マジェスティックファンタジアン

HOME > 創作相談板 > 創作相談板

創作相談板 記事No.5465

過去ログ直接移動 [ 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 ]

Re^3: 秘奥義について

藪猫 明智◆MiG/52Rs [URL] [5465] 05/12/04(日) 10:57
 そう言う質問でしたら、身も蓋もない答えになりますが「気にしてません」になりますね。その辺を気にしだすと、そもそも、魔法的な力について全般の考察をしないといけないことになりますから、キリがありません。バランス感覚って物を考慮せねばなりませんから、特定の技や術だけ細かく設定付けしておいて、他は適当、とはいきませんし。

 強いて言えば、白兵キャラの使う技で出来るのは、何だかんだ言っても、せいぜい、火を噴くとか、電撃が飛ぶとか、衝撃波が出るとか、その程度の単純なもの、一段階で構成される(何か出る→敵に当たってダメージ)様なものなので、考えるほどのものでも無い、となるんでしょうか。石でも投げてぶつけるのと大差ないような扱いです。
 他方、魔術キャラの使う術は、もっと複雑で柔軟な機能を持った術として考察したり、描写したりしています。銃火器でも使ってるような感覚です。どの様に出て、どの様に到達して、どの様に作用して、ダメージ、と。

 なんだか判りにくい話になってきましたが、ようは、
「魔法などの特殊能力をより多彩で高度なものに描写することによって、白兵技で起きる出来事程度は深く原理を考えるほどでも無い凡庸なものと感じさせる」
 ということになります。白兵をこのように解釈、魔術をこのように解釈、と個別に絶対的に捉えて表現するのではなく、白兵と魔術にはこれだけの差がある、と組み合わせて相対的に捉えて表現していることになりますでしょうか。

 なんだか良く判らないけど、火が出てくる。その理屈までは考えない。その火で敵をただ火あぶりにするのが白兵技のようなものです。
 なんだか良く判らないけど、火が出てくる。その理屈までは考えない。その火が砲弾を構成して、打ち出される。あるものは、命中すると炸裂し、敵を焼く。あるものは、一定時間を飛翔すると自爆し、辺りを爆風で吹き飛ばす。あるものは、爆発ではなく油でも撒いたように燃え広がり、周囲を炎に包む。あるものは、命中したときの爆発力が一点に集束し、熱と圧力で対象を焼き切って貫く。触発信管の通常弾、時限信管の爆風効果弾、焼夷弾、成型炸薬弾。その火がどの様にダメージを与えるのかを考えるのが魔術のようなものです。

 着眼点を、なぜ火が出るかではなく、その火がどの様に使われるのかの違い、におく訳です。すると、その使い方が単純な白兵技には特に深く考える必要はなく、その使い方が複雑な魔術には考えるべきことがある、となります。

 何処から先を考えるのか、と言うのを踏まえた上で、その先の違いを描写する。物事、考えていくとキリがないですから、これ以上は先は考えない、という終着点の見切りも、必要だと思います。はい。そして、白兵技は終着点からあまり離れていない程度に納まっていて、魔術は結構遠くまで広がっている。その様に解釈しています。

 関連ツリー

マジェスティックファンタジアン Nebel TreeRes BBS v1.00β Credit:校倉