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- ▼ - はじめの第一歩 - kye [6663] 07/12/04(火) 22:14
- ・Re: はじめの第一歩 - アリス [6671] 07/12/05(水) 20:04
- ・Re: はじめの第一歩 - イル [6670] 07/12/05(水) 19:36
- ・Re: はじめの第一歩 - ライオンズ4番ロイド [6669] 07/12/05(水) 19:06
- ・Re: はじめの第一歩 - AM [6666] 07/12/05(水) 15:31
- ・Re: はじめの第一歩 - ルーキィ [6665] 07/12/04(火) 23:11
- ・Re: はじめの第一歩 - 蜜柑 [6664] 07/12/04(火) 22:59
- ・Re^2: はじめの第一歩 - kye [6689] 07/12/06(木) 21:58
はじめの第一歩
- ◆ kye [6663] 07/12/04(火) 22:14
- どうも、久しぶりに筆を取ったら文章があまりにへろへろで愕然としたkyeです。
何がへろへろかって、書き出しの一文なんです。
パンチが効いてないいないというか、凡庸で味気ないというか、ともすれば文法すら間違っているというか……。
そんなわけで久々に書き出しの重要さについて思い知らされました。(自分で勝手につまずいただけですが…)
そこで物書きさんに質問です。
書き出しの一文で気をつけていることはなんですか?
舞台背景の説明だったり、いきなりセリフだったり、時間や場所を書いたり等々、こだわりのようなものが無意識にしろあると思います。
自分は自作を読み返してみて、妙に感覚に訴える描写が多いことに気づきました。
日が出ていて温かい。夜だから涼しい。特徴的な音がする。必要とされる静寂がある。
そんな書き出しの中で特に「匂い」について書き始めることが多いようです。
昔から鼻炎で匂いがよく分からなかったせいか、鼻うがいで症状が改善してからは匂いに敏感になったのかもしれません。
最近は作品の頭に序文らしきものを添えるので、せっかくパンチを効かせても無駄になってしまうこともしばしばで、今回は改めて書き出しについて考えてみたいなと思った次第です。
一文、一節、一言、一句、一字、に神経をめぐらせて生み出す、作品世界を切り拓く書き出しの魅力を感じたいですね。
お気に入りの書き出しなんかも教えてもらえれば面白いと思います。
では、よろしくお願いします。
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Re: はじめの第一歩
- ◆ アリス [6671] 07/12/05(水) 20:04
- そうですね。
私はかなり適当にやっている部分が多いですが、真剣に書くとすればやっぱり読者にとっかかりやすい文章で始めていますね。
あるいは読者の興味をひくような文章。
前置きは長くない方がいいと思いますよ。
所詮アマチュアの技術ですから、そういった意味の無い、読みづらくするだけの文章を無駄に書くくらいならできるだけ早く本文に入った方が良いと思っていますので。
参考になれば幸いです。
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Re: はじめの第一歩
- ◆ イル [6670] 07/12/05(水) 19:36
- こんばんは、イルです。
久し振りに自転車に乗ると、進み方がへろへろじゃないですか?
でも、段々感覚を思い出して良くなる。
小説もそうなんだと思います。大事なのは、そのへろへろさに嫌気が差して投げ出さない事ですよ(私は嫌気が差して五年近く乗ってません)。
投げ出さないkyeさんならすぐにいつもの調子に戻れますよ!!
そんな簡単に投げ出す私はここ最近書き出し、というかタイトルを書く前に、一人称を書いてますね。大体その話のテーマみたいなものに触れた奴を。そうすると、小説全体の方向が定めやすい気がして、投げ出さずに書き上げれます。
あ、だから書いていく内に話が変わったら書き出しも変えてたのか自分(今更気づきました)。
なんというか、小説の魅力の為ではなく個人の都合の為のような書き出しな気がししますが、少しでも何かの参考になれば幸いです。
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Re: はじめの第一歩
- ◆ ライオンズ4番ロイド [6669] 07/12/05(水) 19:06
- こだわりは持たないのでござんすけど、先制攻撃はとにかく簡単な場所や状況から切り込むことが多いですね。
何より読むほうは状況がわかって無いから、本当に大雑把にでも状況がわかるような事を投げかけていています。で、徐々にその簡単な状況を掘り下げていくーってな感じで。
ちょっとフシギな空間が持ち味のkyeさんの作風にはあまり合わないかもしれない先制かもしれませんけど、一応レス。
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Re: はじめの第一歩
- ◆ AM [6666] 07/12/05(水) 15:31
- こんにちわー。書き出し、かぁ…。どうでもいいですが寝る直前に思いつくことが多いっす。起きた時にはすっかり忘れ去ってることも多いですが。
私は文字通り先制パンチなつもりで考えてます。読んでくれた人が少しでも「お?」って思うような続きを気にしてくれるような、まあまたあざといっちゃあざとい心意気で。
ですので台詞や話のキーワード的な一文で始まる時にはなるだけインパクトのある内容で、状況説明で始める時は状況の倒置法っていうか「結果」から入って「過程」の説明は後回し、みたいな感じで書くことが多いですねー。
ですが素敵な序文を書けるなら書きたいっていうのも本音だったりします(笑)なかなか雰囲気ある言葉を捻り出せないのです。
こんな感じであります。それではー。
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Re: はじめの第一歩
- ◆ ルーキィ [6665] 07/12/04(火) 23:11
- こんばんわ。書き出しの一文…正に作品のテンションを決める一言ですね。
私の場合はどうやら、書き出しの一文が自分的に気に入るかどうかでそのお話を書き上げるテンション持続するかが決まるようです。
ここ1年程ずっと一人称で綴るお話を書き続けていますが、そのキャラが現在見ているモノ――風景や状況などから描写する事が多いです。
話の主軸に触れるものだったり、お話を通じて登場するアイテム……キーワードだったり。
最初に『これからこんな事について語ります』とテーマを掲げて綴りだすような感じでしょうか。そのせいか、冒頭で伏線を書いていることが多い事に今気がつきましたw
今自分的にブームなのが、冒頭でお話のテーマを抽象的に描いた小話をでっち上げる事なのですが、、読む人にとってはなんだか唐突過ぎるかもしれないなぁ……と反省しました。
書き出しは作品世界へ読者さんを引き込む案内文。作者的に面白くても読者さんをそこで戸惑わせてしまっては、本編が始まっても只迷わせてしまうだけですものね。
「これやぁ!」と胸を張って言える書き出しをいつか生み出したいものです。
しょうもない自論も持ち出してしまいましたが、何かの参考にして頂けたら光栄です。
ではでは、失礼しました。
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Re: はじめの第一歩
- ◆ 蜜柑 [6664] 07/12/04(火) 22:59
- まだまだ未熟者ですが答えさせていただきます。
ミラージュの場合は日記と言う形で担当キャラに心情を語らせたり、あらすじを言わせたりとその時によります。
デスティニーのアナザーストーリーはキャラの心情を一文で言わせてます。
これでkyeさんの参考になればうれしいと思います。
それでは、失礼しました。
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Re^2: はじめの第一歩
- ◆ kye [6689] 07/12/06(木) 21:58
- みなさん、ご意見ありがとうございました。>>蜜柑さん
不定期の連載形式だとあらすじを含ませつつ前回の終わりと繋げたりして大変そうですね。
簡潔に書いてあらすじは本文に匂わせる程度でも作品としてはいいかもしれませんね。
完成度を取るか、読者を取るか……。難しいです。>>ルーキィさん
書き出しが決まると続きがするする出ますよね。
テンションの蛇口を一回でどれだけ捻られるか、という意味も書き出しにはありますね。
適切な水量を一回(あるいは数行)で捻り出さないといけないのは難しいですが、そこさえスムースに出来ればあとは内容に合わせて調節するだけですからそこはもう筆力の問題ですね。
やっぱり会心の一行目には憧れます。>>AMさん
インパクト、大事ですよね。語り部としての主導権を握る絶好の機会もまた書き出しの一面なのでしょう。
あざといだなんてとんでもないです。あざとさにも美学があると自分は思っております。カッコつけましょうぜ。
倒置法も出すべきとこで出すからいいんでしょうね。「諸君らの愛してくれたガルマは死んだ! 何故だ!」みたいな。(なんか違いますが…)
序文もだらだら書いてると序章になっちゃいますからね、それはそれでセンスが必要なんでしょうね。>>ライオンズ4番ロイドさん
簡潔さもやはり書き出しでは大事でしょう。一行で簡潔に状況を伝える書き出しというのもなかなか難しいものだとは思います。
ミステリなんかで読みましたが、味気なくなるときがありますから、本文の内容が濃厚であるほど逆に効いてくる場合もあるでしょうね。
参考になりますよ>>イルさん
さっぱり忘れてれば新しい文体でも獲得できるのでしょうが、へろへろな状態で調子が戻ってくると、「そういえば、このへろへろがデフォルトだったじゃないか」と変な落ち込み方をしてしまいます。
お話の方向性を決めるためという意味では書き出しはかなり重要でしょうね。
もちろんお話が進んで、どんでん返しを喰らわせるときまでその方向性を引っ張れるのなら書き出しの力はなお大きいでしょう。>>アリスさん
軽く読むつもりだった場合、だらだらとした出だしは読む気を削がれてしまいますよね。
読者に「読んでもらう」ことを考えた文章を書いていきたいです。
簡潔なだけでなく簡便でもあって欲しいわけですね。
総合すると、簡潔でインパクトがあってストーリーの主軸を匂わせてあっさりしている書き出しが望ましい……というワケではないですね。
みなさんのご意見を読んでいて気づいたことがあります。
それは書き出しの効用の「先制」という部分に限っても意味合いが多々あるのだということです。
作者が読者に対して主導権を握るための書き出しがあれば、読者が物語に入り込むための書き出しもある。
うーん……深いです。
作品に合ったそれぞれの書き出しを考えるほかないということでしょうかね。
このご意見を参考に、これからも精進していきたいと思います。
蜜柑さん、ルーキィさん、AMさん、ライオンズ4番ロイドさん、イルさん、アリスさん、ご意見、本当にありがとうございました。
みなさんの創作が順調にいきますよう、祈っております。
ではでは〜。
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