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視点
- ◆ 雛 [7226] 09/05/31(日) 23:24
- 皆様は、小説を書く際に視点を変える時はどうしますか?
例えば、事の成り行きでという人もいれば
一日を終わらせて違う人に移す方もいらっしゃることでしょう。
しかし、これはあくまでも私の場合なのですが
私の小説は視点をコロコロ変えすぎて読者様を置いてけぼりにしている感がある気がします。
そこで、皆様は誰を視点として物語を進めるのか、そしてどこで自然に変えていらっしゃっているのか疑問に思いました。
でも、視点を変えずに書く人もいらっしゃるでしょうが意見をお待ちしております。
では、
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Re: 視点
- ◆ 紫理(元:kiku) [7229] 09/06/01(月) 18:17
- 自分が答えていいものなのか不安なのですが、少しでも参考になればと思います。
自分は、視点変えをするのは、已むを得ない時のみにしています。一人称で、それまで視点にしていた人がいない場面を書く時などです。
そうしている理由は、好みの問題だったりするので、置いておきます。
視点を変える時は、変えた直後(2,3文のうち)に、誰の視線になったのか、それが分かればいいと、個人的には思います。
ただ、視点を変えた時に、時間が狂う事が一番怖いです。いつの話をしているのか、いろんな方のいろんな作品を読んでいて、視点が変わった時に分からなくなることがあるので。特に、前の視点と、同じ時間の事を書くときとかは。なので、自分は、視点を変えた後に、いつの事か書くように心がけ、尚且つ、同じ時間を2つの視点で書かないようにしてます。
雛さまの作品で、2人の視点を行き来しているものが、あったと思うのですが、そういったものは、そのことがリズムを作っていると思うので、単純には、視点変えをあまりしてはいけない、とは言えない気がします。
自分としては、こんな感じです。
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Re^2: 視点
- ◆ 雛 [7230] 09/06/01(月) 19:37
- 紫理様!!ありがとうございます。
そうですね、やはり一人称の小説の方がまとまっている感じがあります。
やむを得ない場合のみ変えるというのは重要だと思います。
そうですか、いつ、誰に視点を変えたかより分かるように努力したいと思います。時間を狂わしてしまうことは、私も気をつけながら書いてきたことですがやはり少し狂ってしまうことがあります。
そうですね・・やはり視点変えは奥が深いですね。
はい、一番行き来しているのがありました。あれは視点を変えすぎたなぁと思っています。
リズムは一応あるのですが、まとまっていません。
二度目ですが、視点変えはそういう意味でも奥が深いと思います。
意見、ありがとうございました!
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Re: 視点
- ◆ kye [7227] 09/06/01(月) 01:39
- どうも。人と話すときに視点の定まらないkyeです。
お話を書く際に、まず人称の設定をしますよね。
特定の人物の視点から物語を見る一人称と、主観的な視点から遠ざかって物語を見下ろす三人称が、それぞれ主流です。
その一人称と三人称で、視点の扱い方はちょっと違います。
一人称は視点がそのまま登場人物のひとりになります。これは執筆者=キャラクターという、非常にシンプルな構造です。(叙述トリックなどでは、しばしばこれを逆手に取ったりもします)
キャラクターの目線で物語を見るので、そのキャラクターの関知しないことは絶対に書けないという弱点があります。
東京にいる人が大阪にいる人のことをリアルタイムで語るのは、ちょっと難しいですよね。
そこで利用されるのが視点移動ですね。
東京の人物から大阪の人物に視点を移し、別の時間や場所を書き出すことができます。
しかし、これは多用すると話の整理がつきにくくなって読者を混乱させる要因になりかねません。
読者の目線がどのように物語を追うのかを把握して、お話の頭から尻までの展開をおおよそでいいので完成させてから書き始めるべきだと思います。
理想的な形は、やっぱり視点移動無しで書ききることでしょう。
第三者からの情報という形で、物語を補完することもできるわけですから。
東京の人が大阪の人から電話をもらうようなものです。
(このとき視点が得た情報と、第三者からもたらされた情報の二種類が生まれます。視点の情報に嘘を書いてはいけませんが、第三者からの情報には嘘が含まれる場合も許されます。視点は関知できないわけですから。)
次に三人称ですが、これは物語と視点との距離にばらつきがあります。
前述の一人称に近い形で三人称を書くこともできます。地の文は視点となる人物の心情だけを抜き出して書くことが許されます。他は一人称と同様に類推するほかありません。
この場合は前述と同様、視点移動によって別のキャラの心情を書き出すことができます。
そしてやはり、多用すると混乱を招きますし、同じ意味段落の中で視点を変えてしまうと、輪を掛けて混乱します。(気にしない読者もいるようですが)
全ての登場人物の心情を把握して書く、神の視点と呼ばれる三人称もあります。これはRPGのセリフを読むみたいに、視点を気にせず書けます。小説としてはあんまり上等じゃないかもしれませんが。
さらに視点を離し、登場人物の心情を極力排した文体もあるでしょう。こちらは場所や時間の移動はありますが、視点を登場人物にはあまり定めないので段落を変えて場所や時間を変えてもそれが明示されれば大きな混乱は無いと思います。
視点変更のコツとしては、
一人称の場合は視点の一人称(僕とか私とかおいどんとか)を区別して使うということですね。単純に使いやすいし分かりやすいです。
三人称の場合は視点のキャラを明らかにすることですね。
主観から見る物語は詳しく書きすぎるときがあるので、ある程度控え目な描写を心掛け、他人(視点以外のキャラ)を書き出すときは具体的に分かりやすい情報を簡潔に書くべきだと思います。
そして一人称、三人称に共通していえることは、5W1Hを明らかにして書き出すということです。
やっぱり時間も場所も分からないんじゃ場面が把握できませんから。
視点の変え方は様々あるでしょうけど、一番大事なのは「読んだときに把握しやすい」ということです。
自分が読者ならば……。という客観をもって執筆することはとても有用だと思います。
参考になったかどうかは分かりませんが、以上が自分の私見です。
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Re^2: 視点
- ◆ 雛 [7228] 09/06/01(月) 16:12
- key様、ありがとうございます!
そうですね・・・一人称と三人称はそれぞれ違いますもんね。
視点の扱い方ですか、参考になります。
理想の展開は難しそうですが、視点変化がない小説が一番読みやすいのは事実ですね。
第一者、第三者それを使って物語を完成させる。貴重な意見でした!ありがとうございます。
それを使って書いていければと思います。
神の視点、そうですね。あれは小説としてはあまり好まれない形かも知れませんが、場所をわきまえればフィットすることだってありますもんね。
混乱を起こさせないように視点を離す・・・ですかなんだかここまで考えていただいて恐縮です。
視点の一人称に着目、5W1Hを明らかにすること、簡潔に書くこと
沢山の為になることをありがとうございます。
これからは、読んでもらった方々に分かりやすい小説を書くように心がけていきたいと思います。
意見、ありがとうございました。
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