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「オリジナルOO」に関して

◆ 樹 [6971] 08/10/30(木) 20:17
 今晩は。たまには議題を出してみようかな、と思い立ちました。
 独断と偏見と思い込みに満ちているかも知れませんが、宜しくお願いします。
 訊いてみたいのが、この小説コーナーにおける「オリジナルOO」って、正直な所どう受け取られているのかなという点です。
 代表格が、各作者が独自に考えた「オリジナルキャラ」と、シリーズ既出のキャラではなく、そのオリキャラを中心に物語を構成した作品を含めるジャンル「オリジナルオンリー」の作品群。その二つですね。

 オリキャラが苦手な人、嫌いな人はご遠慮願いますとの注意書きをしている作品は、けっこう多いという印象です。それにそういう人が本当に多いのなら、オリジナルオンリー作品群をも苦手とする人も多いと思われます。
 でも、そこが私などには、よく解らない点でもありまして。

 第一には、普通の市販されてる小説って、大概は「オリキャラ」(つまり過去に商業出版された小説・アニメ・漫画等に既出ではない、その作品で初めて登場するキャラ)だけで構成されてるじゃないか、という点。
 商業ルートでここでの「小説」と同じノリのことをすれば、著作権法に違反するとか、盗作ないしパクリとの汚名を免れないか、という事になります。
 でも「オリキャラ苦手」な人々は、そういう普通の約束事にのっとって書かれた小説が、苦手だとか嫌いだということになってしまう。

 もしそういう事が起きるのなら、それはなんでか。既出のテイルズキャラとの絡みでそうなるのか、または別の原因でか。


 第二に、もしシリーズで新しい作品が出てきたとしたら、それらだって過去のシリーズキャラを(大っぴらには)出してない、つまり初めて触れる人にとっては「オリキャラ」で満ちているじゃないか、という点。
 この言い回しで、言いたいことが伝わってるかどうも不安ですが。つまりオリジナルオンリー作品であれば、それも「新しいテイルズ物語だ」と思って読めば、そういう感性で楽しめるんじゃないか、と思うわけです。


 ここからは独断と個人的好みと思い込みで書かせて貰いますが、普通の「MIX作品」と「MIXOO作品」との一覧を、作品点数でざっと見比べてみると、どうも(一般には既出のテイルズキャラを、個々の作品ごとの区分けを取っ払って一緒に出演させた作品を含むジャンルとしての)前者の方が、作者がイチからキャラや、場合によっては世界観なども練って作った後者よりも、平均的に高い評価を受けてるように見受けます。

 まあファンサイトだから仕方ないという面もありますが、私みたいな屈折した人間には、後者よりも前者の方をひいきしたい部分がありまして。
 自分が今、そういう作品を準備してるって事情もありますが。上記のような視座から、後者のように「自分で考えた」作品の方が「小説」の本義に近い位置にあるような気もするし、また、元々このサイトの大部分の人々に受け容れられていて、出せば好まれるって予め解っているテイルズキャラに頼らない潔さ……? みたいなのも感じる。

 少なくとも「自分で考えて書いてる」分だけ好感持てるな、と言って、高評価をくだすこともしばしばです(比較して同じくらいのレベルの作品だな、と思った場合には、です)

 言い方悪いかも知れませんが……
 MIX作品の中には、なりダンやファンダムのように、ただキャラを混ぜこぜで出演させて、ワイワイガヤガヤやらせるだけで、キャラ個々の内面を掘り下げたわけでもなく、現実世界あるいはゲーム世界観の中のテーマに新たにコミットしたわけでもない、ホントにただそれだけって作品もあるように感じていて。
 シリーズで出された新たな作品に関して、
「過去キャラ出演させて前作(キャラ)の人気に頼っている」
 といった批判は結構、雑談版でも目にするのに、小説でもそういうものを書く人は結構多い、と、なんか納得いかないものを抱えていましたから。

(このへんは独断バリバリなので、気を悪くされたなら批判とか反論もお待ちしています。受けつけた上で反論なり謝罪なり対応いたしますので)
 日常において私の感じているのは以上です。
 創作のうえで今後の参考にさせて戴きたいのは、

「オリキャラは本当に嫌われてるのか(そういう人間がたくさんいるのか)」
「いたとしたら、それはどういう原因でか」
「MIXOOジャンルの今後の可能性(魅力的な作品を書くには……)」

 などに関する意見です。
 その他でも、思うところがあればいろいろ書き込んで下されば幸いです。
 それでは

お礼と結論

◆ 樹 [6980] 08/11/02(日) 00:10
 ちょっと回収が早すぎるのかも知れませんが、ほっとくとすぐ文字の海にうずまっちゃう長文バカなため、レスを下さる方がこれ以上ふえると返信において収拾つかなくなるかな……という懸念があるので。
 レスを下さった方々に、まずはお礼申し上げます。
愚問に答えていただき、ありがとうございました。
 ジュスチスさん、通りすがりさんが挙げられた「テイルズキャラを噛ませに使うのが許せない」というのはあるでしょう。それはやはり、ここの多数派であるテイルズキャラを愛でる方々に配慮が欠けた使用法といわざるを得ない。それからオリキャラメインの小説は構造上、ほぼ長篇に限られると言うのも。
 このサイトを見ていてしばしば驚かされるのが、みなさんのキャラクターに対する愛の深さ、と言いますか……戦闘システムややりこみ要素、といった、純粋にRPGとしての面白さを評価してテイルズに入ってきた私には、わかりにくい部分でもあり、だからこそ今後、より尊重するよう配慮しなければいけないなあ、とも感じています。
 こういう背景からして、ちょっとキャラへの愛着に薄いと思われる私だから、ギャグ小説の面白さはよく解らないし、増してその中における「キャラ壊し」などの方法論が、単純に許せなかった。それは原典をただナゾってるだけで原典のパクリだ、そこにどういうオリジナリティーがあると主張できるのか、大体キャラを壊して、ほんとに原典を尊重するつもりがあるのか……などの不満がありましたが、それもまた、キャラクターへの愛の形なのでしょう。同人誌的な、とも言えるのかも知れません。そこでの楽しみ方に、私が文句をつける資格は、言うまでもなく無い。
 モヤモヤが高じて変なことをしでかす前に、このスレで伺いを立ててよかったな、と思っています(苦笑)。小説としての面白さに重点を置いた評価、以外の評価方法もあるのだと、今回は勉強させられました。


 Kさんの言われたような姿勢も、原典へのリスペクトという意味で重要です。私の場合は……テイルズの世界観や設定を利用して小説を書くのは、お手軽で、敷居の低い表現方法だからだと思いますが、書き始めた前後に手がけていた大学の論文の執筆も、影響しているかも知れません。
 バラバラの材料を集めて、そこに自分の解釈をさしはさみつつ、最終的にある結論へと至る、一つの論を展開していく。
 この体験が非常に面白くて、論文もまた高く評価された。この書き方は、歴史・時代小説などにも流用できそうだという予感もあって、バラバラのピースを集めて文章を書く、という趣味として続けています。
 ピースの一個一個にはその際、最大の尊重が要求される。大学の論文でもきちっと、引用箇所の一つ一つに対しては出典の著者・出版社・出版年代・引用箇所のページ数や行数に至るまで、明記していきますから。
 私がここでする創作には、それを疑似体験する意味合いがある、と自覚しています。まあ、文章の練習ですね。キャラより世界観、ゲーム内の設定のほうを借りてくることを好むのも、そこら辺に由来するのでしょう。


 JUNさんの御意見からは、こういう二次創作においては評価のダブル・スタンダードが存在するものなのだな、と考えさせられました。
 二重基準。原典に忠実なギャグ小説を評価する一方で、原典を止揚したようなシリアス、ホントに小説として優れたものをも評価する。読者の傾向が完全に(でなくともかなりの程度で)どっちかに固定されていたなら、葵さんたちのようなケースは出てこなかったので平穏だったのかも知れないけど、コーナーとしてはやはり単調になってしまったのかも知れない。葵さんが居た頃は、このサイト全体で、評価の二重基準という存在に苦しんだ過渡期だったと言えるように思います。今もそれは、解決されたわけではないのでしょう。

「テイルズ小説」と言うとき、「テイルズ」「小説」という、読者も作者も
どちらに重きを置くべきかが問われる、二つの要素がある。テイルズで創作することを楽しむか、小説としての完成度を求めるか。
 読者の立場では、どちらを重視するにしても、そうではない方の作者や読者のことを悪く言わないし、そういう人たちがいることを理解する。
 作者としては、自分の創作ベースをどちらに置くかを大まかにでも決め、そうしたら、もう一方からの心ない評価などを受けてもその道を進むのだと、予めちょっとした覚悟をしておく。心ない読者というのは、どんなに治安のよいサイトにも現れてしまうものですから。
(勿論ふたつのタイプを器用に書き分けられる実力がある方は、そうして構わないわけですが)

 投稿小説コーナーを平穏に楽しむためには、何かしらのコツがあるとよいのかも知れません。
 以上です。
 私の準備しているのは正確には、MIXOOでなくてもよかったのかも知れません。D2への接続をいったん無視して、PS版デスティニーの「その後」を純粋に書いていく「別のD2」というコンセプトですから、PS版Dの世界観や雰囲気を尊重していくという意味では、ジャンルをデスティニーにしてもよかった、と今から思うとなる。
 ただ、ずっと考えていた問題ではあったので、皆様に覗ってみてある意味、決着をつけられた気分です。改めて、お礼を申しまして、締め括りにさせて戴きたいと思います。

 ありがとうございました。

(削除)

◆ [6981] 08/11/02(日) 00:16
この記事は投稿者により削除されました。

Re: 「オリジナルOO」に関して

◆ JUN [6978] 08/10/31(金) 23:41
 樹さんの疑問にお応えできるか分かりませんが。
 とりあえず僕が考える所を述べておきましょう。

 オリジナルキャラが出ているということが嫌われる傾向は、確かにあると思います。なぜかというと、やはりここには二次創作を読みに来ているという意識が強いからでしょう。

 樹さんは普通の小説や、普通の作品と比較してここに投稿されている小説を論じようとしています。その論法は、普通の小説というのは、テイルズという枠からすれば、オリジナルキャラがやっているようなものだから、そちらを評価するのにこちらにあるオリジナル小説が評価されないのはおかしいというものでよろしいでしょうか。
 このサイトに多い読み手からすれば、それは全くおかしなことではないのでしょう。というのも、ここに何か読みに来る人の大半は、原作を楽しんでそこで気に入ったことや、そこにあった楽しみをどれくらい広げてくれるかと期待して来ている方が多いからです。そういう方にとっては、中身が面白かろうがそうでなかろうが、まずオリジナルの要素を前面に押し出したというだけで思考から外すに値します。
 端的に言うなら、多数派はここに普通の本や小説を読みに来てはいないんです。無論彼らにとっては、バンダイナムコホールディングスから許可すら得ていない、新しい『テイルズ』なんて、何があったって存在しないんです。

 一つ例を挙げましょう。もう三年か四年ほど前になりますが、旧投稿板時代、ここに『セキナ』という方が投稿しておられました。この方は、現在角川出版から『葵せきな』という名前でライトノベルの文庫本を出している、プロの作家です。
 彼が投稿していた作品は、当時は比較的新しいシリーズであった、TOD2の世界観を下敷きにはしていましたが、メインキャラはほとんど出演せず、ちらりと出てもあまりストーリーには関わりませんでした。主人公はオリジナルだし、戦う相手もTOD2の流れからは大きく離れていたように思います。
 その様な作品だったにも関わらず、彼の作品は当時の人気投票でぶっちぎりの1位に輝きました。それはもう、今のランキングの1位であるマハスペ氏の作品に勝るとも劣らないほどの人気でした。
 理由は簡単です。彼の作品が抜群に面白かったからです。それはここへテイルズの二次創作を読みにだけ来ているつもりの人をも惹きつけるほどのものだったのです。オリジナルだというだけで敬遠する様な人でも、ひとたび彼の作品を読んでしまえば、その虜になってしまう程のものでした。もっとも、その後しばらくしてライトノベルの大賞で入選を果たし、プロとしてデビューするからには当然だったのでしょう。
 ですが、それはここを二次創作の場として認識している方々からは由々しき事態でした。『セキナ』氏はそういう方のための作品は全く書きませんでした。それなのにそちらに人気が集まるものですから、自然と小説投稿版自体の雰囲気も彼に追随したようなものが許されるようになってきます。オリジナルの作品が増え、原作のために作られた二次創作の地位が危うくなっていきます。テイルズ二次創作の小説版なのに、そうじゃない作品で埋まる様な事態となってしまう。
 そういう危惧からかどうか分かりませんが、やがてこじつけや、重箱の隅をつつく様な批判で『セキナ』氏を追いやろうとする動きが広がっていきました。捨てハンドルネームなどを使い、感想欄に中傷に近い書き込みが成される。それに対し、彼の作品を大切に思っている人が必死の反論をして炎上状態となる。そんな事態が頻発したせいか、セキナ氏はここから全ての作品を削除し、自分のサイトを立ち上げてそちらへ作品を移してしまいました。
 それからは、小説版はその時ほどの盛り上がりを見せないまでも、一応読み手が求める様な二次創作をメインとして大きく荒れることも無く、平穏に続いてきているように思います。
 このような事態は、確か他に『紫狼』という方の『古の記憶』という作品でも起こっていた様に思います。彼の作品も世界観はTOPでしたが、ミラルドがみつけた書物の中の物語という設定で語られる、主人公や登場人物がTOPとはほとんど別の作品でした。かなり完成度の高い作品ではあったのですが、酷い中傷や激しい口論が度々感想欄で見られていた様に思います。こちらの場合、その後連載が止まってしまったこととは、そんなに因果関係があるとは思えないのですが。

 これらの事態は、二次創作がやはり原作ファンのためにあるべきものだということの証明に思えます。やはり原作に敬意を抱く人にとっては、それをないがしろにする行為は許されないのです。それは作品の質とかに、さほど関係ありません。読み手として考えた場合、何でもいいから凄い作品を見つけた場合、多少の嫉妬心はあれど、平穏に続いて、きちんと終わって欲しいものなのですがね。そういう作品の方にどっちかというと有名になって欲しいとも思います。
 しかし、そんなものよりもまず原作のためにあるのかどうかを評価しようとする雰囲気、色がある。それが恐らく日本で行われている殆ど全てのゲームやアニメ、漫画や小説におけるファンフィクションの現状なんじゃないでしょうか。そして、それゆえに、それらは独自性を保っているのかも知れません。さらに言えば、一貫してそうであったからこそ、数えて八年ほども小説板が続いているのかもしれません。
 これらが、PS版エターニアの発売した頃からここを見てきた人間の結論です。残念ながら、オリジナルはオリジナルだというだけでやはり生きにくいものなのでしょう。


 これらは僕なりの現状分析です。続いてMIXOOの今後の可能性について。これは完全に僕の主観ですが。

 正直に言って、未知数だと思います。この作品の場所の雰囲気を見る限り、大きく表には出ていないまでも、オリジナルに近い作品で高い評価を受けている例があるからです。直接言及することは避けますが、うまく両方のファンを増やしているような作品の例は、樹さんにも思い当たるものがあるのではないでしょうか。MIXOOと銘打ってはいなくても、比較的書き手が自分で創り上げた色の強い作品が、ランキングに見られます。僕自身は点数を稼げていないので、良い例にはなれません。しかし実力で着実に評価を得て、アップされればあっという間に点数が付く様な作品を書く方だっていると思うんです。僕は、二次創作という記号とコミュニケーションだけに頼った高得点の作品より、それらの方を好ましく思います。
 だから、面白い作品さえ作ることができれば、十分に評価される下地というのはあると思います。本当に作品次第というジャンルが、MIXOOだと思うんです。短いですが、この辺りが僕なりの見通しでしょうか。

 ただ、MIXOOの膨張がサイトの崩壊を招くというのも、また事実だと思います。残念ながらこのサイトは、現状書き手のための場所では無く、原作が好きな読み手のための場所です。書き手のための場所となったとき、どういう風に生き残れるのか、僕にも分かりません。その見通しも無いままに、書き手としての視点だけで突き進み続けるのならば、やはり僕はサイトの『鬼子』なのでしょう。
 不人気で話題にも上らないならともかく、いずれ人気を得る時が来たら(永遠に来ないのかも知れませんが)、考えなければならないと思います。まだ僕は考えられていませんし、自分がそういう書き手だとして、書くことを止めることも、また無理やりに原作に従うこともできそうにない状況です。


 それはさておき、無理やりにまとめさせてもらえば。オリジナルキャラは、やはりそれだけで嫌われる方向にあります。それは、原作と認められないからです。しかし、MIXOOに関しては、面白い作品が面白いと言われる可能性はあります。だから見通しについてはそう暗くもないと思います。

P.S.
 樹さんの作品には期待しています。僕自身も、キャラ、世界観ともに原作だとしても新しい出来事などを積んで、掘り下げていくのが得意です。そういう意味では、もう新しいテイルズを作ってしまっている側なのでしょうか。いずれにせよ、僕はやはり書きたい物を書くという考え方が強い様です。作品については、やりたいようにやって、評価してくれる人に応じておけば良いんじゃないでしょうか。それでは。

Re: 「オリジナルOO」に関して

◆ ジュスチス [6975] 08/10/31(金) 01:58
一応ここの作者ですが、読者の意見として書かせていただきます。

「オリキャラは本当に嫌われてるのか(そういう人間がたくさんいるのか)」

本当に嫌いと言う人もいるでしょうが、オリキャラがいる小説を読まない人全部が嫌いというわけではないと思います。
思い浮かぶこととしては使い方、そして飽きたではないでしょうか。

通りすがりーさんもおっしゃっていますが、オリキャラ最強でテイルズキャラは噛ませなんて話は本当に読む気がしません。例を上げるとすれば
たまにあるのが本編の内容をオリキャラ数人交えてなぞる話。
オリキャラが精神的にも肉体的にも強すぎて本来の主人公がまったくのピエロになっていることがよくあります。
本編が劇的に変わるIFというわけでもなく普通の話でそれではあまりに魅力がないんですね。

私は結構前からこのサイトの投稿小説の方に投稿しており、読者側の頃からならもう5,6年ここの小説を読んでる気がします。
当時の私は小説というものが目新しく、文庫を買う小遣いもあまりなかったためここの小説(旧板)を片っ端から読んでいました。名作もありましたし、台本形式の話もたくさんありました。その中にはもちろんオリキャラばかりの小説も多く、それでも私は楽しく読んでいた記憶があります。
今の新板にあるオリキャラ小説と昔との違いはあるのかと言われると実はあんまりないんですよね。
人が考えるのは意外にも同じものばかりでありふれた内容が多いです。
そういうものを読むのを繰り返す内にオリキャラがメインの小説に飽きてしまうわけです。
目新しい作品もありますがそれはほんと一握りで、私のように趣味でやっている作者さんの力量では飽きた気持ちを吹き飛ばせないことが多いです。
最近では嫌いではないのですが、ほとんどオリジナルキャラがメインの小説を読んでいません。私のようにオリ小説を食傷気味に思ってる方も少なからずいると思います。

そして何よりオリキャラ小説の大部分は長編ってことですね。
オリ以上に長編に飽きているのも理由かもしれません。
長編を書ききれる作者って本当に少ないんですよね(おまえが言うなって話ですが(汗))
「MIXOOジャンルの今後の可能性(魅力的な作品を書くには……)」

ここでのMIXOOは結局テイルズ性よりもオリジナル性が強いってことでいいんでしょうか?
オリ世界でオリ主でキーにテイルズキャラがいるのであればMIXOOとしても成り立つでしょう。
もしくはテイルズ世界でオリキャラが活動するというのもMIXOOかもしれません。ただハーフエルフとかマナとかどの世界でもあるような項目が理由でテイルズ世界を選ぶのであればやはり一次として書いた方がいいと思います。

そして無理矢理にテイルズキャラを入れたくないと思うのであれば他の投稿場所で投稿する方が作者のためにもなると思います。
二次創作においてのオリキャラの魅力というのは本編キャラの魅力を2倍、3倍にも輝かせるようなキャラだと思っております。
自分の作品のオリキャラもそういうキャラになれればと深く思っています。でも
そんな自分の大事なキャラを噛ませにしたくないという作者さんもおられるでしょう。
でもこのサイトがどういう場所であるかということを忘れないで欲しいなぁとか思います。
あくまでここはテイルズが中心となるサイト。テイルズがあったからここの投稿場所にたどり着けたとのことです。
それでもオリ中心がいいんだという堅い意志があるなら二次じゃなくても一次で充分やっていけると思います。
自作を公開するのはどこででもできますし、誰かに読んで欲しいのあれば
読み手がそれを希望する場所で投稿して欲しいと思います。

最後らへんはものすごく失礼な書き込みですが、作者としての意見というよりは読者の意見のつもりで書いてるので重く見ず適当に流してください。

結局はオリジナルだろうが何だろうがおもしろければ何でもよかったりします。
でもおもしろいものがそう書けないからみんな悩むのですよね

Re: 「オリジナルOO」に関して

◆ 通りすがりー [6974] 08/10/30(木) 22:18
ここは二次創作発表の場ですからね…

オリジナルキャラの需要が高いか低いかはわかりませんが、ここの小説を見に来る人のほとんどはテイルズという題材が好きだから見に来ているのだと思います。その中でもさらに、ひいきの作品やひいきのキャラがあったりと…

とりあえず私の考えですが、

「オリキャラだから嫌われるということはないのでは。」

「嫌う原因があるなら、それは設定の甘さでは。」

「MIXOOは面白いかもしれないけど、結局のところ書き手の実力と読み手の需要しだいなのでは。」

って感じです。

オリキャラがひたすら強くて、テイルズに出ているキャラクタが全然かなわないような描写をひたすら書き続けたところで、それを面白いと感じる人はこのサイトなら特に少ないのではないでしょうか?オリキャラ同士でも同じですよねぇ。一人だけひたすら強い描写が続いたってつまらないと思うんですよ。

それらは結局のところ、設定が甘いということです。これは人づてに聞いた話なんで説得力ないですが…キャラクタを一人、ちゃんと確立させるには100以上の設定を練らなくてはいけないとか。ここの書き手の皆さんにそれだけの設定を求めるのは結構厳しいことだと思うんです。皆さん忙しいなか本職でもない小説を書いてくださっているわけですし…

魅力的なキャラを作るのは大変なことなんですよ。それに既存のテイルズキャラのイメージを崩さないように動かして話を展開させていくのだって大変だと思いますよ。既存のキャラクタに頼るというよりは、自分の中で既存のキャラクタをどのようなキャラクタとして成立させたかを求められるぶん、オリジナルを一から創造するのと同じくらい厄介かもしれないですし。

…とまあ偉そうに書いてしまいましたが、最終的には読み手の感想しだいなのではないでしょうか。あとここに来る人が読みたいと思う話にできるかというか…

二次創作の場ですし、書き手の方それぞれの技量も考えも違うでしょう。
あとは、読み手と書き手の求めるものが一致することしかないのでは、と私は思いますね。

Re: 「オリジナルOO」に関して

◆ K◆AbyelMjg [6973] 08/10/30(木) 22:03
こんばんは。
参考にはならないかも知れませんが、私の意見を。

まず、樹さんのフォーマットに則って結論を先に記します。

「オリキャラは本当に嫌われてるのか(そういう人間がたくさんいるのか)」
「いたとしたら、それはどういう原因でか」
  私は別に嫌いではありません。ただ、二次創作でオリキャラメインの作品を書くのは如何なものかと思っています。
「MIXOOジャンルの今後の可能性(魅力的な作品を書くには……)」
  外に出て、自分の好き嫌いに囚われず、色んな分野から見聞を深めましょう(こんなところで掲示板に書き込みしている私に言えた義理ではありませんが)

この手の話題でいつも思うのは、
「オリキャラをメインにするくらいなら、どうして全部のキャラを、世界観を、一から考えようとしないんだろう」
ということです。
正直それはもの凄く大変な事です。私も何度も挑んでは挫折しました。
でも、考える事は、二次創作を作るのとはまた違った楽しさがあります。
完成させる事ができればもっと楽しくなります。
低評価上等。自己満足上等。そんな感覚です。

二次創作でも「自分で考えている」のは事実ですが、それは何から何まで全部かと聞かれると答えは「ノー」。

汚い言い方になりますが、
「二次創作はどこまでいっても二次創作」
なのであって、それで自分の作品なんだ、というのは
「おこがましい」
くらいの気持ちでいなければならない。
そして、二次創作をしたくなるような作品を作って下さった方々に対して感謝の意を示す。それくらいの気持ちでなければいけない。
そう、私は考えています。

「世界観も何もかも一から作ったんだ!」という反論をしたい人は、考えてみて下さい。
「本当にそれは『テイルズ』の名をつける必要があるのか」
という事を。

「はい!」という人は、バンダイナムコゲームスの、テイルズシリーズを制作するチームに入る努力をした方が良いはずです。
「いいえ」という人は、二次ではなく、一次創作の世界へ足を踏み入れましょう。

以上、長い駄文失礼しました。

(削除)

◆ [6972] 08/10/30(木) 21:32
この記事は投稿者により削除されました。
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