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創作相談板 記事No.8876

Re: 執筆の際に心がけていること

◆ 一葉 [8876] 12/04/13(金) 21:05
皆さん、作品を描かれているときは、やはり様々なことに気を配ってらっしゃるのですね。
私はほとんど直感で書いているので、頷きながら感心してしまいました。洗練された文章を作るためには、やはり「感じる」よりも「考える」なのかな?と思いました。
基本的に仕事だったら、クライアントのニーズに答えるべきだと思っているので、仕事での私は色々考えながら書いているのですが、ここでは読み手の方のことよりも、ただ自分の書きたいものを書いているので、自分が読んで面白いと思うものを書いています。

ただ「文字を羅列する」という作業においては直感なのですが、それ以外の部分で言うなら、最も気をつけているのは「テーマのない作品は描かない」ことです。
日本語が間違ってないかとか、変な記号を使わないとか、そういう常識的なことは、多くの作品を見たり書いたりしているうちに、ある程度は身についてくるものだと思うのですが、目に見えない、心で感じる「何か」については、やはりもっと違うものが必要だと思うのです。
ただ「面白いだけ」というのも、小説として大切だし、面白いだけの作品を否定はしませんが、面白いだけの作品で「伝える」とか「心を動かす」ものがない作品は、描きたくないのです。
私は、何かを伝えたり、誰かの心を動かす作品を目指しているので。
だから必ずテーマを決めて、私なりの考えを、テイルズの世界観やキャラクターたちに代弁してもらうような気持ちで書いています。

多分、こういう作品の描き方については、人それぞれだと思います。
他の人から見て変だと思っても、それがその人の持ち味だと思えば、非常に作品が面白く見えてきますし、作品の好きとか嫌いとか、面白いとか面白くないとかの判断を、あまりしなくなります。
「こうした方がいいかも」とか「これはどう考えても日本語がおかしい」と思うことは、作品を読んでいて多々ありますが、それもその人の作風だと捉えれば、最近のライトノベルが、どんなに文章が乱暴的でも受け入れられる理由が判ったり(笑)

私の個人的な意見ですが、参考になれば幸です。

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