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創作相談板 記事No.5363

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Re: 〔その他〕

◆ キルシェ [5363] 05/10/06(木) 19:20
一つは同じ音を重ねない、です。


「学校に行ってから、言うよ」

この文章に違和感を感じませんか?
「行って」「言う」という同じ音を重ねていると、引っかかりを覚えます。
もし、同じ音が重なりそうになったら、別の言葉に書き換えてみましょう。

改善例
「学校に行ってから、話すよ」
「学校に着いてから、言うよ」
「学校に到着してから、話すよ」

同じ音が重なりを見つけるためには音読するのが一番です。
声に出して読んでみて、違和感を感じる部分を探してみましょう。音読はかなり効果的だと思われます。

他には推敲を何度もする、です。

推敲とは、書きあがった作品を読み返すことです。
ただ読み返すだけでは駄目です。書き上げた直後に推敲なんてのは、かなり危険です。小説を書き上げたときは誰でも、書いたという達成感に酔って自分の作品が輝いて見えます。
でも、数日して読み返してみると、赤面するほど下手、つまらないということに気づいて愕然とすることがあります。それこそ、一昔前の文豪のように「うがー!」と叫んでびりびり引き裂いた上に、足で何度も踏みつけたくなるような心境です(笑)。
一日おいて推敲する。文法の間違いなどを見つけるのにも、これは本当に効果的だと思います。

二重表現にも注意しましょう。
二重表現とはセンテンスに新しい意味を追加せず、元の意味を繰り返している語句です。

「上に上がる」「下に下がる」「普段の平熱」「馬から落馬」などといった文章が二重表現に当たります。
「上がる」というのは、上に行くことに決まっているので、「上に上がる」という言い方はしません。
落馬とは馬から落ちるコトを言うので、「馬から落馬」という言い方は変です。
二重表現は不自然かつ意味のない文なので、気をつけましょう。

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