創作相談板 記事No.2971
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Re: 作者様を語ろう!(阿走さん編)
- ◆ 鯖の味噌煮 [2971] 03/12/20(土) 14:50
- こんな新参者が長文を乱舞していいのか?という疑問は隅に追いやりつつ、作者語ろう阿走さん編に突入であります。感想フォームでの長い感想はちょっとなってこともあるのでフレさんには感謝感謝です。
さて、本題に。実を言うとこのサイトに小説を投稿しようと思ったのはずばり阿走さんに憧れたからです。フレさんのおっしゃるとおりどんなスタイルでも素晴らしい作品を書ける阿走さんはまじかっこいい(物書き様に使う形容じゃないかもしれませんが(笑))。中でも『響け 我が詩よ 風の谷へ』は読み終わったあと心の中でスタンディングオベーションでした(だから阿走氏は物書きだってのに)。
阿走さんの物書きとして特筆すべきはそのずば抜けた構成力にあると私は思います。人を感動させたり笑わせたりするのに必要不可欠なのは『間』であるという話を聞いたことがある人は多いと思いますが。小説にももちろんそれがいえます。
阿走さんの作品を読んだ方はわかると思いますがすべて一話完結の短編です。短編の作品ほどどれだけ間を生かすのが難しいか…長編ならば間を取りたければとにかく書けばいいのですが、短編はそうも行きません。どうしても情報の整理をしなければなりませんから間が十分にとれず良い話も淡白に終わってしまいがちです。ところが阿走さんはそんなことを微塵も感じさせません。そのあたりの工夫など、とても私などには計り知れないものがあります。
最初に言いましたがギャグもホラーもお涙頂戴の話もどんな話もドンとこいの阿走さん。すごい頭の切り替えがうまいんですね。今までシリアスとギャグ、どっちかが凄くうまくて片方はまぁまぁ…という方は何度かお目にかかりましたが両方ともすさまじく面白い人というのは初めてです。ただ文章がうまかったりするだけじゃ絶対無理だと思います。
これは個人的な印象なんですがここまで器用に面白い小説を書けるのには阿走さんが常に客観的な姿勢で小説を書いているからなんじゃないかな〜?と思います。
例えばギャグの話を書くとしても自分が笑いながら書くんじゃ意外と面白くない話になるって事ありますよね?ギャグかいてる人はちょっと落ち着いて自分の話を読み返してみて、本当に面白いかいつも格闘してると思うんですが、これが意外に難しい。きっと徹底できないですよね。
私はギャグだけ書く人ならばそれでもぜんぜん良いと思うのですがいろんな話を書くためには冷静で客観的な姿勢、厳密には冷静で客観的なフリ(本当にドライな姿勢じゃ人の心を打つものは作れない)をする能力が必要だと思うんです。
阿走さんはきっと面白い話を書くために必要な根本的なところをわかっているんだろうなと思います。だから、スタイルにとらわれない。凄いです。
えっと自分の文章力の限り褒めちぎってみました。まだ褒めたりません(ぉぃ)。でもここら辺でやめときます、ボロが増えるので。以上暴走者のへぼ語りでした。阿走さんとファンの方、不快に思われたらすみません、それでは!
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- ▼ - 作者様を語ろう!(阿走さん編) - フレ [2913] 03/12/02(火) 15:24
- ・Re: 作者様を語ろう!(阿走さん編) - 鯖の味噌煮 [2971] 03/12/20(土) 14:50
- ・ありがとうございます!! - 阿走 [3008] 03/12/23(火) 04:53
- ・Re: 作者様を語ろう!(阿走さん編) - 鯖の味噌煮 [2971] 03/12/20(土) 14:50