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創作相談板 記事No.3352

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Re: 文法規則について

藪猫 明智 [URL] [3352] 04/02/25(水) 23:03
 文法というか、書式にはある程度幅があるものです。特に、文章の主旨が異なれば書式も変わる。小説と論文とでは事情が違いますし、解説文、ビジネス文書、まぁ、色々とあります。そしてそれらは違うといってもある程度の部分は重複した規則になっており、どこがどこまで重複するのかというと、その境界線はかなりグレーな物になるはずです。

 段落、という概念がありますが。これは、突き詰めて考えていくと難しいものです。小学校の国語とかでは、一文字字下げして始める単位が段落として習ったと思いますが、厳密に言うとその単位は「形式段落」という単位です。形式段落がいくつか集まって「意味段落(大段落)」という単位を形成します。一つの意味やテーマで固められた単位。
 日本語における段落の概念というか、扱いは、あまりはっきりとしていない様です。日本語という言語そのものの特性なのか、日本の国語教育制度の欠陥なのかは、判りませんが。

 段落の始まりは一文字字下げするのは、ほぼ全ての書式における統一規則でしょう。
「小説の場合は、会話文に入るときは改行する事が一般的ですね」
 そして、その次の文はまた改行して、字下げして始めるのが一般的。会話文の前、会話文、会話文の後で、三つの形式段落を形成している、といったところでしょうか。ただし、括弧記号は字下げしない。

 「しかし、新聞や何かの解説文、ドキュメンタリー的な物などでは、会話文の部分も特別扱いしていない書式も目にします」その場合は、会話文から段落が始まる場合は、括弧記号も字下げして書き出すようです。「その代わり、形式段落の単位では改行を行わず、意味段落の単位で改行をしているように思えます」

「小説風の書式でも、中道的な扱いも目にします」とも述べておきましょう。意味的に明らかに一体の場合は、会話文の後に改行を行わないケースも有るようです。
 話や意味の流れ上、ここに改行は必要ではないとみれば、会話文の前後の改行を削るのも一つのやり方では有るようです。「ただ、削っていいタイミングを見極めるのは難しい?」
 私にはよく判らないので、私はその手は基本的に使っていません。
 ただ、改行をしたならば、次の行は常に字下げして始めるのが常のようです。改行を削る事例は目にしても、改行の後の字下げを削る事例は見覚えがありません。

 ちなみにこれは私事となりますが、私は意味段落の単位ぐらいの感覚で空行を入れています。ページという区切りがあって、ページをめくるという動作が入る紙媒体と違って、コンピュータ状の文書はスクロールさせて読むのが一般的である都合、これといった区切りとなるものがありません。それでは読みにくいだろうということで、区切りとして空行を入れています。
 なお HTML で書くときは、同様の感覚でパラグラフ(P要素)を適用しています。


 最後に。誤字とかについては、そんなに気を揉むことではないんでないの、と思います。誤字というか、ミスですね。理屈は知っていたけど、うっかり冒した間違い。趣味の娯楽として書いている様な文章なんですから、多少の「うっかり間違った」箇所が残っていても良いんではないでしょうか。
 まぁ、文法や書式などについて「知らなくて間違えた」場合は、勉強し直す必要もあるでしょうけど。

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