創作相談板 記事No.8949
「戒め」と「慈悲」
- ◆ イル [8949] 12/06/30(土) 22:04
- こんばんは、ちょっと興味が引かれたので失礼します。
私から見ると、フェンリルさんはとても作品の評価が気になる方という風に感じます。無論、こうして点数制がある場所に作品を投稿している方は皆さん多かれ少なかれ気にしますが、フェンリルさんの場合「良くないといけない、低いのは悪い」という感じです。
ちょっと話が逸れるかもしれませんが、ご自分で投稿直後に一点を入れる人を知っています。話を聴くと、その方は「戒め」として一点を敢えて最初に入れるようです。完璧な作品は簡単には書けない、そして一部の人に愛されてもそれで上手というわけではない、だからこそいつも自分の作品を見直し、常に問題点やもっとよくできる方法を探す。常に自分の作品を第三者の視点から見ることを忘れない、まさに戒めです。
逆に、最初に五点を入れる方もいます。それは「自分が面白くないのに人様にそれを見せるなんてしない」という自信と責任からのようです。おそらく、実際に点数を入れないとしてもフェンリルさんは自分の作品に責任をしっかりと持っているからこそ、低い理由が気になるのだと思います。
しかし実際の所、あくまで個人の点数の基準ですが、私の場合一点は「字数未満」や「描写や展開がよくわからない」、最後に「趣味に合わない上に引き込まれない」が挙げられます。字数未満や描写云々はともかく、最後の趣味は簡単には直せない問題です。最初から趣味に合わないのですから、そうした傾向で好かれるのは難しいでしょう。そうした意図の場合、フェンリルさんにとってはとても苦痛と思います。趣味が合わないって、説明しようがない部分もありますし、かつ個人の好みでそれを作者さんに「合わせろ」というのもおかしな話なので低得点の理由がとても書きにくいんですよね。
嫌がらせの可能性を考えることを性根が曲がっているのが原因と仰いますが、おそらくはそれだけ作品に責任を持っているからこそ、とても気になってしまうのだと思います。
ただ、私には一点って価値があると思います。だって、少なくとも「一人」が見てくれたんですから。まだ満足する作品じゃない、もっと向上すべき作品と分かったんですから。
一点を押した方の中には、義務的にやっている人もいるかもしれませんが、「がんばれ」と期待してる人もいるかもしれません。
そうしたことから、私は一点を低評価よりは「戒め(天狗になるな)」と「慈悲(見たよ、もっと頑張れよ)」と考えています。自分に都合の良い見方かもしれませんがね。
少しでも私の意見が参考になったなら幸いです。
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