創作相談板 記事No.6904
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Re: 設定のつくりかた
- ◆ kye [6904] 08/07/19(土) 22:42
- こんばんは。自分設定多用しすぎのkyeです。
設定の目的は物語のバックボーンを詰めて、話に現実味や説得力、つまり整合性を持たせることにあると思ってます。
でも、その設定というものは、全て物語に反映されるわけではなく、原作ゲームで出ていないところを二次創作で手前勝手に補完するように、二次創作でも完全には出せないものだと思うんです。
端的に言うと裏設定ってやつですね。
設定作りや世界観の構築というものも、基本はつじつま合わせの延長です。
物語の骨子、プロットの巧妙さを戦術とするなら、世界観設定は戦略のレベルになるのでしょう。
登場人物の視点では巨視的で見えにくいけれど、大きな力で物語を支配しているものです。物語の物理法則ですね。
あるいは登場人物の生い立ちなど、現在に影響を与える過去の設定というものもあります。これもまた内面的で見えにくいものです。
自分も色々勝手な設定を作ってきましたが、印象に残ってるものは演奏家というオリジナルキャラでしょうか。
インフェリアの場末の酒場でピアノを弾く彼は、その酒場のマスターの甥で、代々音楽家の家系にあり、王立音楽院でヴァイオリンを専攻し、宮廷楽師に選ばれるも、その椅子を蹴って独学でピアノ弾きとなる。
…という全体的に創作で塗り固められた自分設定の塊のようなキャラです。
書き出してみましたが、実際の物語で描かれる彼は、酒場でピアノを弾いているところしか設定を露出されておりません。脇役なのでw
裏設定は物語を書けばたっぷり出てくるものだと思います。
それは創作という作業において整合性を取ることが無意識の工程に置かれているからだと感じます。
バランス感覚といいますか、文体にしろ、構成にしろ、キャラ設定にしろ、テーマにしろ、随所に現れるんですね、趣味がw
それはセンスだし、数を書いていくうちに磨かれていくものだとも思います。
設定にしても、その精緻さと露出の割合、あるいはアイデアの斬新さ、巧妙さなどは、実力の伸びしろや、オリジナリティの踏み込める領域でしょう。
設定の必要性というなら書き手の個性として、無意識として必要なものだというのが結論でしょうか。
誰だってつじつま合わせに参加してしまうものですからね。
また微妙な回答ですが、以上がkyeの私見です。
ではでは〜
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