創作相談板 記事No.3369
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レンジの管理
- ◆ 藪猫 明智 [URL] [3369] 04/02/28(土) 00:20
- 私としてベースにしているのは間合いというか、距離感です。遠距離で魔術など撃ち合うのと、近距離で剣を交えるのとでは、話が違います。
遠距離戦(100m単位)
特殊な狙撃技を設定しない限り、攻撃到達までに時間がかかる都合もあって、細かい狙いは効きません。必然的に、味方との細かい連携も出来ません。大爆発(数m〜数十mぐらいの範囲を破壊)したりするような技を使って一気に殲滅するような戦い方になるでしょう。
ただ、そこに味方がいれば味方もろとも殲滅してしまうわけで。よほど有利な位置関係から先制奇襲攻撃をかけられるようなシチュエーションでなければ、使えないでしょう。
中距離戦(10m単位)
更に前線で白兵戦を行う味方とある程度連携しながら魔術や飛び道具で戦える距離。充分に狙いを定めて特定の相手を攻撃できますが、逆に敵からも狙われる危険度が増します。前線に出ている味方の側と相互に援護しながら戦う組立が必要になります。
連携するはずが失敗すれば同士討ちなので、あまり派手なことは出来ないのが注意点。前線でピンチに陥った味方を援護するのに、大爆発するような技を使えばトドメを差してしまいますし、地味な射撃技にしても、味方の後ろから撃ったら味方の背中に当たります。位置関係、角度の取り方を考える必要が有るでしょう。側面に回り込んで撃つとか、何か合図を送って避けさせて撃つとか。
近距離戦(数m程度)
一般的な白兵間合い。具体的な武器を振るう動作、手や足の位置を状況に応じて考える必要あり。遠〜中距離では「どこを狙って撃った」がメインですが、近距離では「どう狙って攻めた」も重要になってきます。右上段から左下に向かって袈裟に斬りかけた、とか。その場合、振り終わった直後は、両手剣なら両手とも左下、右利きの片手剣なら右手は左下、左手は左。右足が前で左足が後ろの立ち姿になるはず。そんな体勢を踏まえて、敵にどんな反撃をさせるかを判断すると。
また、一人の相手に二人以上で斬り掛かれば、これまたやはり同士討ちの危険が出てくるので、どう立ち回らせるかの調整も必要です。
至近距離(手が届くほど)
懐に入り込んだ、とでも言うべき間合い。短剣や素手で戦う間合い。組み技に持ち込むことも可能。遠距離同様、不意打ちなどでのかなり特殊なシチュエーションとなるでしょう。
あとは、この距離感に方位の感覚を折り込んでいけば、それなりに「戦場の広さ」を表現できるのではないかと思います。はい。
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