的な理由ですね)。>前スレッドに書いた作品への批評内容に考えうる改善策などを添えた上、新たに意見として提示させて頂いても宜しいだろうか
これに関しては「ぜひ!」とこちらからお願いしたいくらいです。…しかし、その場合、できれば掲示板などへの書き込みよりは、メールなどの個人的な通信手段でお願いしたいのですが…。この場はやはり色んな人が様々な目的のために使用する場ですので、個人的な意見などは、そういう手段で伝えて欲しいのです。その方が、やはりなんの気兼ねもなく語ることが出来るとも思いますし…。
ということで、以上で私の返信を終わらせていただきたいと思います。最後に、本当に誠意のある言葉、ありがとうございました。
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Re: 謝意
- ◆ 鴻巣 連太郎 [URL] [3448] 04/03/09(火) 18:17
- 「あの時は○○だったからつい」というのは下手な言い訳にもなりゃしませんよ、とした上で。
感想を書き込むのはいいことじゃないんですかね。掲示板利用規則の中に「金色夜叉さんの書き込みを禁ずる」だの「一旦暴言を吐いた人は二度と発言してはならない」だのといったことは書いてありません。それに、個人的に前回の発言はやたら煽ったり貶したりしている所を除けば(そこが致命的だったわけですが)良質な批評なんじゃないのかなぁと見てましたし。
後々良質な批評の例としてポインタで示せるような批評であるなら、今回の騒動に関する締めくくり(っていう言い回しでいいのかな)としては最高のものじゃないかと思います。
…あくまでも、自分はそう思う、ということで。最終結論は当事者に任せますけれども。
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Re^2: 「謝意」
- ◆ 鯖の味噌煮 [3453] 04/03/10(水) 00:42
- あんまり冗長なのもあれなんでなるべくあっさり。
なんかちと私が書いたことに関して共感してくれた部分があったように見えたので(ほんとは違うかもしれないけど)嬉しかったです。とにもかくにもセキナさんと話がついてよかったですね。
例のツリーに関しては金色夜叉さんが改めようと思ったところを改めるので何の問題も無いと思います。そしてあくまで個人的な印象ですけど大抵の人は納得してくれるんじゃないかなと思います。前回は一生懸命なだけだったけど今回は確かに誠意が見えてると思いますので。
自分の論の中に自分と対象との関係を考えて織り込んでいく、礼節を重んじる。なかなかかっこいいではないですか。たいした意見はかけなかったけど私は今回の話の意味を見つけられたようです。変に思われるかもしれませんが金色夜叉様、セキナ様をはじめとする皆様方ありがとうございました。
…謝意の謝は感謝の謝ということで。
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