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創作相談板 記事No.7181

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Re: メタファーについて

◆ 彼方 [7181] 09/04/02(木) 04:46
め、メタファーって何だっけ授業で説明されたけど覚えてないYO!な彼方ですこんばんは。
メタファーなんて単語を普通に使えるような人間になりたいです……orz
シャンデリアのお話、勉強になりましたありがとうございます。

あれですよね、漱石の『こころ』の下で、Kの部屋に通じる襖が開いてるとか開いてないとかの話ですよね……襖の開閉は、Kが先生に対して心を閉ざしてるとか打ち明けようとしてる、とかを現してる、とかなんとかの。
正直、言われないと分かりませんでした……\(^o^)/言われてみれば、なるほど確かにそうなんですけど。

漱石の小説って読み込むとものすごく深いし、メタファーとやらもものすごーく使われてるんだろうなぁと思います。
でも、さらっと読んだだけじゃその深さなんて全然わからないし、メタファーにも気付かない。
でも、正直さらっと読んだだけでも面白いんですよね…!
本当に面白い小説って、そんなものなんだろうと思いました。

そのメタファーが何を意味するのか推察できなくても、その単語から雰囲気を感じ取りますよね。
『こころ』の中に散らばる「血」や「血潮」の表現、それが何を意味するのか推察できなくてもその文字の雰囲気がなんとなーく、痛かったり、熱かったりするじゃないですか。シャンデリアに至っても、それが暗喩と知らなくてもその単語自体に、鋭くて、儚くて、といった雰囲気が含まれてますよね。
その雰囲気を感じるっていうのは、メタファーの片鱗を感じてる……ってことに通じるような気がします。

この文章にはこれこれこういう意味を込めたよって説明しないと100%が伝わることはないんでしょうね^^笑(伝える必要もないでしょうけど……
でも雰囲気だけでも伝わればいいかなーと思います。勿論感じる雰囲気は個人個人違ったものなんでしょうけど、それはそれでいいですし。
メタファーによって文章に深みが生まれるでしょうし、私は有効だと思います。
さらっと読んで伝わるのは3%もないんじゃなかろうか、というのが本音ですが、その3%が小説を面白くしてくれるなら嬉しいですよね!

あと、一瞬のメタファーにはそれほどの力はないでしょうが、繰り返し使うことによって効果は大きくなると思います。
『こころ』の主人公は、血のつながった実の父よりも血のつながっていない先生のことを父のように慕います。先生は主人公に手紙で己の過去を語ることを「血潮を注ごうとしている」と表現します。(ごめんなさいうろ覚えです。)主人公が過去を尋ねてきた時のことを、「血潮をすすろうとした」と表現します。(ごめんなさないうろ覚えです。)自殺したKの血は襖に飛び散り、しかし大半はKの布団に吸い込まれます。
ここまで連発されると、さすがに「あー、血ってあれか、つまり『こころ』とか精神的なものですか」的な雰囲気を感じます。


……ん?何か話がずれてますか、そうですか。
頭悪そうな乱文すいませんでした。実際悪いです。\(^o^)/

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