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創作相談板 記事No.6872

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Re^6: お二人とも、ありがとうございました

◆ ルーキィ [6872] 08/06/10(火) 20:00
こんばんわ。
いつのまにか話が大きくなってしまってることにびっくりしました^^;
もっと早く私が返信を書けていればよかったのでしょうが、何分休日にしかまともに時間の取れない労働者なもので……
頑張ってお返事をまとめましたが、議論的なものはちょっと苦手なので、ちゃんとお答えできていなかったらごめんなさいね。(これ書くのに数時間かかりました……)

>>何でだ( ゜Д゜)ゴニャ!!さん
>これは読者がすでにその『前提を知っている』必要がありますよね。
>それを知らない読者にはただ突飛な物になってしまうのではないでしょうか。
>読者に前提となるものが伝われば、登場人物の心理、感情にも説得力が増すと思うのですが、どうでしょう?

仰るとおりだと思います。
例えば何の脈絡もなく、突然キャラが「僕は世界を救う旅に出る」なんて言っても、その世界が何で救われないといけないのか、何でそんな事しないといけないのかの理由も、『僕』が何を考えてるのかも分からないですものね。
物語として成立させる上で必要な、世界観という『前提』。それはもちろん、おろそかにしてはいけない部分ですし、こちらでは『テイルズ』という大前提があります。私がこちらでお話を書くときは、その前提を利用してお話を考えますが、この時点で世界観や背景を描くことになりますものね。
自分の書き方が悪かったなぁと反省しています。

今回はテーマが『リアリティ』でしたよね。私にとってリアリティって何なのか、お話を書く上で気をつけるリアリティってどんな事なのか。それを考えたくてトピックに参加しました。
私にとってのリアリティって、感覚に訴えてくるモノなのですね。
焼きたてパンの匂いのする朝日だとか、まるで硝子の鈴を鳴らす音が聞こえてきそうに瞬く星の海だとか。文章にすると物凄く非現実的ですが、何となく『そういう雰囲気』を感じさせてくれる表現。実際読み手さんがどのくらい感じてくださっているのかは分かりませんが、そんな表現を通じて自分があたかもその場にいるような感覚を味わってもらえる文章を書きたいなぁと思っています。(『臨場感』って言葉にも置き換えられるのかな)
敢えて言葉で説明しないというのは、例で上げていたような猫がしゃべる理由だとか、死者に会える列車が何処で造られてどんな目的で走っているのかとか、そういう非現実な状況を現実的に理論付けて説明していないという事なんです。元々描きたいモノがちょっと不思議な物語だし、不思議さを細かい理論で説明する必要はないかなぁと(私の場合は、ですよ)……もちろん、理論が分かった方がお話が面白くなる場合もありますし、自分の中ではそれなりに理由付けがあるので、必要だなと思ったら描写しますが。
何でだ( ゜Д゜)ゴニャ!!さんが仰るように、薄すぎても濃すぎてもダメなのでしょうね。読み手さんに伝わる説得力のある描写、出来るようになりたいなと思います。

……もしかしたら、物凄く分かりにくい、抽象的な話ばかり(今回のレス含め)書いてきたんじゃないかと不安にもなりましたが。ぼんやりと捉えていたことをきちんと考える機会になりました。
ご指摘・ご意見、ありがとうございました。


>>JUNさん
リアリティを感じさせる構成や物語運び。以前のトピックにもありましたが、経験したことのない状況や感情を、まるで自分の事のように感じる事。それもひとつの『リアリティ』の体感ですよね。
JUNさんの今書いておられる作品ですごいなぁと感心させられるのは、『セネルに告白されるノーマ』を通じて、友情や愛情と板ばさみになったひとりの女の子の悩みや葛藤がとても近くに伝わってくる事です。キャラが読み手の中でしっくりと馴染んでくるのです。本編では描かれない造られた状況ですが、それをきちんと納得させてくれる説得力と描写力。それがきっと、JUNさんの目指しておられるリアリティに通じているのだろうなと思います。

自分のコメントについて、どうにもリアリティ云々というより描写論的な話に偏ってしまった気がして、うーんまた見当違いのコメントを書いてしまったなぁと凹みましたが……お話は非現実的だけど、感覚は現実感を伴って伝えられるように書きたいんだ、と。そんな事が言いたかったのですね。
前提となる世界観や人間関係というのは確かにとても大切ですし、おろそかにしてはいけないものなのだと思います。お話の中へ読み手さんを導入する『掴み』の部分ですね。
私の書いたコメントでは、それを省略してしまう作法を取っているように取られかねないですし、そこに何でだ( ゚Д゚)ゴニャ!! さんが疑問を持たれても当然だったのだと思うのです。ちょっとどきりとしましたし、反省もしました。言い訳は上記に記したとおりです。
文章的にも表現的にも穴だらけの作品を書き続けていることは自覚しています。けれどそこは、皆さんの作品を読んだり好みのお話を見つけたりして、自分なりの作法を見つけようと頑張っています。だから、何でだ( ゚Д゚)ゴニャ!! さんの指摘はためになりましたし、そこで考えたことを受け止めて、でも囚われないように取り入れて行きたいなと思うのです。

JUNさんは私の拙い話を読んでくださって、何を言わんとしていたのかも理解してくださいました。その上で議論してくださった事が本当にありがたく、身に余る光栄でした。(ホントに、泣きそうなくらいです……)
多分、最初に私の作品を、ファンタジーや童話に分類されるもの、猫がしゃべり死者を運ぶ列車が通ることは、大半の読者にとって、何ら不自然では無いと思うんですと言ってくださらなかったら、今もどう返信したらいいのか分からなかったかも知れません。
『こんな風に読み取っているんだよ』と示してくださったお陰で、自分がどんな事を書きたがっているのかを言葉に出来た気がします。(それでも説明不足な部分は多々あるでしょうが……)

前のコメントにも書きましたが、いつも自分が見逃している観点を提示して考えさせてくださいますし、他の方がどんな風に思われているのかも知ることができるので、密かにJUNさんのトピックを楽しみにしています。
議論とご指摘、考える場を与えてくださって本当にありがとうございました。


お二人とも、ありがとうございました。
今回は私の書きかたの悪さで思わぬ方向へ行ってしまって、本当に反省しています……もっとちゃんと自分の考えを書くことができるようになってから、こちらに書き込みするようにしたいと思います。

それでは、失礼しました。

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