●100万ガルドあったら?
ルーティ> | フィリアは100万ガルドあったら、何に使う? |
フィリア> | ひゃ、100万ガルドですか? 唐突に何を…。 |
ルーティ> | たまには、そういうことを想像してみるのも楽しいじゃない。 |
フィリア> | あ、そうですね…うーん、世の中の恵まれない方たちのために使いたいですわ。 |
ルーティ> | かぁーつ、欲がないのねぇ。やっぱ変わってるわ。 ええ、でも、あたしはフィリアのそういう優しいトコが好きよ〜。 |
フィリア> | ル、ルーティさん? どうなされました。 |
ルーティ> | 優しいフィリアちゃんは、将来100万ガルドを手に入れたらあたしにくれる、と。 |
フィリア> | どうしてそうなるんですか! |
ルーティ> | だぁって、あたし、お金が必要なんだもん。オヤジは借金抱えて逃げちゃうし、 母さんは病気で寝たきり、家には腹を空かせた弟たちがわんさと…。 |
フィリア> | あ…そうだったんですか…。 |
ルーティ> | くくっ、冗談よ、冗談。 |
フィリア> | ルーティさん! もうっ、ひどいですわ! |
ルーティ> | ははっ、ごめんごめん。まさかこんなにアッサリ信じるとは思わなかったのよ。 …それに、お金が必要なのは本当だから。 |
フィリア> | …わかりました。もし、私(わたくし)が100万ガルドを手にすることがあれば、 ルーティさんに差し上げますわ。 |
ルーティ> | フィリア…あんた、本当にいい人ね。…ありがと。 |
フィリア> | なんだか、新鮮なルーティさんですわ。 |
ルーティ> | な、なによ。調子狂うなぁ。もう! これでインタビューを終わります。 |