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初心者援助!協力お願いします!

◆ ○ [5331] 05/10/02(日) 00:01
文章能力の低下が見られる今日、皆さんが、小説創作にあたって気をつけていること、コツ、ポリシーなど、よろしければどんどん書き込んでください。
初心さんの小説を書くときの参考、アドバイスになって、ここの小説の質が上がれば嬉しいです。
下に項目を作るので、書き込む際には場所のお間違えのないよう、お願いします。

中間(?)報告&感謝

◆ ○ [5506] 05/12/25(日) 04:26
皆さん多くの書き込みありがとうございます。
2ヶ月ほど経ちましたので、中間報告ならぬ中間御礼をば。
放置…はしたくないですし(汗)
まだまだ、自分はこうする、こうしたほうがいい、これはこうすべき、などといったものがあれば、どしどしお願いします。
まだモノ書きになりたての方でも、自分の描き方にポリシー(のようなもの)があればどんどん書き込んでOKですので。
では、ありがとうございました&まだまだ書き込み募集中、です!

〔オリキャラ〕

◆ ○ [5339] 05/10/02(日) 00:12
オリジナルキャラクターを作るコツ、設定の決め方、細かい設定はどこまで決めるか、などについて、お願いします。

オリキャラの魅力

◆ kye [5364] 05/10/06(木) 21:58
どうも、ぼちぼちとモノ書いてるkyeです。

オリキャラの構想や創造については他のスレで語っちゃったので、今回は魅力を持ったキャラを語りたいと思います。

魅力あるキャラの作り方は「欠点を持たせる」ことに尽きると思います。
眉目秀麗な人格者が正義を振りかざして冗談みたいな強さを見せびらかせても、嘘っぽくなりますよね。
そんな荒唐無稽なまでに完全無欠のパーフェクト超人はスーパーマンだけで十分です。(彼のはアメリカの流儀だそうですが…)
例えば、顔が良いのに頭が壊滅的に悪かったらどうでしょう?
何となく可愛くありませんか。周囲からいじられそうで。
他にも、剣の腕は達人級なのに木刀じゃなけりゃ本来の実力を出せない、なんてものもどうでしょう?
木刀を握らせるって目的だけで話が書けますよね。

重要なのは「ギャップ」です。
前述のスーパーマンも、普段は眼鏡の優男が電話ボックスから出てくれば絶対無敵の救いのヒーローです。

長所だらけのキャラに短所を持たせるだけでなく、逆も考えられるでしょう。
短所しか見当たらないキャラにキラリと光る長所を持たせることです。

例えば、自己中心的で他人を思いやらず、考えるがままに行動して、納得がいかなければすぐに文句を吐くくせに、自分では何もやろうとせず、他人の行為には小うるさく口出しする、憎まれっ子世にはばかるが服を着て歩いてるような奴が、それでもたった一つの大切な何かを守る為に必死になる光景には惹かれるものが………あるような、ないような……。
すみません。自分で設定しときながら嫌な奴すぎました……。
まあ、普段は情けない奴が、大事なときにしっかりしてくれるところはカッコいいと思いませんか?
とりあえず、そんな感じで納得してください。

物語を進行させる役割を担うのはキャラの仕事ですが、その中で生きた仕事をさせる為には彼らに生を与えねばなりません。
どんなときに喜び、どんなときに悲しむのか。そんな性格付けも、ギャップを考えれば自然と思いついたりします。
キャラにとって短所はコンプレックスとなりえるか否か。
キャラにとって長所は有利なだけの条件かどうか。
そんなふうにキャラクターを動かしてください。
そうやって頭の中でこねくり回しているうちに、いつの間にか彼らは頭の片隅に居住権を主張しだすので、その時はストーリー上へ移住させてください。
生を得た彼らは自分だけの生活をしてくれる事でしょう。

生きたキャラクターを作る問題点は、自分で作ったキャラなのに、勝手に動き回られて話が続かなくなったりすることだったり……。
結構致命的ですね……。

ではでは、自分の卑見が何かの糧になれば幸いです。

Re: 〔オリキャラ〕

◆ キルシェ [5362] 05/10/06(木) 19:08
キャラクターではなく、「人」を描くイメージを持つといい、そう聞いたことがあります。私もその意味をよく理解していませんが……。

1 名前 性別 年齢
2 国籍 住所
3 人種 種族
4 容貌 容姿
5 社会的地位 職業 信仰する宗教
6 性格 癖 ポリシー
7 美点、弱点
8 知性、知識 健康 
9 趣味 特技 好物 嫌いなモノ
10 武器 武術 魔法 その他の能力 
11 口調 言語
12 履歴 過去のトラウマ
13 両親、親戚、兄弟姉妹、配偶者、恋人、子供

これらすべてを埋めれば、魅力的な登場人物になるかと……。
十分にキャラを練ってから物語を作らないと、後になって登場人物の口調や行動に矛盾が生じてしまいますから(^^;。

他にも、人物に欠点をもたせたらそれだけでもチャームポイントになると思います。

Re: 〔オリキャラ〕

◆ 白銀◆BtlIEUc6 [5359] 05/10/06(木) 16:11
コツは分かりませんが
・名前の発音(?)が被らないようにする
・設定は髪の色、瞳の色、服装、性格などを被らないように
・その他の設定は物語の進行に合わせて随時更新(?)
今の僕の課題なんですが口調が同じだと分かりにくい、と言われた事があるので
何とかすることですね

その世界に生きるということ

◆ Hermit [5350] 05/10/04(火) 23:49
 まだまだ未熟なので恐縮ですが、たまにはこうした場所で意見を述べるのも悪くないだろうと思いレスさせていただきます。
 もともとオリジナル路線から小説に入った人間なのでオリキャラ率が高いのが自分の特徴ですが……(^−^;

1:最低限必要な人数を決める。
 物語進行に必要な数、それぞれの役割や位置づけから決定します。その際事前にネタが浮かんでいる場合もあれば、一人の主人公から物語を考える場合もあるので如何ともしがたいのですが……。
 漠然としたストーリーを思い浮かべた時点で大体の必要人数を掴みます。

2:それぞれの性格やストーリーでの位置づけを決める。
 とにかく人格を決定しなければ動かしようがありません。また、それと同時にキャラの立場を明確にしなければいけません。敵か味方か、親密度はどのくらいかetc 
 
3:細部を詰める。
 身長、体格などの外見的特長、喋り方、癖、経歴など、時には無駄と思えるほど造ります。たまにそうした裏設定が思わぬところで効果を発揮したりもしますから。主役級ほど密度を濃くします。

 ただ、こうしてキャラクターを作っても話の中で動いてくれなくては意味がないわけで、肝心なのはオリジナルのキャラクターをどれだけ世界観に馴染ませる事が出来るかだと思います。
 世界があるなら、そこに生活している人がいなければいけません。本編に出てきた主役とNPCだけで全てではないので、想像を飛躍させて世界を広く考えるようにしています。

世界の中でそのキャラは何を担うのか

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5340] 05/10/03(月) 00:39
 どうやって作るかの前に「何のために作るのか」の整理をお勧めします。作る目的や価値が見いだせなかったら、既存キャラの活用の方を考えた方が良いかと思います。キャラを作る、増やすってのは、新展望が見えて打開策の様に見えますが、どっちかというと「逃げ」だと思うんですよね。安易に新しいものに手を出すよりも、今あるものの活用を先に考えてみる。

 キャラとキャラが繋がってネットワークを構成して世界を織りなしていく訳ですが、キャラの数を増やしていくと、一見ネットワークが広がるように見えて、実際には面積ばかり広がる一方で、キャラ同士の繋がりは希薄になって、目の粗い網になりがちです。その辺にも注意しましょう。

 その辺を踏まえて、ここは新キャラを投入すべきと考えたなら。キャラ単体の設定よりも、むしろその「繋がり」を意識してキャラを作った方が良いと思います。単体としての外見だの性格だの能力だのより、生い立ちや経歴だとか、将来の展望などといった前後関係、今現在の人間関係や地位、立場といった、左右方向の関係。
 単体としてキャラを考えるより、世界の中でのキャラの位置づけ、を意識して考えてみましょう。はい。

 キャラ単体としての設定は、そのキャラを作った目的を達成するのに必要な範囲を考えれば、それで良いと思います。

〔その他〕

◆ ○ [5337] 05/10/02(日) 00:09
小説を書く際の注意している点、文法で気をつけている点などについてお願いします。

Re: 〔その他〕

◆ 鬼半蔵◆00/Hanzo [5378] 05/10/10(月) 09:09
 他の板や絵板でしか見かけたことがないでしょうが,一応投稿小説の「作者一覧」の最左列に名を連ねている鬼半蔵です(初回投稿は旧名で半蔵)。

 物語を書く際にはあとがきに頼るようでは駄目だと考えています。
 頼るというのは,あとがきを用いて作品の補足をするということ。こうなってしまわないように,個人的に俺はあとがきを書くことをやめました。
 伝えたい内容は本文中で表現し切ることが大切だと思います。

Re: 〔その他〕

◆ キルシェ [5363] 05/10/06(木) 19:20
一つは同じ音を重ねない、です。


「学校に行ってから、言うよ」

この文章に違和感を感じませんか?
「行って」「言う」という同じ音を重ねていると、引っかかりを覚えます。
もし、同じ音が重なりそうになったら、別の言葉に書き換えてみましょう。

改善例
「学校に行ってから、話すよ」
「学校に着いてから、言うよ」
「学校に到着してから、話すよ」

同じ音が重なりを見つけるためには音読するのが一番です。
声に出して読んでみて、違和感を感じる部分を探してみましょう。音読はかなり効果的だと思われます。

他には推敲を何度もする、です。

推敲とは、書きあがった作品を読み返すことです。
ただ読み返すだけでは駄目です。書き上げた直後に推敲なんてのは、かなり危険です。小説を書き上げたときは誰でも、書いたという達成感に酔って自分の作品が輝いて見えます。
でも、数日して読み返してみると、赤面するほど下手、つまらないということに気づいて愕然とすることがあります。それこそ、一昔前の文豪のように「うがー!」と叫んでびりびり引き裂いた上に、足で何度も踏みつけたくなるような心境です(笑)。
一日おいて推敲する。文法の間違いなどを見つけるのにも、これは本当に効果的だと思います。

二重表現にも注意しましょう。
二重表現とはセンテンスに新しい意味を追加せず、元の意味を繰り返している語句です。

「上に上がる」「下に下がる」「普段の平熱」「馬から落馬」などといった文章が二重表現に当たります。
「上がる」というのは、上に行くことに決まっているので、「上に上がる」という言い方はしません。
落馬とは馬から落ちるコトを言うので、「馬から落馬」という言い方は変です。
二重表現は不自然かつ意味のない文なので、気をつけましょう。

Re^2: 〔その他〕

◆ 鬼半蔵◆00/Hanzo [5377] 05/10/10(月) 08:55
 文章の読みやすさに気を遣うことには賛成しますが,それも時と場合を考えてでしょうね。

 最所の例に挙げられているような「音を重ねる」事に関しては,セリフに用いて発言者の幼さや語彙の乏しさを表現することができます。地の文を書く際にもそれを誰かに語らせる手法を採る場合には個性を表現する上で利用価値がありますね。
 最後の「二重表現」では前後の関係で二重表現とならない場合もありますね。「台の上に上がる」ならO.K.でしょう。「台の上に降りる」ことも可能ですし。
 上とはupなのかonなのかoverなのかaboveなのか。日本語と違って,規則の厳しい英語(や欧州語)に直してみて,不自然になる場合は日本語でもおかしな表現であると気付くことができます。
 逆にこれをセリフに用いて,発言者の興奮状態を表現することができる有用な手法でもあります。

 何処で忌み,何処で用いるのか,これが重要だと思います。

Re^2: 〔その他〕

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5368] 05/10/07(金) 22:12
 詩文の世界には「韻」という概念もあるわけで、「同じ音を重ねない」と言い切ってしまうのはどうかなー、と思うんですが・・・。

 言葉の引っ掛かりに気を付ける、ということ自体に異論は無いんですが。

Re^3: 〔その他〕

◆ キルシェ [5373] 05/10/08(土) 23:14
詩ではそうなんですか?
私は小説の話をしていました。

押韻

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5375] 05/10/09(日) 00:23
「詩」とは言ってません。言ったのは詩文。文学作品を広範に指す言葉です。詩と小説の境界線なんて、あやふやなものですよ。特に韻や字数に囚われない散文詩と比べると。

 そして押韻は詩文全体に関わる技法です。散文である小説では韻を踏む必要、踏まねばならないという規則はありませんが、必要が無いことと、やってはいけないこととは話が違います。

 押韻についてあれこれ言えるほど詳しくはありませんが、音のリズムや響きを整え操るのが、韻の手法です。その韻について考慮せずに音の話をされてもなぁ、というのが、先のコメントをした理由です。おかしなタイミングで音が重なっていれば、それは確かに韻が踏めていない事になってリズムを崩すでしょうが、逆にキチンと重ねれば、テンポの良い表現になるはずです。

 ・・・まぁ、じゃあこれまで韻を踏まえて文章を書いてきたの、と問われれば、いや別に、と口ごもってしまうのですが。しかし改めて言われてみれば、やっぱり考えた方がいいんでない、というのが回答になります。

 その辺、気になる人は各自で「押韻」について調べて考えてみてね、ということで。取り入れるにせよ、入れないにせよ、文章を書く上で、頭の片隅に入れておいて損はしない概念だと思いますよ。はい。

Re: 押韻

◆ キルシェ [5376] 05/10/10(月) 08:02
ほお〜、勉強になりました。時間があるときに少し調べてみます。

ただ、私が言いたいことを例に上げてみると

× 〜さんの私用の車を使用したい。
○ 〜さんの車を使用したい。

× まだ試用期間中の新薬を使用する。
○ まだ試用期間中の新薬を服用する。

× 文章の中で、近くで同音を繰り返すのはやめましょう。
○ 文章を書くときは、近くで同音を繰り返すのはやめましょう。

極端にいってしまえば、こういうことです。文章のリズム云々以前に、「読みにくくなる」ということを伝えたかったのです。

詩のことで一つ

◆ キルシェ [5374] 05/10/08(土) 23:24
詩で一つ思い出しました。

詩的表現や、擬音を繰り返すような表現は、初心者の方は極力控えた方がいいかと。読み手が飽きることが多いです。詩を入れてしまうと、そこで物語の流れが止まってしまいます。読者は物語を読んでいるので、それを無意味に止めるのはよくありません。
ネット小説は最初の一文二文で読み手を引き付ける必要がありますから、下手に詩などを書くのはよろしくなかったりします。文の途中に入れるのは尚悪い。
詩的表現を多用したいなら、話自体を詩的にするべきです。普通の文章と詩をまとめるのは、余程自信でもない限り……。

文章にはリズムがある。

◆ Hermit [5353] 05/10/05(水) 00:49
 私は文章にはリズムがあると考えています。ここでいうリズムとは読み易さと取っていただいてもいいのですが、説明が難しいのも事実だったり……。

 文章を読む時、一度でもつまるとそれまで読んでいた勢いが途切れることがあります。そうしたつまりがなぜ起きるのかを考えていくと、文章に違和感があったり単語を変えた方が良かったりと色々あります。
 描写が不適切な場合にも流れがおかしいような違和感を感じることもありますし、淡々と読み進む場合には一見読み易いようにも感じますが中身が伴っていない場合の方が多かったりします。
 
 何よりも、自分の書いた文章を一度通して読み返すことをお薦めします。また、作者の場合自分の中に作品のイメージがあるために情景描写の欠けなどを見落としがちになるため、第三者の目を心がけるか、誰かに目を通してもらう事をお薦めします。
 ちなみに、どれだけ心がけようと自分もコレによく陥りますが……(^−^;

自分の意見でよろしければ

◆ ミスリル [5348] 05/10/04(火) 17:50
できるだけ読みやすい小説を目指しているところです。
簡単に言うならば。
・難しい漢字を積極使わない(これは自分もわからなくなるからですw)
・セリフを誰がいったかを分かりやすくする(これは当たり前でしょうか)
・文法を間違えない(現在修行中です)

こんな感じです。意見の1つになればいいなぁと思います。

行の取り回し

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5341] 05/10/03(月) 00:40
 行の折り返しと、改行とを、区別して考えることなどでしょうか。PC上で言うなら、画面の端まで文字が来たから、紙の上で言うなら、紙の端まで文字が来たから、もう文字を書く場所がないから行を改める、というのと、文章の内容的に意味があって、目的があって、場所の云々と関係なく行を改めるのとは、性質が異なります。

 今、この掲示板で書いている文章もそうですが、文字が端まで行けば自動的に(強制的に)折り返してくれる環境下で書くのであれば、意味のある改行以外は、基本的にしなくて良いというか、してはいけないのではないかと思います。
 ただ、これは改行をするなという意味の話では無いので、誤解なきよう。意味や目的、表現や演出の手段として、積極的に改行を使う、と言うのなら、それはそれで結構だと思います。ただ、意味も無く漫然した改行をしていてはいけないと思う、という話。


 あとは、空行の使い方でしょうか。紙媒体の本であれば、ページという強制的な区切りが定期的に入るわけですが、PC上で書いていると、強制的な区切りというものは介入せず、意図しなければずーっと一続きの文章になってしまいます。それでは読みにくいというか、見にくい、今どこまで読んだっけ、というのを見失いやすいのではないかということで、適当な間隔で空行を入れています。
 これに関しては、そもそも空行を入れること自体の是非を含めて、個人の主義主張に依るところが大きい問題だと思いますが。私としては、大体20〜30行に1、2回程度を目安に、話の意味的に区切りが付くタイミングを見はからって空行を入れています。・・・DOS時代(一画面25行)の時代に身に染みた習慣だったりしますが。

 それとは別に、大きくシーンが切り替わる、時間や場所が大きく動くようなところでは、二行続けて空行を入れたりもしています。

〔会話シーン描写〕

◆ ○ [5336] 05/10/02(日) 00:08
会話シーンの書き方、表現、注意点などについてお願いします。

Re: 〔会話シーン描写〕

◆ 鬼半蔵◆00/Hanzo [5379] 05/10/10(月) 09:20
 こういう書き方もありますよ,ということでひとつ。

 会話は通例「」で囲んで表現するものであると思いますが,俺はときどき「」を取っ払います。

 e.g.
 ありがとうと云ってそれを受け取った。

 目的は様々です。そのセリフに焦点をあてない,スムーズにセリフと動作を繋げる,文章のリズムを崩す等。

話の輪ってどんな輪?

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5342] 05/10/03(月) 00:40
 基本的なところになりますが、まずは、その場面に誰が居合わせているのかの整理。位置関係とかも考えた方が良いでしょう。すぐ隣でささやくのと、離れた相手に呼びかけるのとでは違った性質の会話になるでしょうし、離れている相手に小声でヒソヒソと話そうと思ったら、発言に先立ってそばまで移動するといった描写が必要になります。

 その辺を踏まえて、この台詞は、主に誰に向かって言ったのか、ということの把握と表現。そして、それがどの程度相手や周囲に伝わったのか。人間、思ったことがそんなに簡単には上手く伝わってくれない物で。上手く伝わらずに誤解されたり聞き直す必要があることもあれば、逆に慣れていて阿吽の呼吸でズバッと伝わることもあるでしょう。複数の相手に向かって話し掛けたなら、相手によって理解の度合いに温度差が出ることなども考慮した方が良いかと思います。

〔心理描写〕

◆ ○ [5335] 05/10/02(日) 00:07
会話に表されない内面的な描写、心理描写についてお願いします。

Re: 〔心理描写〕

◆ 鬼半蔵◆00/Hanzo [5380] 05/10/10(月) 09:32
 直接描写せずとも,ヴィジュアルで表現することがありますね。

 投稿作『Short-short of Phantasia』からミントの心情を表現する例として,

 月夜。
 夜霧の中。
 右へと左へと。
 のそのそと動く影。
 月の明りに照らされて。
 切り取られた漆黒。
 近づいてくる。
 重い空気。
 不安。

 この文章の言葉と規則的なレイアウトで,何か不安要素があり,他のことを何も考えられない状況が表現したつもりです。

以心伝心

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5343] 05/10/03(月) 00:44
 口に出すか出さないかの違いであって、抜本的なところでは口に出す台詞とそんなに考え方に違いはないんじゃないかなー、と思います。口に出さなかった理由や事情への配慮が必要なだけで。まぁ、口に出す台詞でも、小声でささやく時もあれば大声で叫ぶときもあるし、早口でまくし立てる時もあればゆっくり喋ることもあるわけで、口に出さないというのも、その延長線上にある選択肢の一つ、という捉え方も出来るんじゃないでしょうか。
 あとは、口に出すよりも、かなり相手や周囲に理解がされにくい、見逃されたり誤解されたりしやすいのをどう扱うかという程度かなと。

〔戦闘描写〕

◆ ○ [5334] 05/10/02(日) 00:06
戦闘の立ち回りや技の描写方法などについてお願いします。

考えるんじゃない、感じ取れ

◆ Hermit [5351] 05/10/05(水) 00:13
 戦闘描写はどれだけ緊張感と臨場感を出せるかが重要だと考えています。

1:緊張感
 戦闘はその多くの場合において命のやり取りであり、死と隣りあわせだと考えられます。要するに負けられないわけで、必然的に真剣なものとなります。相手との間にある緊迫感、互いの距離、戦う目的、思考……そうした張り詰めた雰囲気を保つことを心がけています。

2:臨場感
 激しい動き、緊張にこわばったりする感覚、そのキャラクターの視点などを駆使します。剣撃ならばどう考え、どう見て、どう踏み込むのか? またどれくらいの勢いで剣を振り、剣はどういう軌跡を描き、相手はどう動くのか? 動きをどれだけ読者に伝えられるかはいつも気になるところです。

ちなみに、「考えるのではなく、感じ取る」ような流れるような戦闘描写を心がけていますが、「感じるのではなく、きちんと考えて」文章は書いています。

機動戦

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5344] 05/10/03(月) 00:46
 距離、位置関係を重視して、その変化に気をつかうようにしています。戦場という空間をどう把握して、演出するか。

 遠距離。魔法などの飛び道具専用。敵から直接の反撃を受けるリスクは低いものの、攻撃もしにくい。前に出ている味方との連携も上手く取れず、独自の判断で行動する必要性が高くなるでしょう。純粋に位置関係が重要になる間合いで、敵や味方との、距離や方位の整理が必要。味方を巻き込まないタイミングを図るような動きが必要でしょう。

 中距離。前に出ている味方と連携しながら飛び道具で戦う間合い。その連携をどうやって取るかが見どころになるかと思います。

 近距離。白兵武器が当たるか当たらないかの間合い。その間合いを図る動作の描写がメインになるでしょう。

 至近距離。白兵武器を当てるために踏み込んで間合いに入った状態。ここまで来ると、手足の位置などの姿勢、体勢の把握が必要になってくるでしょう。たとえば、右手に剣、左手に楯を持って構えているなら、単純に考えると、左足が前で、左手で楯を前に出した体勢になっているでしょう。そこから踏み込んで攻撃を仕掛けるとしたら、右足を踏み込んで剣を右から左へ振る様な動作が、単純に考えた場合の動作となるでしょう。その辺、足と手の位置の把握が必要になってくると思います。

〔ストーリー〕

◆ ○ [5332] 05/10/02(日) 00:02
ストーリの決め方、作り方、発展のさせ方、組み立て方などについて、お願いします。

Re:オチオチ眠れない

◆ 上善如水 [URL] [5450] 05/11/28(月) 02:56
久々に出没の上善如水です。
自分のストーリーの練り方は台本の無い舞台のようにアドリブがメインですが…
一貫していることがあります。
『起承転結』の『起』と『結』をまず最初に立てます。
基本的にオチ有りきな性格がそうさせてしまうとですが(笑)
『起』から始まり『結』に向かうまでの道筋をどう進むのか?
それを考えておくだけで、大分楽に書けるようになりますね。

ストーリーを複数考えておく

◆ ライオンズ4番ロイド [5444] 05/11/26(土) 22:32
 参考になるかどうか・・・ストーリーを複数考えておくのはどうでしょう?僕は話を作るとき、必ずいくつか候補を上げておいて一旦それぞれを短めにかきあげるんです。で、どの作品がうけるかなと言った感じによく吟味し、これだ!と思ったものだけを最終的に本書きするというやり方です。んで、後に残った没作品は後々の投稿用に残しておく。こうすれば、あらかじめ下書きがされているから、ちょっとの手直しですぐに話を発展させることが出来るんです。僕のだと・・・「酒と言う名の麻薬・・・」がいい例ですね。
 あとは始まり方から終わり方まで諦めずに書き上げる事。とにかく小説を書くにはガッツが必要です。最後までめげない事が小説作成において一番重要だと僕は考えています。

Re: 〔ストーリー〕は、あまり、偏ったものは少しだけ、

◆ にゅ [5371] 05/10/07(金) 22:53
シリアスに偏りすぎると、返って文章が書きづらくなってきているにゅです。
ちなみに、実体験。
ので、適度に妙な路線へと変更しつつ、しかし、その事実は全く、変わってないみたいな感じですね。
代表例として、心の傷の物語〜第2話〜あたりを上げておきます。なのに、番外編2の方では、明はたこ殴りです。愛ゆえの行動ってやつですかね?たとえ、愛するものでも、自分よりも(しかも、他者の力を受け継いで)強ければ、許せないという行動に繋がっていきます。
それに、強ければ良いというのでもないということを私は言いたかったんです。
話をそらしてしまって、すみません。
とにかく、ストーリーで重要なのは、いかに、相手に自分の言いたいことを言えるか?ですよ。伝えたいのに、伝えきれない文章は自分でも多いくらいですが、それでも、表現を自由にして、伝えたい文章は書いてます。
矛盾がどうのこうのは後回しです。
そして、最後に確認をする。これは、自分がこれを出していいのかどうか?ではなく、自分の書きたい文章が相手に伝わっているかどうか?の確認です。

そして、最後にストーリーを完成させるに当たってもう一つだけ。
てきとうな文章を書かないこと。自らを致命的に持っていくことですね。
まあ、この辺でしょうかね?

明確な終わりに向けて

◆ Hermit [5352] 05/10/05(水) 00:31
 どれだけいい話でも完結しなければ読者に失礼だと考えているので、どのようなラストにするかは書き始めと同時に決めていることの方が多いです。同時に話の最初から終わりまでの大まかな流れを考えて、それを何度も熟考を重ねつつ細分化し各エピソードとその位置づけを詰めていきます。

 あとは途中途中のエピソードがラストの物語へ至るためのキャラクター描写もしくは伏線となるように気をつけています。

 肝心なのは、やはり自分が何を書きたいのか全体像を掴んでおくことだと思います。

Re: 〔ストーリー〕

◆ Mr、アルベイン [5347] 05/10/04(火) 17:03
先日友人と小説の話をした中でストーリーについての話をした際に友人は、
『ストーリーは一番頭から考えるのではなく、書きたいシーンが1つでもあるのであればそこから前後左右に派生させて1本のストーリーを書き上げるべきであり、中途半端に所々のシーンを考えていたら繋げるときに絶対に歪みが出るからやめるべきだ、そしてこれは小説を書く上では一番基本になる』
という風に言っていました

今書いているのは、何? 何の為?

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5345] 05/10/03(月) 00:47
 基本的には起承転結法の延長線上程度の考え方で書いていますね。話の方向性を提示する起、それを素直に進めていく承、方向を転換し意外性を見せる転、最終的な到達点となる結。
 ただ、必ずしもその四つを順番に並べて書く様に意図しているかというと、そうでもないですね。それでも、今書いている文章は起承転結の何に該る部分なのか、何の目的のために書いている部分なのか、というのは意図する様にしています。何か新しい展望を始める為の描写なのか、これまでの話をこれまで通りに進めていく為の描写なのか、方向転換、これまでの展開の中の失敗やより良い新しい何かの提示をする描写なのか、一連のやり取りに区切りをつける結びの描写なのか。

 しかし、「転」の部分が新しい別な展開の「起」を兼ねていたり、そのまま続けて前の展開の「結」の部分が新しい展開の「承」の部分を兼ねていたりもする様な気がするので、なんだか微妙な話。
 まぁ、常に二手三手先の展開を考えながら書いて行って、今書いている話が、続いて書く話との関係がどうなっているのか、どう言う意図の部分なのかを考えながら書いて行きましょう、というところでしょうか。はい。
マジェスティックファンタジアン Nebel TreeRes BBS v1.00β Credit:校倉