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創作相談板 記事No.6937

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共感も重要

◆ kye [6937] 08/08/21(木) 00:36
どうも、ひとまず意見を寄せていただいた皆さん、ありがとうございます。

自分でもケースバイケースと分かってはいるんですが、創作の上で何が先に立つべきか、などと考えると「共感」に関してもわだかまるところがございまして、このたびこのようなトピックを立てさせていただいた次第です。

簡単ではありますが返信をさせていただきます。

>JUNさん
ホント、自分で言ってても耳が痛いですw 
天邪鬼な性分なので一粒で二度痛いのですから、たまったものじゃありませんよw
フィクションに対して100%の共感が得られないことは、究極的に言えば現実に還元してさえ言えることなんですよね。そこはもう本当に当人の経験だったり性質だったりが大事になるのでしょう。
創作物の消費にしてもサプリメント的に摂取する人には共感が大事になるのでしょうね。主食として摂っていく人にはそれぞれ個性があるでしょうし。
ラノベがサブカルってくくりのままじゃ作品独自の味を未消化なまま読了してしまう方も比重として多いままなんですかね。まあ出版物の消費に関してはkyeが考えることじゃなくて、出版社さんが努力するところですねw

創作の姿勢に皮肉を持ち込むのは以前からやってることだし、これからもやりたいと思いますね。皮肉というか、天邪鬼ですが。

>浅月ユウさん
例に挙げられたピカレスクものなど、自分がこの話題を出したポイントかもしれませんね。
犯罪者を主人公に据えて物語を展開したとき、その犯罪に共感なんてされては、作者が犯罪を助長してることになりますからね。
この場合は行為に対してですが、共感を得ることなく、物語に面白味を出そうとしたら、そこではプロット的な物語の骨子の部分に力を割かねばならないのでしょう。
そうして出来た共感の無い面白味のある物語というものが、共感を得る物語と比べて評価を落とすものなのかどうか、ということを考えて……みましたが答えは出ませんでした。(自分にそれらを書く実力が無いので)

>AMさん
最低小説を思い出しましたw 
中二病全開の稚拙な文章で綴られる壮大なるエゴ。誰が書いてもだいたい似たり寄ったりなんですよね。
主人公が絶対に正しくて、主人公は特に理由も示さず相手を批判して、相手はそれに反論せず襲いかかってくるが主人公が完全勝利して一件落着しちゃう。
主人公にだけ感情移入していれば気持ちがいいのでしょうけど、やはり無理がありますよね。
逆に全く共感できないのに好きになるキャラクターっていうものも存在します。
小悪党キャラとか。すごい小賢しくて口八丁手八丁で主人公を苦しめるけど、逃げ足が速くていつも捕まらず、最後は話が佳境に入ったあたりでラスボスっぽい奴にあっさり殺されちゃうような小悪党キャラ。
そういうキャラを愛しく思うのは、やはりどこかで共感しているのですかね。人間臭さとか。
共感を作品を介した感応における無音のコミュニケーションと捉えるのは確かに究極的ですね。
他にも感応し合えるものがあるのでは、という思いもありますが、やはり共感が交感しやすいのですかね。

以上、貧弱ながら返信とさせていただきます。

難しいですね、共感。
物語のどの段階、どの階層にそれが存在すればいいのか、深ければ味わい深いけれど、そこまで潜ってくれる読者ばかりとは限りませんからね。
潜らせるのが筆力なのかもしれませんが。

いろいろとわだかまる部分もございますが、やっぱり実力をつけなきゃ、という結論に落ち着きますね。
未熟な書き手の未熟なお題目ではありましたが、このトピックに共感して下さり、皆様ありがとうございました。
ではでは〜

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