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創作相談板 記事No.3955

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Re: 最近思うのですが…

◆ JUN [3955] 04/06/20(日) 02:09
　はじめまして。僕はこちらのサイトに『流れて』きた者です。
というのも、ご存知の人もいらっしゃるかと思いますが、僕は以前閉鎖になってしまった『いっしょにＴＡＬＫ！』というサイトの『いっしょにモノカキ』というコーナーに投稿していました。

　高校生活の三年間をいっしょにすごしたそのサイトのことが忘れられず、いまだにここで投稿を続けているというわけです。

　ところで、このキャラや技名の募集は、その以前のサイトではより幅広く行われていました。しかし、そのキャラが登場した話というのは、ほぼ確実に完結しませんでした。数えたことはありませんが、テイルズ以外の作品の話でそれを行ったものを含めると、おそらく百を超えるのではないかと思われます。

　ひとつには、それがとても難しいことだからです。それ相応の実力を持っていないと、とても完結させることはできません。かく言う僕も、そのサイトの閉鎖までに、自分でキャラの募集や技名の募集を行った作品を完結させることが出来ませんでした。
　ふたつには、それが自分の小説に読者を呼ぶ広告塔の様にして利用されることがあります。こんなことを言うのは、僕自身もあまり気が進みませんが、僕は自分の小説に読者が集まらなくなったときに、キャラを募集することで呼び寄せたことがありました。これを一つの戦略と見るのか、それとも不公正な行いと見るのかは、それぞれの考え方によると思います。
　みっつめには、小説が募集に参加した人と作者だけのものになってしまうおそれがあるということです。確かに、自分の作り出したキャラなり技名が使われた小説を読むのは楽しいことです。そしてそんな小説には感想を書くようになるでしょうし、作者もそれに答えるのが楽しくなります。けれど、かかわりのない、ただ読むだけの読者は、それに違和感を感じます。何か違う感じがします。だから感想もかけないし、投票も出来ない。作品全体を狭めることになってしまいます。

　けれど、僕は募集という形を禁止しようとしているわけではありません。例え募集を行った作品でも、枠外の読者に違和感を抱かせないものも、応募者と作者の力がうまく一つになって、決して一人では作れないような素晴らしい物語となったものがありました。


　もし募集を行うのなら、安易な気持ちで行わないでください。その一言のために、どれだけの人が必死に考えてくれるのかを考えてください。そして、その作品が自分一人のものでなくなるということも考えてください。無理のない形で終らせることが出来るかどうか考えてください。自分の力でそれを書き上げられるかどうか考えてください。

　これらを考えて、それでもやりたいと思うのなら、止めません。ただ、軽い気持ちでは募集の告知を行って欲しくない。僕はそう思います。
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