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GC版&PS2版テイルズオブシンフォニア
キャラ別イベントテキスト1

  • 04/11/20:ダイクの家のテキストの短かったキャラの分(コレット、クラトス以外)を追加しました。
  • 04/05/25:イセリア人間牧場のテキストを追加しました。
  • 色分けはロイドが赤でそれ以外は青にしています。

カレー調理イベント

コレット

ロイド「じゃあコレット
ちょっと作ってくれよ
コレット「うん。がんばるね
おいしく作れるかな・・・
 
クレイアイドル「おお! これがカライのかー
コレット「どうぞ、召し上がれ♥
クレイアイドル「おおー。
カライーカライー
ロイド「こいつ、多分
辛いのわかってねぇぞ・・・
コレット「一生懸命作ったのに・・・
ロイド「お、コレット、美味いよこれ!
コレット「ホント?
ロイド「ああ、次からもカレーライスは
コレットにたのもう
コレット「うん、まかせてね

ジーニアス

ロイド「じゃあジーニアス
ちょっと作ってくれよ
ジーニアス「OK。任せて。得意料理だよ
 
クレイアイドル「おお! これがカライのかー
ジーニアス「さぁ、食べてみてよ
クレイアイドル「おおー。
カライーカライー
ロイド「こいつ、多分
辛いのわかってねぇぞ・・・
ジーニアス「作りがいの無いヤツだなー
もー
ロイド「ん。ジーニアス、美味いよ
ジーニアス「でしょ?まだまだいっぱいあるよ
 あ、プレセア。おかわりいる?
プレセア「いただきます
ゼロス「なぁ、俺さまもおかわり〜
ジーニアス「OK〜
リーガル「私ももらおう
ジーニアス「どんどん食べてよ
 
ロイド「おい・・・
全然減らないぞ・・・
コレット「もうおなかいっぱいだよ〜
ジーニアス「はりきって
作り過ぎちゃった
リフィル「もう・・・この子ったら・・・

リフィル

ロイド「じゃあ先生
ちょっと作ってくれよ
リフィル「え?私がつくるの?
ジーニアス「姉さんを指名するなんて・・・
 あ! わかった!
クレイアイドルの味覚が
正しいものか確認するん・・・
リフィル「どういう意味よ、まったく。
いいわ。作りましょう
ロイド「たのむよ
 
クレイアイドル「おお! これがカライのかー
リフィル「どうかしら?
とにかく食べてみて
クレイアイドル「おおー。
カライーカライー
ロイド「こいつ、多分
辛いのわかってねぇぞ・・・
ジーニアス「こいつが味覚オンチで
良かったね
リフィル「これでも結構がんばったのよ?
ロイド、食べてみる?
ロイド「でも、こいつが
みんな食っちまったぜ?
リフィル「あら、残念・・・

しいな

ロイド「じゃあしいな
ちょっと作ってくれよ
しいな「え? あたしがかい?
そりゃかまわないけど・・・
 
クレイアイドル「おお! これがカライのかー
しいな「どうだい?
けっこう美味そうだろう?
クレイアイドル「おおー。
カライーカライー
ロイド「こいつ、多分
辛いのわかってねぇぞ・・・
しいな「まぁ、いいよ。
料理もたまにすると楽しいしさ。
なまっちゃったらいやだしね
ゼロス「しいな〜、なになに
花嫁修業してんの?
意外〜
しいな「そ、そんなんじゃないよ!
もう!
ロイド「ん、美味い。
美味いよ。しいな
しいな「そ、そうかい?
パイナップルを入れるのが
ポイントだよ
ロイド「え!
カレーライスにパイナップルは
入れないだろ。普通
しいな「今、美味いって
食べてたじゃないか
ロイド「いや、普通入れないだろ。
変わってるな。しいな
しいな「酸味が出て美味しくなるんだよ!
実際美味いじゃないか!
プレセア「普通は、パイナップル
入れないんですね・・・

ゼロス

ロイド「じゃあゼロス
ちょっと作ってくれよ
ゼロス「お〜し!
腕ふるっちゃうぜ!
 
クレイアイドル「おお! これがカライのかー
ゼロス「どうよ? どうよ?
辛いけど、うまいっしょ?
クレイアイドル「おおー。
カライーカライー
ロイド「こいつ、多分
辛いのわかってねぇぞ・・・
ゼロス「ま、まぁ、俺さまも
パワー全開で
作ったわけじゃないし〜
プレセア「ゼロスくん
汗びっしょりになってました
リーガル「うむ。かなり本気で
作っていたように見えたが・・・
ロイド「でも、さっき食べたけど
これ美味いぜ
 クレイアイドルには
もったいないよ
ゼロス「ハニ〜♥
ロイド「だぁー!!
うっとおしい!!

プレセア

ロイド「じゃあプレセア
ちょっと作ってくれよ
プレセア「わかりました
 
クレイアイドル「おお! これがカライのかー
プレセア「どうぞ
クレイアイドル「おおー。
カライーカライー
ロイド「こいつ、多分
辛いのわかってねぇぞ・・・
ジーニアス「せっかくプレセアが作ったのに!
ボクも食べるよ!
 お、お、おいしい、よ
プレセア「美味しい? おかしいです・・・
 味よりも辛くすることを
重視したので
 人が食べられるものには
なっていないはずです
ロイド「ジーニアス・・・
ゼロス「泣けるねぇ・・・
ロイド「今度はちゃんとオレたち用にも
作ってくれよ。プレセア
プレセア「はい。がんばります

リーガル

ロイド「じゃあリーガル
ちょっと作ってくれよ
リーガル「ふむ。いいだろう
では私の包丁を
出してこなければ・・・
ジーニアス「え、もしかして
自分専用の包丁を持ってるの!?
リーガル「うむ。料理をする者の
魂がこもっている道具だからな
 常に自分で携帯し
大切に扱っている
 何でも誠意を込めて接すれば
必ず応えてくれるものだ
ジーニアス「う、うん。そうだね
ゼロス「ふぅん・・・
あんたがそんなこと言うなんてな。
珍しく口がまわるじゃねぇの
リーガル「む、そうだな。
すまない。すぐに取りかかる
 
クレイアイドル「おお! これがカライのかー
 おおー。
カライーカライー
ロイド「こいつ、多分
辛いのわかってねぇぞ・・・
リーガル「料理したものとしては
研鑚のためにも
感想は聞きたかったところだが
 仕方あるまい
ジーニアス「リーガルって
料理のことになると
ちょっと感じ変わるよね
ロイド「それだけ
こだわってるってことだろ。
いいじゃねぇか
 なぁ、俺も食っていいか?
リーガル「もちろんだ

ダイクの家

  • イセリア人間牧場クリア後の会話です。
  • 好感度1位のキャラの場合、会話が長くなります。

コレット

コレット「ロイド。ごめんね。
私、また迷惑かけてるね?
ロイド「何言ってんだよ。
つらいのはおまえなんだから
あやまったりするな
コレット「うん・・・ごめんね
 ロイド・・・
見ちゃったよね。
・・・私の肩
ロイド「・・・うん
コレット「・・・私、このまま
エクスフィアのかたまりに
なっちゃうのかな
ロイド「バカ。
そんなわけねぇだろ!
コレット「だって・・・どんどん
ふえてるんだもん
 ・・・今はまだ服の下に
かくれてるけど、そのうち・・・
ロイド「コレット・・・
コレット「そしたら・・・ロイドに
嫌われちゃうね
 いっぱいいっぱい迷惑かけて
おまけにこんな気持ちの悪い
体になって・・・
ロイド「気持ち悪くなんかないよ。
そういっただろ。
コレットはコレットだ
 たとえおまえがエクスフィアに
なっても・・・いや、ちがう!
エクスフィアなんかに、させない!
コレット「・・・本当に・・・?
ロイド「ああ。俺、うそついたこと・・・
えっと、たしかにあるんだけど
 でも、ちゃんと誕生日の
プレゼントも渡したし・・・
 だから、おまえのこと
ちゃんと助けてみせる。
約束する
コレット「エヘヘ・・・ホントだね・・・。
ロイドはいつも
私のこと助けてくれてるもんね
 私がほしかったもの
ちゃんとくれるもんね
ロイド「ああ。だから元気だせ
 おまえが元気ないと
みんなも・・・俺も
悲しくなるから・・・
コレット「私・・・本当に・・・
ロイドに会えてよかった
 今度は消えたくないって思う。
本当に・・・そう思うんだ
 私・・・まだ生きていられるよね?
まだロイドと・・・
いっしょにいられるよね?
ロイド「あたりまえだろ!
ちゃんとコレットはここにいて
生きてるんだ
 絶対、絶対、絶対の絶対!
・・・大丈夫だから

ジーニアス

ジーニアス「ロイド・・・。
ボク、どんどん人間が
嫌いになってくみたいだよ
ロイド「ジーニアス・・・。
ごめんな
ジーニアス「ロイドが
あやまることない
ロイドとか
イセリアのみんなとか
ボクは好きだよ
だけど村長みたいな人は
きっと沢山いるんだろうなって
思うとさ・・・
ロイド「前に先生が授業で言ってた。
人はおたがいを理解しあうために
言葉を使ってるんだって
ジーニアス「理解しようとしない人には
どうしたらいいの?
ロイド「ジーニアス・・・
ジーニアス「ごめん。ロイドに
あたるつもりじゃなかったんだ。
気にしないで
 

(以下好感度一位の場合続く)

ロイド「あたればいいよ
ジーニアス「は・・・はあ?
ロイド「ほかの奴らはどうかしらねぇけど
少なくとも俺とジーニアスは
親友だよな
ジーニアス「うん
ロイド「だったら
どんどんあたりちらせよ
頭にきたら
俺も切れるかも知れないけど
ジーニアス「無茶苦茶だよ。けんかになるよ
ロイド「上等だぜ。そしたらけんかして
いっしょに悩んで
いっしょに考えようぜ
ジーニアス「ロイドってさ
ときどき冴えたこと言うなと
思ってたけど
やっぱり脳みそまで
筋肉なんじゃないの?
ロイド「おまえなー!
ジーニアス「でも・・・ボクと本気で
けんかしてくれるの
きっとロイドだけだね
ロイド「そ、そうか?
ジーニアス「ロイドだけだよ。
ボクがハーフエルフだってことも
ボクが子供だってことも
何もかも忘れて
いつも本気で接してくれるの
ロイドだけだよ
ロイド「・・・ジーニアスは
ジーニアスだ。
他に何もいらないだろ
ジーニアス「みんながロイドみたいなら
ハーフエルフはディザイアンや
天使になんてならなかったかも
しれないね
ロイド「みんなが俺みたいになったら
誰も学校に
いかなくなるんじゃないか?
ジーニアス「給食と体育と図工にしか
参加しないね、きっと
ロイド「・・・うるせーなー! ほっとけ!
ジーニアス「アハハハハ。
・・・ボク・・・ロイドと
お別れしたくないな
ロイド「しねーよ。
それにずっとついてくるって
おまえ言ってただろ
ジーニアス「うん・・・ずっと・・・。
ロイドが生きているあいだは
・・・ずっとね

クラトス

ロイド「待てよ!
本当にクルシスへ帰るのか?
クラトス「・・・私はクルシスの天使だ
ロイド「だったら何で
ユグドラシルの命令どおり
大いなる実りの暴走を
放置しなかったんだ
クラトス「私には私の考えがある。
・・・それだけだ
結果として
マーテルは失われなかった
これはユグドラシルの
望みにかなっている
ロイド「・・・あんたはやっぱり
・・・敵なのか?
クラトス「おまえがクルシスやディザイアンを
敵だというのなら・・・
私は敵だろう
ロイド「俺は・・・あんたを敵だなんて
思いたくない
クラトス「どういう心境の変化だ
ロイド「別にあんたを許したわけでも
あんたが好きなわけでもないけど
あんたは他のディザイアンみたいに
大いなる実りもこの大地も
見殺しにしなかった
そういう奴を敵だなんて思うのは
・・・おかしいって思ったんだよ
クラトス「・・・強く・・・なったな
ロイド「え?
クラトス「旅を始めたころのおまえなら
天使であるだけですべて敵だと
みなしていただろう
まるで人間やエルフが
ハーフエルフを
ハーフエルフがみずから以外を
・・・憎むように
ロイド「そうかな・・・。
俺、そうだったかな
クラトス「人は誰しも
自分とちがう者を
受け入れるのに抵抗がある
神子が世界を救い
ディザイアンは全て悪で
人間は全て正しいという
世界にいれば
それだけを信じる方がたやすい
事実、おまえはそれを信じて
神子の旅についてきた
ロイド「・・・そうだな。そうだった
でもディザイアンが
やってたことは許せないし
クルシスも許せない
あいつらがやってることは
自分たちがされたことに
対する仕返しだろ?
それじゃ新しい憎しみを
生むだけだ
クラトス「そうだ。それがわかった
おまえだから、強くなったのだ
人や周りの意見に流されず
自らの見たものを信じる強さ
そして自分が
嫌悪する者への理解
心の目でものを見て
それが不快であろうと
うけいれようとする勇気が
おまえの中に芽生えはじめた
ロイド「・・・コレットが
よくいうんだ
どうしてみんな
仲良くできないのかなって
クラトス「ふむ。あの神子なら
そういうだろうな
ロイド「でも俺・・・みんなが
仲良くしなきゃいけないとは思わない
嫌いな奴は嫌いでいい。
むかつく奴もいる
でも・・・そこにいることを
お互いに許し合えれば
いいんだって思うんだ
クラトス「・・・・・・
ロイド「・・・あんたも
いてもいいと思う
クラトス「・・・いや。
私には成すべきことがある
おまえたちと共に旅することは
・・・できぬ
ロイド「成すべきことってなんだ?
あんたがずっとテセアラを
うろうろしてたのは
それが原因なのか?
クラトス「・・・ロイド
ロイド「な、何だ・・・
クラトス「神子を救いたければ・・・
古代カーラーン大戦の資料を
調べるといい
ユウマシ湖での
ユニコーンの言葉を思い出せ
ロイド「待てよ!
あんた人間なんだろ!
どうしてクルシスにいるんだ!

(クラトス去る)

ロイド「・・・クラトスは・・・
何を考えてるんだ・・・

リフィル

リフィル「今後のことが問題ね。
人為的にひきさかれた
二つの世界を救うためには
どのようにして
それがおこなわれたのかを
知るべきだわ
ロイド「どのようにして・・・か。
それも気になるけど
でもユグドラシルは
どうして世界を二つに
きりさいたんだろう
リフィル「大いなる実り・・・つまり
マーテルを護るためではないの?
ロイド「だってよ、世界が二つに
ひきさかれたから
位相ってのがずれて
大いなる実りも
不安定になったんだろう?
護るどころか
危険なんじゃないのか?
リフィル「・・・あなた、ときどき
まともなことを言うわね。
たしかにその通りよ
ロイド「ときどきはねーだろ。
ひでーなー
リフィル「・・・誰が、どうやって
何のために、世界を
二つにひきさいたのか、ね
ロイド「わかってるのは
誰がってところだけだな
 

(以下好感度一位の場合続く)

ロイド「俺・・・こういう頭を
使う作業って苦手なんだよな
リフィル「あなたの場合・・・むりに
頭を使わない方がいいわ
ロイド「それって・・・
俺がバカだってことか?
リフィル「もう、ひがみっぽい言い方を
するんじゃありません。
あなたは感覚の人なのよ
ロイド「感覚?
それって適当ってことか?
リフィル「ちがうわよ。
本能・・・みたいなものかしら
無意識のうちに外部から
さまざまな情報を入手して
蓄積しているの
だから、本当に必要なところで
つねに次に進むべき道を
見つけることができるのよ
理屈ではなく、勘でね
ロイド「勘・・・ねぇ。
やっぱ適当っぽいよな・・・
リフィル「じゃあそれでいいです。
たまにほめても
ちっとも素直に聞かないんだから
ロイド「先生のほめ方って
ひねくれてるんだよ。
とくに俺にたいしてはさ
リフィル「・・・あなただからよ
ロイド「え?
リフィル「大人になると・・・
いろいろあるの
ロイド「大人大人って
俺だって17歳だぞ
リフィル「あなたは・・・精神年齢が
ジーニアスより下だから・・・
ロイド「俺は10歳児並ってことかよ!
リフィル「気付いていないのね。
まあいいわ
あなたもいずれ・・・
大人になるから。
遠くないうちにね
ロイド「うーん。俺、子供なのかなー
リフィル「・・・私から見ればね

しいな

しいな「今でていったのは
クラトスじゃないのかい?
ロイド「・・・しいな!
ああ・・・クルシスへ
帰っていった
しいな「そうか・・・。
やっぱり敵なんだねぇ
ロイド「そうだな。・・・それより
おつかれさま
しいな「ああ、あんたもね!
よかったよ。
・・・大樹の暴走がおさまって
ロイド「ああ
 

(以下好感度一位の場合続く)

しいな「あたしさ。今まで
自分が精霊と契約する能力を
持っていたことを
ずっと・・・うらんでたんだ
ロイド「え? どうしてだ?
しいな「あたしの未熟な腕のせいで
里の仲間を
大勢亡くしちまっただろ
ロイド「・・・ああ
しいな「・・・それに本当はあたし
ミズホの民じゃないのさ
ロイド「どういうことだ?
しいな「捨て子だったんだよ。
ジーニアスやリフィルと同じさ
たまたまミズホの頭領に
拾われて・・・
王家への忠誠のあかしとして
精霊研究所へ派遣されたんだ
ロイド「それじゃあまるで
道具あつかいじゃないか!
しいな「かんちがいしないどくれよ。
あたしはそれをうらんじゃいないよ
頭領はあたしを大切にしてくれた
頭領のためにも
一人前の召喚士になって
役に立とうって・・・
そう思ったんだよ
ロイド「・・・そうだったのか
しいな「でも、結局ヴォルトを暴走させて
おろちやくちなわの
両親も死んだし
頭領も・・・眠ったまま目覚めない
・・・あたしの初めての
友達だったコリンも・・・
ロイド「・・・元気だせよ。
おまえが精霊をあつかえたから
大樹の暴走だって止まったんだぜ!
しいな「そうだね
・・・でもこうなったのも
あたしがすべての精霊と
契約したからだろ?
ロイド「それは・・・レネゲードだ!
しいな「は?
ロイド「レネゲードがてきとうなこと
言ったのがいけない
・・・ってことにしとこうぜ
しいな「・・・あはははははっ!
ロイド「な、何だよ・・・
しいな「もとはといえば
あたしたちが早合点して
精霊と契約を始めたんじゃ
ないのかい?
ロイド「・・・そうだけどよ。
えっと・・・
しいな「わかってるよ
あたしたちがよかれと
思ってしたことで
シルヴァラントの大勢の人間が
命を落とした
・・・これは忘れちゃ
いけないことさ
あんたはあたし以上に
その重さを知ってるってことも
あたしにはわかってる
ロイド「・・・ああ。俺たちは・・・
沢山の人の悲しみや怒りや
・・・無念を背負ってる
しいな「・・・そうさ。
それを希望に変えるまで
あたしたちは負けられないよ
ロイド「そうだな。しいなの
精霊と契約する力も
そのためにあるのかも知れないぜ
しいな「そう思いたいよ

ゼロス

ゼロス「ハニーもいろいろハードな人生
送ってきてるんだなぁ
ロイド「おまえの言い方だと
すんごくうすっぺらい人生
歩んできた気になるけどな
ゼロス「うひゃひゃ。
まあ、深刻に考えても
しょうがねーからな
しかし、どうよ?
そろそろ旅に行き詰まってきて
途方にくれてるんじゃねーの?
ロイド「どうしてだよ
ゼロス「よかれと思って大樹はボーソー
かーわいいコレットちゃんは
奇妙な病気
そろそろいやになってくるのが
人情だろ
ロイド「俺は・・・あきらめない
ここで俺が投げだしたら
俺のしてきたことで
犠牲になった人たちに
顔向けできないだろ
だから俺は、最後の瞬間まで
あきらめない。
あきらめちゃだめなんだ
ゼロス「・・・アツイなー。
おまけに粘着質
ま、そういうの・・・
意外とキライじゃねぇけどな
 

(以下好感度一位の場合続く)

ロイド「ゼロスだってなんだかんだ
言いながら
俺たちといっしょに
その「アツイ」こと
やってるじゃないか
ゼロス「・・・まーなー。
俺さまの哲学には
反するんだけどな
ロイド「ゼロスの哲学って何だ?
ゼロス「たなからぼたもちとか
よらば大樹のかげとか
人生楽ばかりとか・・・
ロイド「・・・聞くんじゃなかった
ゼロス「そういうけどな?
苦労なんてするもんじゃないぜ
ロイド「まるで自分が苦労してきた
みたいな言い方だな
ゼロス「したした。
苦労のバーゲンセールよ
あわれうるわしの美少年
ゼロス少年は
その地位と美ぼうと名声を
しっとされ
常に命の危険にさらされて
大人になったのでした〜
・・・なんてね
ロイド「そ、そうだったのか!?
ゼロス「そうよー。
神子とは名前ばかりの軟禁生活
生まれ落ちた瞬間から
ロイド「そうだったのか。
神子って・・・大変なんだな
ゼロス「神子は人にあらずとばかりに
周りからは珍獣あつかい
幼いころから親とひきさかれ
暴漢におそわれ、神子の受難は
いつまで続くのかっ!
ロイド「そうか・・・
ごめん、俺、ゼロスって
てっきりデカイ屋敷で
人をこき使ってぜいたく三昧に
遊んでくらしてると思ってた
でもコレットも
村ではいろんな意味
特別あつかいされてたから・・・
おまえもそうなんだな
ゼロス「・・・なんて
そんな苦労したら
さらに人格にみがきがかかって
モテモテになるかなーって話よ
ロイド「ふーん・・・ん! 
ちょっと待て
今の全部うそか!?
ゼロス「いやいやまあまあ
おさえておさえて
ロイド「・・・もうおまえの話
二度とまともにきかねーからなっ!
ゼロス「怒るなよ〜ハニー
ロイド「すりよるな!このアホ神子!
ゼロス「わはははは〜、ワリィワリィ。
・・・悪りぃな、マジで

プレセア

プレセア「このあたりは・・・
オゼットに・・・似ていますね
ロイド「ああ、森に囲まれてるからな
プレセア「ロイドさん
・・・ショコラさんの話
・・・聞きました
ロイド「うん・・・
マーブルさんのことか?
プレセア「はい。
他にも・・・いろいろ・・・
・・・ショコラさんの憎しみ
ロイドさんは・・・
やっぱりつらかったですか?
ロイド「そりゃあ・・・うらまれれば
それはつらいよ
それが・・・俺の責任で
あったとしても
プレセア「そう・・・ですよね・・・
ロイド「でも俺は、俺のできるかぎりの
ことをしてつぐなう。
それがつぐないきれないものでも
プレセア「・・・許してもらえなくても?
ロイド「許されるかどうかが
問題なんじゃないよ。
つぐなおうとすることが
・・・大事なんだと思う
 

(以下好感度一位の場合続く)

プレセア「・・・あなたは・・・
強いです・・・
そして、ショコラさんも
・・・強いです・・・
ロイド「そうかな
プレセア「許すこと・・・許されなくても
つぐなう心を忘れないこと・・・
それは・・・強さ・・・です
私には・・・できない
ロイド「リーガルのこと?
アルテスタさんのこと?
プレセア「・・・両方・・・。
理屈では・・・わかります。
許せます
感情が・・・おいつかない・・・
ロイド「それはしかたのないことだよ
イセリアの人も
俺を許してくれるまで
・・・時間が必要だった
今だって、本当は許せないって
人もきっといる
俺はそのことを忘れない
俺がしてしまったこと
俺のせいで亡くなった人が
大勢いることを
・・・絶対に
プレセア「・・・はい
ロイド「リーガルも・・・
きっとそうだと思う。
アルテスタさんも
だからってプレセアが
すべてを許す必要はないよ。
ただ・・・
プレセア「ただ・・・何でしょうか
ロイド「虫がいいことはわかってるけど
あの二人のことを
否定しないでほしい
つぐなおうとする者にも
生きていく場所は
必要だと思うんだ
プレセア「それは・・・
ロイドさんにも
・・・あったんですか
ロイド「俺は、みんなに場所を
もらってたからさ。
もちろんプレセアからも
プレセア「・・・アリシアは
許してほしいと言っていました
私も本当は・・・
心からそうしたい・・・。
でも・・・まだできません
ロイド「うん
プレセア「だから・・・
ロイドさんの言うとおり
・・・二人のこと・・・
否定しなくてもすむように・・・
ロイド「・・・うん。ごめんな。
もういいよ。むりしなくて
・・・俺、それがどんなに
都合のいいことかわかってるんだ。
ごめんな
プレセア「・・・子供みたいな・・・
自分が嫌いです
ロイド「いいんだよ。
プレセアは子供なんだから
プレセア「・・・・・・

リーガル

リーガル「コレットは・・・
ずっと胸のうちに
苦しみをかかえこみ
それでも笑顔でいたのだな
ロイド「・・・ああ。
俺はまた
気付いてやれなかった
リーガル「けなげな少女だ
どんな悲しみの中でも
笑顔でいるのは
心の鍛練が必要だ。
ロイド「・・・コレットは
がまんしすぎなんだよ。
もっと弱音をはいたっていいんだ
リーガル「彼女は知っているのだろう。
言葉にこもる魔力を
ロイド「言葉の魔力?
リーガル「一度口にだした言葉には
その者の意志の力が宿る
呪うも祝うも
すべては言葉のなさしめるもの・・・
ロイド「・・・そうか。そうだな
よし。じゃあ俺は声にだして
宣言するよ
二つの世界も
コレットを救うって!
 

(以下好感度一位の場合続く)

リーガル「・・・おまえの言葉には
まぶしい光の意志を感じる。
いつも率直で素直で、ひたむきだ
ロイド「そ、そうかな・・・。
何かてれるな・・・
リーガル「そやでがさつ。礼儀を欠き
口をついてでる言葉は
時に乱暴だが
つねに本質をついている
ロイド「・・・あのさ。
ほめるかけなすか
どっちかにしてくれねーかな
リーガル「ほめてもけなしてもいない。
私は私の感じたままに話している。
不快であったなら謝罪しよう
ロイド「いや、まーいいんだけどよ。
どうせ俺、言葉づかいが
きたないってよく怒られてるからさ
リーガル「言葉や行動には
その者の本質が見える
その部分がきたなければ
どれほど着かざろうと
醜悪なだけだ
おまえの場合・・・
その本質は、よごれていまい
ロイド「・・・言葉だけが
綺麗であってもだめってことだな
リーガル「それを偽善という。
たましいのこもらぬ言葉だ
ロイド「言霊がないんだな
リーガル「うむ・・・。そういうことだ
ロイド「何となくわかるよ。
口先だけじゃだめなんだ
どんなに正しいことを
言ったとしても
それを実現してみなきゃ
リーガル「・・・私は、私の言葉に
たましいがこもっていないことを
知っている
ロイド「そうかな?
リーガル「どんなに前を見つめようとしても
自らの犯した罪に足を止められ
その重さに心地よく
沈みこみたくなる
自らを罪人と認めることで
得られる怠情な感情に
流されそうになる
ロイド「どうして罪を認めることが
怠情につながるんだよ
リーガル「罪人だという言い訳で
何もせぬこと
それが罰だと
感じてしまう者は多い
・・・過去の私もそうだった
ロイド「今はちがうんだろ?
じゃあそれでいいじゃねーか
生きてれば誰だって
たまには怠情になる
でも少し休んだら
また前を向けば
それでいいんじゃないか?
リーガル「・・・そうだな。
ロイド、おまえには
教えられることが多い。感謝する

イセリア人間牧場

ショコラ救出

  • 救出班のリーダー?が喋る台詞。クラトス、リフィル、リーガル、コレット以外は喋らない。好感度は関係しない。
クラトス&リフィルを救出班
クラトス「我々は、彼らを連れて脱出する。
・・・しくじるなよ
ロイド「わかってる
クラトス「さあ、来るのだ
クラトスを停止班&リフィルを救出班
リフィル「それじゃあ私たちは
計画通り彼らを連れていくわ
ロイド「そうだな。たのむよ
リフィル「さあ、こちらから逃げましょう
クラトスとリフィルを停止班&リーガルを救出班
リーガル「彼らは我らが
責任をもって保護しよう
ロイド「たのむぜ。
俺も魔導炉を急いで止める
リーガル「ではいこうか・・・
クラトスとリフィルとリーガルを停止班
コレット「みんなのことは私にまかせて。
ロイド・・・気をつけてね
ロイド「ああ。そっちもな
コレット「うん。だいじょぶ。
さ、みなさん行きましょう!

フォシテス戦前会話

  • フォシテス戦前の停止班で選んだ3人が喋り出す順番。停止班を選んだ順番、キャラの組み合わせは関係なく、好感度が高い順番に喋り出す。
  • 市販小説『テイルズオブシンフォニア 世界再生編(著:結城聖)』では、リフィル、ジーニアス、クラトスの順で喋る。このことから好感度の順をうかがうことができる。
条件:停止班内の好感度1位がコレット
コレット「通してください!
このままでは
大いなる実りの暴走で
世界が消滅していまいます!
フォシテス「知ったことか
世界が消滅しようと
我らハーフエルフには
何の支障もない
コレット「何故ですか!
あなたたちにとっても
大地は大切な物でしょう!
フォシテス「我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない
条件:停止班内の好感度2位がコレット
コレット「それはクルシスの指示なんですか?
そんなめちゃくちゃな理屈
ひどすぎます・・・
フォシテス「・・・むろんだ。
大いなる実りを放置することは
ユグドラシルさまの勅命なのだからな
条件:停止班内の好感度3位がコレット
コレット「ロイド
急がないと・・・大樹が・・・!
ロイド「わかってる!
フォシテス「おまえたちの好きにはさせん
条件:停止班内の好感度1位がジーニアス
ジーニアス「同族だからって
容赦はしないよ。
道をあけろ!
フォシテス「同族のおまえなら
わかるのではないか?
我らをさげすむ
人間の大地など必要ないと
ジーニアス「人間は・・・嫌いだけど
でもボクたちが生きるために
だって大地は必要だろ!
フォシテス「我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない
条件:停止班内の好感度2位がジーニアス
ジーニアス「そんな・・・それもクルシスの
・・・天使の連中の指示なの!?
フォシテス「・・・むろんだ。
大いなる実りを放置することは
ユグドラシルさまの勅命なのだからな
条件:停止班内の好感度3位がジーニアス
ジーニアス「くそ、こんな奴に
つきあうことないよ!
急ごう、ロイド!
ロイド「わかってる!
フォシテス「おまえたちの好きにはさせん
条件:停止班内の好感度1位がクラトス
クラトス「・・・おまえがフォシテスか。
死を望むのなら
そのまま立っているといい
フォシテス「人間風情が大口を叩くな。
死ぬのはきさまだ。
この汚れた大地とともにな
クラトス「・・・大地が消滅しても
デリス・カーラーンがあると
そう考えているのなら
・・・甘いな
フォシテス「・・・何だと
クラトス「ユグドラシルが
捨て駒のディザイアンなど
救うものか
フォシテス「だ・・・だまれ!
ユグドラシルさまを侮辱するな!
我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない
条件:停止班内の好感度2位がクラトス
クラトス「・・・大いなる実りは
ユグドラシルにとって
唯一無二のもの
我らのじゃまをすれば
大いなる実りは死に
おまえが不興を買おう
フォシテス「ハハハッ!
知った風な口をきくな
これはユグドラシルさまの
ご命令なのだ
条件:停止班内にクラトスがいる&2番目の会話終了後
クラトス「・・・マーテルが
大いなる実りと
融合しているからか・・・
そこまでして
マーテルを護るというのか
あれは・・・!
フォシテス「・・・おまえは何者だ?
ユグドラシルさまを
あれなどと・・・!
条件:停止班内の好感度3位がクラトス
クラトス「・・・ロイド!
時間がない。けちらすぞ
ロイド「わかってる!
フォシテス「おまえたちの好きにはさせん
条件:停止班内の好感度1位がリフィル
リフィル「お退きなさい。
狭間の者であることに
しがみつくおろか者
フォシテス「おまえも同族ならわかるだろう。
人間はこの大地ごと
浄化された方がいいのだ
リフィル「浄化されるのはあなたの脳味噌ね。
大地がなければ
生命は生きていけないわ
フォシテス「我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない
条件:停止班内の好感度2位がリフィル
リフィル「そのおろかしい理屈・・・。
クルシスからの入れ知恵ね
フォシテス「ユグドラシルさまの勅命は絶対だ
条件:停止班内の好感度3位がリフィル
リフィル「このまま相手の時間稼ぎに
のる必要はなくてよ。
急ぎましょう
ロイド「わかってる!
フォシテス「おまえたちの好きにはさせん
条件:停止班内の好感度1位がゼロス
ゼロス「おまえに個人的な
恨みはねーけどよ
・・・どかないと死ぬぜ?
フォシテス「おまえは自分の立場が
わかっているのか?
おまえ自身の末路は
ここで決められてしまったのだぞ
ゼロス「大地がほろびりゃ
末路もへったくれもねーさ
そいつはおまえらハーフエルフも
同じだろーが
フォシテス「我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない
条件:停止班内の好感度2位がゼロス
ゼロス「おまえらの大将ユグドラシルは
それでいいといってるのかよ
フォシテス「おまえがそれを問うのか?
・・・フフ。まあいい。
大いなる実りを放置することは
ユグドラシルさまのご命令なのだ
条件:停止班内の好感度3位がゼロス
ゼロス「あーもう、うだうだ
うるせーなー
てめぇがやってるこたぁ
棚に上げて
被害者ヅラしてる連中は
放っておこうぜ
ロイド「わかってる!
フォシテス「おまえたちの好きにはさせん
条件:停止班内の好感度1位がプレセア
プレセア「敵、確認。
攻撃力強大。
・・・排除します!
フォシテス「無駄なことだ。排除されるのは
きさまとこの大地。
人とそれに汚されし大地だ!
プレセア「・・・大地が消滅すれば
・・・ハーフエルフも死ぬ・・・。
それで・・・いいのですか
フォシテス「我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない
条件:停止班内の好感度2位がプレセア
プレセア「・・・このままでは
大地だけでなく
大いなる実りも消えます
それでも・・・いいのですか
フォシテス「大いなる実りを捨ておくのは
ユグドラシルさまのご命令だ
条件:停止班内の好感度3位がプレセア
プレセア「70パーセントのロス。
このままでは計画に
支障をきたします
ロイド「わかってる!
フォシテス「おまえたちの好きにはさせん
条件:停止班内の好感度1位がリーガル
リーガル「・・・ひけ。
おろかなる者ディザイアン
血にうえた蛮族よ
フォシテス「血にうえた蛮族とは
きさまら人間のことだろう
きさまらのような生き物は
この死にかけた大地と共に
消えてしまうがいい
リーガル「確かに・・・人は血にうえている
それでも、大地を失えば
おまえたちもまた
我々と共に消える運命なのだぞ
フォシテス「我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない
条件:停止班内の好感度2位がリーガル
リーガル「何故そのようにあっさりと
大地を捨てられる?
ここは・・・
生命の源ではないのか?
フォシテス「生命の命はマナだ
そしてユグドラシルさまは
デリス・カーラーンを
新たな大地としておられるのだ
条件:停止班内の好感度3位がリーガル
リーガル「・・・もはや話し合う余地は
ないようだな
ロイド「わかってる!
フォシテス「おまえたちの好きにはさせん

フォシテス戦後機械停止作業

  • 好感度は関係なく、選んだキャラから条件で決まる。
  • リーガルとジーニアスは無し。
条件:コレットが停止班にいる
ロイド「・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇな
コレット「・・・ホント?
困ったね・・・

(コレット、転んで機械を破壊)

・・・あ
ど、どうしよう!!
ロイド「・・・ん?
何か止まったみたいだぞ
コレット「あ、ホントだ。
・・・よかった〜
ロイド「さすが・・・
相変わらず
妙な運のよさだよな
コレット「エヘヘ、そだね〜
条件:クラトスが停止班&コレットが救出班
ロイド「・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇな
クラトス「私がやろう

(クラトス、機械を止める)

ロイド「・・・あんた
何でもできるんだな。
剣も魔法も機械の操作も
クラトス「人より、少々長生きなのでな
ロイド「長生き?
やっぱりあんたも
ハーフエルフなのか?
でもさっきは
人間って言われてたし・・・
クラトス「私のことより
今は大樹の暴走を止めるのが先だ
ロイド「あ、ああ・・・
条件:リフィルが停止班&コレットとクラトスが救出班
ロイド「・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇな
リフィル「機械なら任せなさいと
言ったでしょう

(リフィル、機械を止める)

ロイド「さすが先生!
やっぱついてきてもらって
助かったぜ!
リフィル「調子がいいわね。
でも役に立ててよかったわ
条件:ゼロスが停止班&コレットとクラトスとリフィルが救出班
ロイド「・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇな
ゼロス「よーし
俺さまにまっかせなさーい
ロイド「大丈夫なのか?
ゼロス「こんなこともあろうかと
俺さま、機械の操作方法を
聞いといた訳よ
ロイド「・・・誰から?
ゼロス「だ、誰でもいいでしょーよ。
んじゃ、いくぜぇ!

(ゼロス、機械を止める)

ゼロス「ま、ざっとこんなモンよ。
どうよハニー!
俺さまにホレなおしただろ?
ロイド「ほれちゃいねーけど
感心した。
たまには役に立つんだな
ゼロス「ロイドくん。キビシー
条件:プレセアが停止班&コレットとクラトスとリフィルとゼロスが救出班
ロイド「・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇな
プレセア「・・・ここには他に
これをあつかえそうな人が
いませんね
ロイド「困ったな。どうする?
プレセア「・・・・・・
ロイド「う、うわっ!
何すんだよ、プレセア!

(プレセア、斧で機械を破壊)

プレセア「任務終了です。
・・・もどりましょう
ロイド「う、うん・・・。
大丈夫なのかな、これで・・・

フラノール雪見イベント

コレット

コレット「ロイド、起きてた?
外、雪が降ってるよ
ロイド「どうりで・・・
寒いと思ったよ
コレット「そうだよね! 寒いよね!
ロイド「・・・嬉しそうだな
コレット「だって! 寒いって分かるなんて
・・・嬉しいんだもん
ロイド「そうか・・・
ちょっと前のおまえは・・・
それも分からなかったんだっけ
コレット「ねえねえ。
ロイドが寒いの
我慢できるなら
 ちょっと散歩に行こうよ
ロイド「いいぜ
 

(宿屋の外)

コレット「みてみて。
フラノールの街が見渡せるよ
綺麗だねぇ〜
ロイド「ああ
コレット「・・・ロイド、覚えてる?
クラトスさんが言っていたこと
ロイド「・・・あいつが
何かいってたか
コレット「エクスフィアを捨てることは
いつでもできる
 今は犠牲になった人々の分まで
彼らの思いを背負って
闘う必要があるはずだって
ロイド「・・・ああ
 シルヴァラントの人間牧場で
エクスフィアができるところを
見たときだな・・・
コレット「あれ、ロイドの
お母さまのことだったんだね
ロイド「でもアイツは
母さんを怪物にした奴の親玉に
へこへこ仕えてやがる・・・
コレット「ちがうと思うな。
クラトスさん、私たちのこと
何度も助けてくれたよ
 ロイドのことも
守ってくれたよ?
ロイド「それは・・・
コレット「だから、きっとクラトスさんは
 ロイドのことも
ロイドのお母さまのことも
大切に思ってるんだよ
 素敵なお父さまだよね
ロイド「・・・もしかして
それを言いたくて
ここに連れてきたのか?
コレット「えっとね、それもそう、かな
ロイド「・・・ありがとう。大丈夫だよ
 あいつが親父だったってこと
・・・今はもう
そんなにショックじゃないんだ
コレット「うん・・・でも・・・
ロイド「オリジンの・・・封印のことか?
コレット「いやなこといって、ごめんね
 でも体内のマナを放射したら
いくら天使化した
クラトスさんでも・・・
ロイド「わかってる。
生きていられるのか・・・
それもわからないよな
コレット「・・・だからね!
私のこと助けてくれたみたいに
 クラトスさんの命を
失わなくても
オリジンを解放できる方法を
探そうよ!
ロイド「・・・コレット
コレット「みんなもわかってくれるよ。
ね? そうしようよ!
ロイド「ありがとな。
でも・・・俺思うんだ
 クラトスには
クラトスの考えがあって
ミトスについたんだって
 だから、それを聞いてみたい。
全てはそれからだ
コレット「・・・行くんだね?
デリス・カーラーンに
ロイド「・・・ああ。
明日アルテスタさんの
具合を聞いたら、行くつもりだ
 ミトスの千年王国には
賛成できない。
だから、それを阻止する
 ミトスと・・・戦うよ
コレット「・・・もう少し
近くに行ってもいいかな?
ロイド「・・・え、ああ
 こんなに綺麗な景色
シルヴァラントみたいに
荒らされて欲しくないな
 荒らさせないよ
コレット「そうだよね。
今度こそ守ろうね
ロイド「ああ
 知ってるか?
ドワーフの誓い、第7番
コレット「あはは。ロイドが
一番嫌いなやつでしょ
ロイド&コレット「「「正義と愛は必ず勝つ!」」
ロイド「・・・本当に
そうだといいんだけどな
コレット「心配?
それじゃあ・・・これ
ロイド「これは・・・?
コレット「おまもり。
フラノールの雪ウサギ。
幸運を呼ぶんだって
 昼間ね、これを
アルテスタさんの所に
持って行ってもらったの
 もう一個はロイドに
ロイド「・・・ありがとう
コレット「ね。みんなもついてるし
お守りもあるし
もう、だいじょぶだよ
ロイド「ああ、そうだな

ジーニアス

ロイド「誰だ? 入れよ
ジーニアス「ボクだよ!
ねえ外、見た?
雪が降ってるんだよ
ロイド「どうりで・・・
さみーと思った
ジーニアス「ねえねえねえ。
ちょっと外に出てみようよ!
いいだろ?
ロイド「いいぜ
 

(宿屋の外)

ジーニアス「すごい!
雪って、静かに降るんだね
ロイド「ん。なんか怖ぇよな
ジーニアス「イセリアは気候がいいから
雪なんてほとんど降らないもんね
 

(ジーニアス走り回る)

ジーニアス「すっげー! すっげー!
ロイド「おい、転ぶぞ!
ジーニアス「平気平気!
 

(ジーニアス転ぶ)

ロイド「ほら見ろ
 おい、大丈夫か!?
ジーニアス「・・・うん、大丈夫
ロイド「・・・泣いてるのか?
怪我でもしたか?
ジーニアス「あ・・・へへ。ちがうよ。
ちょっと怖くなったんだ
ロイド「何が?
ジーニアス「雪はこんなに冷たいのに
天使になったミトスは
それに気づかないのかなぁって
ロイド「・・・そうだな
 あいつは人間であることも
エルフであることも
ハーフエルフであることも
 否定したいのかもな
ジーニアス「明日・・・アルテスタさんが
無事だってわかったら
決着をつけるんだよね
ロイド「え?何だよ急に。
そのつもり・・・だけどさ
ジーニアス「じゃあ、今だけ・・・
ミトスの味方みたいなこと
言ってもいい?
ロイド「おいおい・・・
ジーニアス「ボク・・・少しだけ
少しだけだけど
あいつの気持ちがわかるんだ
ロイド「え?
ジーニアス「ボクたちがイセリアを
追い出されたとき、ボク
 自分が人間の血を引いてることが
いやでいやで仕方なかった
ロイド「そうか・・・
ジーニアス「ヘイムダールで追い出されたときは
くやしくって情けなくって
ロイド「うん・・・
ジーニアス「ボクは人間でも
エルフでもないんだ。
どっちにも入れてもらえない
 そのくせどっちかに所属してないと
生きてることすら認めてもらえない
ロイド「ミトスと戦うのは・・・いやか?
ジーニアス「・・・そういう訳でもないんだ。
あいつがやってることは許せないし
ロイド「でも、つらいんだろ?
ジーニアス「それは・・・
 ミトスを倒しても、ホントの意味で
あいつを倒したことには
ならないと思うからさ
ロイド「そうだな
 ・・・俺たちも、エルフも
ジーニアスたちハーフエルフも
みんな変わらないとな
ジーニアス「変われるのかな? 本当に
ロイド「あきらめたらそこで終わりだろ。
誰だってみんなこの世界で生きて
この景色を見る権利があるんだ
 ・・・たぶん
ジーニアス「・・・そうだよね
 今までロイドは
しつこいぐらい
あきらめなかったもんね
ロイド「しつこいは余計だ!
ジーニアス「ボクも、もう少し
しつこくなってみようかな・・・
ロイド「いちいちカンにさわるなー。
まあ、いいか
ジーニアス「・・・くしゅんっ!
ロイド「冷えてきたな。そろそろもどるか
ジーニアス「そーだね。
・・・ありがとうロイド
ロイド「あん? 何が?
ジーニアス「ボクのこと、普通に・・・
ロイド「普通に、何だよ
ジーニアス「・・・やっぱなんでもない
 

(ジーニアス走り去る)

ロイド「何だ? 変な奴

クラトス

ロイド「・・・すごい雪だな
クラトス「ロイド・・・
ロイド「誰かに呼ばれたような・・・?
 

(宿屋の外)

 ・・・誰もいるわけないか
クラトス「・・・ロイド・・・
ロイド「ずっと・・・知ってたのか?
俺が、あんたの・・・息子だって
クラトス「・・・おまえの家で
アンナの墓を見つけた時から
・・・気付いていた
ロイド「母さんはどうして死んだんだ?
あんたは知ってるんだろ・・・
クラトス「アンナはプレセアと同じ
クルシスの輝石を体内で作る研究
・・・エンジェルス計画に
利用されていた
 ミトスの無機生命体による
千年王国の構想を知った私は
あれと対立し、地上に降りて
 アンナと出会った
ロイド「・・・母さんが・・・
プレセアと同じ実験体・・・
クラトス「アンナとであって私は
 ミトスのやり方を黙認することが
世界統合の早道だという考えが
まちがいだと気付いた
 私は人の身でエターナルソードを
使える術を模索した
ロイド「・・・世界を統合するため?
クラトス「そうだ。しかし私もアンナも
クルシスから追われていた
 世界を転々として
やがて生まれたおまえを
育ててきたが・・・
 とうとうクヴァルに
見つかってしまった
ロイド「・・・そこで母さんは
化け物にされたんだな
クラトス「エクスフィアをはがされたのだ
 要の紋がなかったアンナは
体内のマナが暴走し
怪物と化した
 ・・・あれがおまえを
食い殺そうとしたところを
 ノイシュがかばい
あれも一時的に正気に返った
ロイド「・・・ノイシュが
助けてくれたのか・・・
クラトス「ノイシュが怪物に敏感になったのは
・・・恐らくその時からだろう
 ノイシュは怪我を負い
アンナもまた傷ついた体で
自分を殺すように懇願した
ロイド「・・・もういい・・・
クラトス「アンナが再び暴走して
おまえをねらった。私は・・・
ロイド「もういい!
クラトス「私は・・・アンナを殺した
ロイド「もういいって言ってるだろ!
クラトス「その後クヴァルが襲ってきて
おまえとノイシュは
エクスフィアごと崖から滑り落ちた
 ・・・クヴァルたちを退けて
崖を降りたが・・・
 残っていたのは
怪物に食い散らかされた
ディザイアンの死骸だけだった
 ・・・もう、生きてはいまいと
そう思った
ロイド「・・・それであんたは・・・
またクルシスに戻ったのか
クラトス「私はオリジンの封印そのもの
 殺せば封印がとける以上
ユグドラシルも私を
放置できなかったのだろう
ロイド「あんたはそれでよかったのか?
ミトスのやり方に反発したのに!
クラトス「・・・何もかも、むなしくなった
ミトスはマーテルさえ復活すれば
世界を統合するといっていた
 千年王国計画はともかく
大地が元に戻るのなら
もうそれでいいと思ったのだ
 ・・・おまえに出会うまでは
ロイド「俺・・・?
クラトス「おまえは・・・ミトスに似ている。
ミトスもおまえのように
世界を救おうと必死だった
 諦めなかった。
虐げられても前を向いていた。
マーテルを・・・殺されるまでは
ロイド「勇者・・・って
呼ばれてたんだよな、あいつ
クラトス「・・・そうだ。
しかし・・・おまえとミトスでは
決定的にちがうことがある
ロイド「種族の差?
クラトス「いや、ちがう。ロイド
おまえは自分が
まちがえる生き物だと知っている
 いや、まちがいを犯しても
それを認めることができる。それは勇気だ
 ミトスも・・・私も・・・
それができなかった
ロイド「まちがいを認める・・・勇気
クラトス「我々は、誤った道を正せなかった。
過ちは正せないと諦めた。
おまえは諦めなかった
ロイド「・・・だったら
あんたはもう気付いているんだろ!
まちがいは正せるんだ。
 今からでもいい
あんたの命を犠牲にしなくても
オリジンを解放できる方法を探して
 ・・・いっしょに・・・
クラトス「・・・私には・・・
まだやるべきことがある
 おまえにそれを託すまでは・・・
私はおまえと共に
戦うことはできない
ロイド「やるべきことって・・・
クラトス「エターナルソード・・・
それをおまえに託すまでは・・・
おまえも死ぬな
ロイド「クラトス! どこへ・・・
クラトス「・・・ユグドラシルを
このまま放置するな
 奴は・・・
いくらでも命を犠牲にできる
 コレットを奪われる前に・・・
ユグドラシルを・・・
ミトスを止めてくれ
ロイド「・・・ああ。止めてやる。
デリス・カーラーンに乗り込んで
あいつを止めてやるさ
 

(朝になり宿屋の外)

 お、ノイシュ。
何をくわえてるんだ?
ノイシュ「ウオーン
ロイド「ペンダント?
こんなもの・・・
 これ・・・クラトスと
・・・母さん?
 じゃあこの赤ん坊は・・・俺・・・
ノイシュ「ウォーンウォーン
ロイド「クラトスからあずかったんだな?
ノイシュ「ワォーン
ロイド「・・・わかった。
これは俺が持ってるよ

リフィル

 誰だ? 入れよ
リフィル「ちょっといいかしら・・・?
ロイド「先生? どーしたんだよ
リフィル「雪を見たいのだけど
ちょっとつきあってくれないかしら
ロイド「いいぜ
 

(宿屋の外)

リフィル「不思議ね・・・
真っ暗な空から
雪が降りてくる・・・
ロイド「先生の台詞とは思えねぇな・・・
リフィル「失礼ね。
・・・自分でもそう思うけれど
ロイド「あはははは
リフィル「笑い過ぎよ
ロイド「ごめん
リフィル「ねぇ、ロイド。
これからどうするつもり?
ロイド「うん。
・・・デリス・カーラーンへ
行くことになると思う
リフィル「そうね。
そろそろ決着をつけるべきね
ロイド「ああ。やるべきことは
わかってるんだ
 オリジンの封印を解いて
資格を得て、エターナルソードで
世界を統合する
 人間の俺じゃ
エターナルソードは
使えないらしいけど
リフィル「問題はそれだけではなくてよ。
目的を達成するためには
ミトスだけではなくて
 クラトスの命も
犠牲にしなくてはならないのよ
ロイド「・・・コレットの時みたいに
道はないのかな
リフィル「以前の私なら・・・
ないと断定したわね
ロイド「そうかな?
リフィル「そうよ。この世界には
けして変えられない
運命があるって
 私は信じていたから
ロイド「今は、信じていないのか?
リフィル「・・・やっぱり変えられないものは
あると思うわ
ロイド「先生・・・
リフィル「でも、可能性を信じるのも
悪くないと思うの
 自分でもこの変化に
とまどっているのだけれど
ロイド「何が先生を変えたのかな・・・
リフィル「雪を拡大鏡で見ると
不思議な形をした結晶状なのは
勉強したわよね
ロイド「な、何だよ急に。
・・・そうだっけ?
リフィル「そうなの。
針葉樹みたいな綺麗な結晶よ
ロイド「しんようじゅ・・・?
リフィル「・・・もういいわ
 とにかく雪結晶は
降雪時の温度と湿度で
 まったくちがう形に
なってしまうものなの
ロイド「それが・・・何?
リフィル「どれも同じに見える冷たい雪だけど
実は周囲の環境に
敏感に反応しているのよ
ロイド「うん。それはわかったけど・・・
リフィル「つまり、私の周りの温度が
変わった・・・ということ
ロイド「ああ! 先生を変えたものが
何かってことか
リフィル「ふふ、かんじんの熱源体は
まったく気づいてない
みたいだけれど
ロイド「え? え?
リフィル「つきあってくれてありがとう。
もうもどりましょう
 明日からの戦いが
最後の戦いになるかも
しれないのだから
ロイド「う、うん。わかったよ・・・

しいな

ロイド「誰だ? 入れよ
しいな「ちょっといいかい?
ロイド「しいな!
どうかしたのか?
しいな「外に行かないか?
雪が降ってて、綺麗なんだよ
ロイド「いいぜ
 

(宿屋の外)

しいな「みんな眠ってるんだね。
こうしていると
世界が平和に見えるよ
ロイド「ホントだな
 この空の上で
クルシスの連中が
無機生命体の千年王国なんて
ばかげたこと考えてるのにな
しいな「無機生命体か
 みんなが無機生命体になったら
・・・本当に差別は
なくなると思うかい?
ロイド「・・・いや
なくならないだろうな
しいな「そうだね。あたしもそう思う
 あたしは人間だ
 だけどテセアラでは
ミズホの民とそれ以外の人間は
お互い溝があった
 ミズホの中でも
あたしは・・・浮いていたしね
ロイド「・・・ミトスは・・・
自分の中に流れてる
 二つの種族の血が
いやなんじゃないのかな
しいな「そうかもしれないね。
あたしにも・・・
何となくそれはわかるよ
ロイド「しいながミズホの民だからか?
しいな「あたしが精霊と契約できるからさ
多分・・・
 あたしのはるか昔の先祖には
エルフがいたんだよ
ロイド「そうなのか?
しいな「精霊を呼ぶのにも
エルフの血が必要らしいんだ
 魔法はもちろん
ああいう自然界のマナを使う技術は
 大なり小なり
エルフの血が流れていないと
だめなんだってさ
ロイド「じゃあ、クラトスやゼロスも・・・
しいな「どこかに、そんな血が
流れてるのかもね
 あたしと同じように
ロイド「そうか・・・
しいな「あたしがコリンと契約した瞬間
周囲の人間の目は変わったからね
 ああハーフエルフってのは
年中こんな視線を浴びてるのか
・・・とは思ったよ
ロイド「しいなは・・・
いやにならなかったのか?
しいな「・・・何度もいやだと思ったさ。
村のみんなを死なせてしまったしね
 だけど、この力があるから
あたしはコリンに出会ったし
あんたたちにも出会ったわけだろ
ロイド「そうだな。しいなが召喚術を
手に入れてなかったら
 ちがう奴がコレットを
暗殺しにきてたのかもな
しいな「そう思うとねぇ。
人にはいらないものは
何一つないんだなって思うんだよ
ロイド「しいなの中の召喚術も
必要だから備わっていたって
ことだな
しいな「そうさ。あたしの力も
コレットの力も
リフィルたちの血も
 両親から受け継いだ
あんた自身全てもさ
 みんな必要だからそこにいる。
必要だから
生きてるんじゃないのかなって・・・
ロイド「・・・ああ。そうだよ
 俺・・・全ての命は
生まれてきたことに
意味があるって思う
しいな「あたしもね
最近そう思うようになったよ
 そうしたら、何か
すごく気が楽になった
 ああ、生きてるだけで
いいんだってね
ロイド「へ? あたりまえだろ?
しいな「当たり前じゃなかったのさ
 昔のあたしは、任務に失敗して
契約から逃げている
ただのお荷物なんだって
思ってたんだから
ロイド「ああ・・・そういうことか
しいな「あんたがね、ことあるごとに
当たり前のことを
当たり前の顔して言うのを
聞いてる内にさ
 無理する必要はないのかなって
思ったんだ
ロイド「そうかなー。よくわかんねぇ
しいな「そうなんだよ
 きっとね、あんたがあんまり
一生懸命生きてるから
そう思ったんだ
ロイド「はは、なんか一応
誉められてるんだよな
しいな「・・・ミトスにもさ
それが伝わるといいのにな
ロイド「・・・ミトスか・・・
しいな「一生懸命生きてれば
 同じように必死で生きてる命を
簡単に押しつぶしたりは
できないだろ
ロイド「・・・それが伝わるかどうか
わからねぇけど
 俺は俺らしく生きられる世界を
つかむために、あいつと対決する
しいな「もしかしたら・・・
こっちからしかけるつもりかい?
ロイド「ああ。このままクルシスを
放置しておいても
事態は好転しないと思う
しいな「そうだね。それがいいよ。
うだうだ考えてるのは
性に合わないさ
ロイド「だよな。しいなとは話が合うなぁ!
親友になれそうだよな
しいな「・・・親友・・・
ロイド「あれ? だめか?
しいな「・・・・・・バカ

ゼロス

ロイド「誰だ? 入れよ
ゼロス「よーう、ハニー♥
起きてるか?
ロイド「・・・たった今眠くなった。
おやすみ
ゼロス「おいおいおい。
そんな冷たいこと言わないでさ。
ちょこーっと、外に行こうぜ?
ロイド「いいぜ
 

(宿屋の外)

ゼロス「・・・その日
メルトキオは記録的な大雪でな。
この街と同じ眺めになっちまってた
ロイド「どうしたんだよ、突然
ゼロス「まあ、ちょっとした昔話よ。
急に話したくなったんだ
ロイド「まあ、話したいなら
聞いてやるけどさ
ゼロス「俺は初めて見る雪に大興奮して
お袋といっしょに
庭で雪だるまを作ってた
 したら、いきなり
雪だるまが崩れてよ
 何が何だかわからないうちに
今度は赤い雪が降ってきた
ロイド「・・・赤い・・・雪?
ゼロス「お袋の血だよ
殺されたんだ
ロイド「・・・!?
ゼロス「んで、お袋がさ、倒れ込んできて
俺の肩を掴むんだ
 おまえなんか
生まなければよかったって
ロイド「そんな・・・
そんなの酷いじゃないか!
ゼロス「お袋には
好きな相手がいたんだろうな
 でもクルシスからの神託で
当時の神子・・・俺の親父と
結婚しなくちゃならなくなって
 しかも親父には別の女がいたしな
ロイド「それにしたって
おまえにはなんの罪もないだろ!
ゼロス「お袋を殺した魔法は
俺をねらってたんだよ
ロイド「え?
ゼロス「俺は次代の神子として
・・・命をねらわれた
 お袋は・・・
巻き込まれて死んだんだ
ロイド「・・・・・・
ゼロス「俺を殺そうとしたのは
セレスの母親でな
 母親は処刑されて
セレスは修道院に軟禁された
ロイド「そう・・・だったのか
ゼロス「マナの神子なんて・・・
まっぴらだったんだ。ホントによ
 もういつだって
逃げ出したくて仕方なかった
ロイド「・・・うん。
神子は・・・辛いと思う
 俺にはそれを
想像するしかできないけど
 それでも
・・・辛いってことはわかるよ
ゼロス「・・・悪いな。
返事に困る告白だったろ?
ロイド「いや・・・。でもどうして
急に話す気になったんだ?
ゼロス「俺は・・・生まれなければ
よかったんだ
ロイド「な、何いってんだよ
ゼロス「いや、今もそう思ってるってことじゃねぇよ
 ただ以前は、親から否定されて
教会からも疎んじられ
王室からは怯えられて
 ・・・逃げだしたかった
ロイド「でも今、ゼロスはここにいる。
そうだろ?
ゼロス「どうかな。今だって
実のところを言うとな・・・
色々メンドーで、いやになるんだよ
 いっそ何もかも滅びた方が
いいんじゃないかって
ロイド「ゼロス! 何を言うんだ!
ゼロス「・・・怒った?
ロイド「怒るよ! 当たり前だろ!
何もかも滅びちまったら
俺が困るんだからな
ゼロス「おいおいおい。
何もかも滅びたら
おまえも消えるんだぜ
ロイド「俺は消えない
 だから俺以外の奴にも
ほろびで欲しくないし
ゼロスにも
生きててもらいたい
ゼロス「・・・泣ける台詞だなぁ
ロイド「ちゃかすなよ
 明日アルテスタさんの無事を
確認したら
ミトスたちに最後の戦いを
挑むつもりだったんだ
 お前がそんな弱気じゃ
心配で連れて行けないだろ
ゼロス「・・・やるのか?
本当に世界を
統合できると思うのか?
ロイド「やれる。俺は逃げない
ゼロス「・・・わーったわった。
ロイドくんの熱血ぶりには
フラノール中の雪が解けちまわぁな
 ・・・俺も腹をくくる。
逃げない方向で
一つやってみるとするか
ロイド「ハハ。平和になったら
好きなだけ逃げればいいからさ
ゼロス「そりゃどーも
 やれやれ・・・
結局分が悪い方につくのか。
俺さまらしくねぇな
ロイド「なんの話だ?
ゼロス「こっちのこと。
それよりそろそろもどろうぜ。
寒くてかなわねーや
ロイド「ああ
 

(宿屋へ移動)

ロイド「あれ、ゼロスの奴
落としたのかな?
 あれ、手紙がついてる・・・
手紙「俺さまの信頼の証だ。
しばらくあずかっててくれ
 ・・・許してくれと
いえる立場じゃねぇが
許して欲しい
 みんなには言うなよ
ロイド「???
むずかしい手紙書くなよ、もー!
ったく、意味わかんねー

プレセア

ロイド「誰だ? 入れよ
プレセア「・・・私・・・です
ロイド「めずらしいな。どうしたんだ?
プレセア「雪を・・・見にいきませんか?
ロイド「いいぜ
 

(宿屋の外)

 すげー。俺こんなに
雪が降ってるのは初めてだ
プレセア「雪・・・私・・・
あまりみたことがないので
・・・不思議な感じです
ロイド「そうなのか?
プレセア「心を失っていた頃の記憶は・・・
あいまいだから・・・
 それに・・・私・・・
オゼットとメルトキオぐらいしか
いったことがなくて
ロイド「・・・そうか。そうだよな
 俺だってこんなことになる前は
イセリアから殆ど出たこと
なかったもんな
プレセア「雪というのは・・・
すぐ溶けてしまうものなんですね
ロイド「そうだな。氷みたいなもんだしな
プレセア「私・・・もっとずっと
残っているものだと
思ってました
 はかない・・・ものなんですね
ロイド「うん。そういわれると
ちょっともの悲しい感じだよな
プレセア「でも、当たり前ですよね
 ・・・木も草も花も
いつかは枯れます。
人も・・・
ロイド「命あるものは・・・
みんないつかは死ぬ。
だから雪も消える。
プレセア「アルテスタさんは・・・
まだ消えてしまいませんよね
ロイド「プレセア・・・
プレセア「私・・・
まだアルテスタさんのこと
許していません
 それなのに・・・
アルテスタさんが
亡くなってしまったら
 ・・・私・・・
ロイド「大丈夫
プレセア「確率は100パーセント
ではないです
 安易にそんな言葉を・・・
口にしないで下さい
ロイド「100パーセントなら
大丈夫なんていわないよ
プレセア「そうでしょうか?
 大丈夫という言葉は
心配の必要を感じない場合に
使う言葉ですよね
ロイド「この世の中に
絶対なんてないだろ
 だから、自分に
いいきかせるんじゃないのかな
 絶対できる。絶対大丈夫って
プレセア「・・・そうかも知れません
ロイド「正直なところ
アルテスタさんが無事かどうか
俺にはわからない
 俺にできるのはアルテスタさんの
生きる力を信じることだけだ
プレセア「信じる・・・こと
ロイド「ああ。だから大丈夫って言う。
言い続ける。そう信じる。人の意志の力は強いんだ。
 ・・・その力でアルテスタさんを
こっちの世界に引き留められる
プレセア「ロイドさんが強いのは・・・
その意志の力の
せいなんですね
ロイド「え? そうかな
プレセア「あなたを見ていると
あんなに絶望的だと思ったことも
 ・・・簡単にできてしまうような
気になるんです
ロイド「・・・おれ、単純だからさ。
あんまり深く考えないんだよ
 とりあえず諦めなければ
何とかなるって思う
プレセア「ミトスにも・・・
勝てると、思いますか?
ロイド「・・・うん。勝つよ。
そう思わないと・・・
あいつとは戦えない
プレセア「少しの間でも・・・
心を許してしまったから?
ロイド「そうかな。
うん確かに、それもある
 でも・・・俺はあいつに
同情できないんだ
プレセア「はい。・・・彼は
ひどいことをしました。
人にもエルフにも大地にも・・・
ロイド「ハーフエルフにもだ。
あいつは自分が受けた傷を
好き勝手周りにぶつけて
 そのことでハーフエルフって
種族全体をおとしめてるんだ
プレセア「そうですね。その通りです
ロイド「確かに、人もエルフも
悪かったんだと思う
 ミトスも・・・ギリギリまで
我慢したんだと思う
 でもそれは・・・
あいつが生み出した
結果に対しての
言い訳でしかないんだ
プレセア「ロイドさんは・・・勝ちます
ロイド「え?
プレセア「今話をしてそう思いました
 ミトスの意志と
あなたの意志がぶつかったら
きっとあなたの方が強いです
 あなたは・・・
自分を誤魔化していないから
ロイド「・・・サンキュ
 何か、そういわれたら
明日クルシスに突入する
勇気が湧いてきたな
プレセア「明日・・・ですか?
ロイド「そうさ。
アルテスタさんの容態を聞いたら
全てに決着をつける
プレセア「ミトスを・・・倒して
世界を統合するんですね
ロイド「ああ。
・・・それしか方法はない
プレセア「ロイドさん。
きっと・・・大丈夫です。
絶対に・・・勝てます
ロイド「あ、安易な言葉、使ってる
プレセア「はい。私の意志の力も
ロイドさんに預けます
ロイド「・・・よし。預かった!

リーガル

ロイド「誰だ? 入れよ
リーガル「失礼する
ロイド「リーガル?
どうしたんだ、こんな時間に
リーガル「夜更けにすまないが
外に行かないか?
 少し話がしたい
ロイド「いいぜ
 

(宿の外)

リーガル「雪か・・・。ここはやはり
セルシウスの影響を
強く受けているのだな
ロイド「見てるぶんにはきれいだけど
ここで生活してる人は大変だろうな
リーガル「うむ。このあたりは
雪で観光客を集めなければ
生活できぬ
ロイド「そういえば、おまえの会社って
観光事業がメインなんだろ?
フラノールに会社はないのか?
リーガル「スキー場とホテルを
いくつか経営しているはずだ
ロイド「・・・すげぇ。金持ちなんだな
リーガル「会社を作ったのは私ではない。
私の何代か前の当主だ
ロイド「はー、そんなに昔から続いてる家なんだな
リーガル「・・・エクスフィア鉱山が
巨万の富を産んだ
 恐らくブローカーを経て
ディザイアンに流されていたのだろう
 我が手にある財産は
シルヴァラントでの流血によって
あがなわれていたのだ
ロイド「・・・そうか。そうだよな
リーガル「すまなかった
ロイド「おまえが謝ることじゃないだろ
リーガル「知らなかったことは
言い訳にはならぬ。
むしろそれは罪悪だ
ロイド「それはそうかも知れないけど・・・
リーガル「・・・恐らくミトスが
ありとあらゆる命を虐げるのも
ここに起因するのではないか?
ロイド「どういうことだ?
リーガル「人は・・・己の罪をしらなすぎ
エルフはその罪に目を閉じる。
それがミトスをいらだたせている
ロイド「そうだとしても
あいつがやっていることは
世界中を巻き込んだ復讐だろ
 許されることじゃない
リーガル「ならば・・・
私も許されないことになる
ロイド「へ?
リーガル「私もクルシスに復讐するために
ここにいる
ロイド「それは・・・ちがうだろ
リーガル「同じことだ。
仮にアリシアを怪物に変えた原因が
人間の側にあったのなら
 私はミトスと同じ道を
辿っていたかもしれぬ
ロイド「・・・大抵はそうなる前に
自制心が働くって・・・
先生が言ってたぜ
リーガル「そうだろうな。しかし結局私は
・・・いや我々は
ミトスと同じなのだ
ロイド「・・・ミトスと同じ?
リーガル「自分たちの理屈と合わない者
自分たちを不快にさせる者を
力で排除している
ロイド「・・・ぐぅの音もでねぇな
そういわれちまうと
リーガル「ミトスは・・・それを知っている
 だから去り際に
エクスフィアのことを
言ったのだろう
 人の命を吸ってできたこの石を
犠牲を否定する
我々が使っている都合のよさ・・・
ロイド「何か、ムカムカしてきた
リーガル「図星だからではないか?
ロイド「そうかも知れないけどよ。
理屈が正しければ
それでいいってモンでもないだろ
リーガル「ふむ
ロイド「・・・あいつがやってることは
いやなんだ。それだけだ
リーガル「・・・そうだな。
それでいいのかも知れないな
 私は・・・ミトスを私に
置き換えることで
 無意識のうちに
自分の正当性を主張しようと
していたのかもしれぬ
ロイド「難しいこと考えるな。リーガルって
 誰だって自分が悪者に
なんかなりたくないし
自分が嫌なことは我慢したくないよ
リーガル「誰だってそう思っている・・・か
ロイド「相手も同じだと思ったら
・・・ミトスみたいなことは
できねぇだろ。だから・・・
リーガル「奴と・・・戦うことになるんだな
ロイド「明日・・・アルテスタさんの容態が
はっきりしたら、決着をつける
リーガル「・・・よかろう。
悲劇の連鎖は・・・
早急に断ち切るべきだ
ロイド「ああ。明日からも、たのむな
リーガル「・・・うむ

ヘイムダール:オリジン解放前宿屋

コレット

ロイド「はい?
コレット「まだ起きてた?
ロイド「・・・なかなか寝つけなくて
コレット「外は星が綺麗だよ
ちょっと見にいこ?
ロイド「・・・そうだな
じゃあちょっとだけ
 

(外へ出る)

コレット「すごいね
今にも降ってきそう
ロイド「ああ、そうだな
コレット「私ね、今でも不思議なんだ
こうしてロイドと
お話ししてるのが
ロイド「何で
コレット「世界再生の旅に出たら
もう二度と村にもどれないって
おばあさまにいわれていたから
だからイセリアを出る前の夜
ロイドと二人で
お話しした時
これでもう最後なんだって思ってた
でも今はこうして
ロイドの横にいるでしょ?
ロイド「これからも、ずっとそうだよ
コレット「え?
ロイド「もうおまえをねらってた
クルシスはないんだ
明日、・・・クラトスに勝って
封印を解いてもらえれば
世界は一つにもどる
もう心配しなくてもいいんだ
コレット「・・・ロイド
クラトスさんと戦うの?
ロイド「戦わないと・・・
ダメなんだろうな
コレット「でもお父さまなんでしょ?
ロイド「親父だから・・・戦うんだ
コレット「え?
ロイド「あいつは決着をつけたいんだよ
過去の自分に
けじめをつけたいんだと思う
そんな気がするんだ
コレット「・・・うん
そうなのかもしれないね
クラトスさん
私たちのこと・・・
助けてくれたもん
ロイド「ああ。それに俺自身も
けじめをつけたいんだ
コレット「ロイドが?
どうして?
ロイド「俺は・・・ずっとおまえに
たよってきた
世界再生は
おまえにしかできないって
それを疑問にも思わなかった
コレット「それはしかたないことだよ
それに・・・ロイドは
約束通り
私を助けてくれたじゃない
ロイド「でも、そのために
いろんな人たちを
犠牲にしちまった
俺はたくさんの人の
命を背負ってる
その人たちのためにも
俺は・・・
過去のクラトスを倒す
コレット「・・・うん。わかった
ロイド「すべてが終わったとき
みんなが生きていることを
許されてる世界になってると
いいなって思うんだ
コレット「この旅が終わって
そんな世界になったら・・・
ロイドは
どうするつもりなの?
イセリアにもどるの?
ロイド「多分、もうもどらねぇと思う。
俺、こいつらを
回収すつるもりなんだ
コレット「エクスフィアを?
ロイド「このままこれを放置しておいたら
コレットや
プレセアみたいに
自分を失う人が出てくるだろ
だからそうなる前に
回収した方がいいと思うんだ
それがエクスフィアに力を借りて
戦ってきた俺の
こいつらへの感謝・・・
なんだけどさ
コレット「私も・・・いっしょに
いっていい?
ロイド「え?
コレット「今までもそうだったみたいに
私、これからも
ロイドの横を
いっしょに歩けたらいいなって
思ってるんだ
ロイド「・・・ん、わかった
じゃあ、いっしょに行こう
生まれ変わった世界を
いっしょに冒険しような
コレット「うん!
 

ジーニアス

ロイド「はい?
ジーニアス「ロイド、起きてた?
ロイド「・・・なかなか寝つけなくて
ジーニアス「じゃあさ。星を見ようよ。
綺麗だよ
ロイド「・・・そうだな
じゃあちょっとだけ

(外に出る)

ジーニアス「すごいね
ロイドの家から見る星と
同じくらいたくさん見える・・・
ロイド「そういえばよく先生とおまえで
俺んちまで
星の観測にきてたな
ジーニアス「よく姉さんに言われたよ
今後のためにも星の位置は
勉強しておきなさいって
ロイド「何で?
ジーニアス「そりゃ、いつ村を追われても
いいように・・・あっ!
ロイド「・・・まあ、何にしても
星の位置は重要だよ
逆に迷わなくてすむからな
ジーニアス「ロイドって
そういうことは
くわしいよね
ロイド「そういうことはってのは
どういう言い草だよ・・・
ジーニアス「・・・ねぇ、ロイド
聞いてもいいかな
ロイド「何を?
ジーニアス「ロイドは
どうしてハーフエルフを
差別しないの?
ロイド「・・・っていうか
した方がいいのか?
ジーニアス「ボクは・・・
そんなのいやだよ
ロイド「ならいいだろ
ジーニアス「そうだけど
結局どこへ行っても
それがあたりまえだったから
ロイド「誰があたりまえだなんて
決めたんだよ
ジーニアス「誰って・・・
ロイド「人間だろうとエルフだろうと
いやな奴はいやだし
好きな奴は好きだ
それだけだ。簡単だろ?
ジーニアス「ロイド・・・
ロイド「俺がもしも
ハーフエルフだったとしたら
俺にはどうしようもないことで
好きだの嫌いだの言われるのは
たまんねぇと思う
ジーニアス「・・・そうだね
ロイド「この姿で、この種族で
・・・こうやって
生まれたことだけは
変えられないからな
ジーニアス「うん。
ホントに・・・そうだよね
ロイド「まあ・・・でも
俺がバカだってとこも
変えられないかもな〜
ジーニアス「大丈夫だよ
ロイドはバカなトコが
いいんだから
ロイド「ど、どーゆー意味だ
それは・・・
ジーニアス「うん
やっぱりボク
ロイドは好きだな
・・・人間だけどさ
ロイド「な、何だよ、いきなり
ジーニアス「・・・ロイドといたら
ボクの人間嫌い・・・
治るような気がする
ロイド「じゃあ・・・
いっしょに来るか?
ジーニアス「どこへ?
ロイド「この旅が終わって
世界を統合したら・・・
俺、エクスフィアを
回収するつもりなんだ
ジーニアス「・・・プレセアみたいな
人を出さないため?
ロイド「ああ
ジーニアス「・・・うん。そうだね
ロイドは一人じゃ心配だから
ボクがついていくよ
ロイド「言ったな。よし、約束したぜ
ジーニアス「うん
・・・ボクずっと一緒にいるよ

リフィル

ロイド「はい?
リフィル「まだ起きてた?
ロイド「・・・なかなか寝つけなくて
リフィル「それなら、外にいかなくて?
ロイド「・・・そうだな
じゃあちょっとだけ

(外に出る)

リフィル「ふふふ
でも、本当になつかしいわ・・・
ロイド「何がだ?
リフィル「この村・・・
ロイド「・・・え?
リフィル「あら、忘れたの?
私とジーニアスはテセアラで
・・・この村で生まれたのよ
ロイド「あ・・・そうか
そうだったよな
リフィル「世界が二つあるなんて
ちっとも気づかなかったわ
・・・何のために
研究をしていたのかしら
ロイド「もしかして先生が遺跡に
興味を持ったのって・・・
リフィル「・・・子供の頃に見た景色を
ずっと探していたわ
ヘイムダールも異界の扉も・・・
すべてはテセアラにあったのね
ロイド「よかったな、先生
リフィル「よかったの・・・かしら
ロイド「だって、先生は
この村を探してたんだろ
故郷を見つけられたんだろ
リフィル「・・・そうね。
結局は・・・
よかったのかもしれないわね
ロイド「何だよ。
何か変なこといっちゃったか?
リフィル「いいえ
自分のルーツがどこにあるのか
一生わからないまま朽ち果てるより
真実がわかってよかったんだわ
ロイド「自分のルーツか・・・
俺は・・・どこの生まれなんだろう
リフィル「そうね
今度クラトスに聞けばいいわ
ロイド「・・・あいつに・・・?
あいつとそんな話・・・
リフィル「あの人は、あなたを守ろうとした。
命がけでね
それがどんな意味を持つことなのか
よく考えて
ロイド「でも・・・オレには
あいつの考えてることが
わかんないよ!
なんでおとなしく
ミトスの言いなりに
なってたんだ?
リフィル「さあ、どうしてかしらね
でもあなたを守ることは
ミトスの利益に反していたはずだわ
ロイド「あいつは俺たちをだましてた
リフィル「人は・・・変わっていくものだわ
よくも悪くも
ロイド「だったら・・・
どうしていまさら
戦うなんていうんだ
リフィル「大人って生き物はやっかいで
なかなか自分のまちがいを
認めたりできないものなのよ
彼なりの・・・
けじめのつけ方なのでしょう
ロイド「・・・けじめか
それがついたら・・・
あいつから俺のルーツを
聞くようなことがあるのかな
リフィル「そうね
・・・もしもあなたの
生まれた場所がわかったら
いっしょにいきましょうか?
ロイド「・・・ああ。そうだな
そのときは、各地のエクスフィアも
回収しながらいこうぜ
これは放置しておいたら
いけないものだと思うんだ
リフィル「そうね。二度と歴史の表舞台に
出てこないようにするのが一番ね
ロイド「だろ?
リフィル「わかったわ。じゃあ決まりね
世界が統合されたら
二人であなたの生まれた場所を
目指しましょう
ロイド「ああ、約束だ!

しいな

ロイド「はい?
しいな「あはは、・・・起きてたかい?
ロイド「・・・なかなか寝つけなくて
しいな「それならさ
ちょっとつきあってくれないか
ロイド「・・・そうだな
じゃあちょっとだけ
 

(外へ出る)

しいな「なぁ、その・・・
緊張してないか?
ロイド「へ?
しいな「明日のことだよ
クラトス・・・との戦いさ
ロイド「ああ・・・ちょっとな
しいな「そうだよな・・・
なぁ、その・・・
いやじゃないのかい?
ロイド「何がだ?
クラトスと戦うことがか?
しいな「そうだよ
だって・・・
あんたの親父なわけだろ
 複雑なんじゃないのかい?
ロイド「・・・親父って言われて・・・
実感があるわけじゃないんだ
 言われてみれば・・・
いろいろ助けてもらった
気もするし
 でも、裏切られたり
ひどい目にもあったし・・・
 だから、戦うってことより
クラトスが
親父だってことの方が
 正直複雑だよ
しいな「そういうもんなんだね
・・・あたし
ちょっと・・・うらやましいんだ
ロイド「どうして?
しいな「ほらあたしさ
捨てられっ子だったからさ
 あたしの両親が
どんな人だったかなんて
全然知らねーんだ
ロイド「・・・そうか
しいな「あたしさ、色々考えてみたんだ
あんたの立場を
あたしにおきかえてさ
 自分の親が自分の敵で
そのくせ助けて
くれたりしたら・・・
 あたしバカだからさ
混乱しちまうだろうなって
ロイド「あはは、俺も混乱した
今もちょっと混乱気味
しいな「あはははは
 ・・・それでさ
明日その親父と戦うって考えたら
ものすごく緊張しちまって
ロイド「しいなが?
バカだなぁ。そこまでなりきって
考えなくてもいいのに
しいな「何だよ
・・・自分でもそう思うけど
いてもたってもいられなくなってさ
 だからあんたもそうなのかと思って・・・
ロイド「・・・そっか。ありがとな
しいな「・・・いや・・・そんな・・・
あ、あのさ・・・
あんたはこの後どうするんだい?
ロイド「この後?
しいな「世界を統合したら・・・
あたしたちの旅は終わるだろ
そのときさ
ロイド「そうだな・・・
エクスフィアを回収する旅ってのを
やろうかと思ってる
しいな「・・・いいな、それ
・・・あたしも・・・
ついっていったら・・・ダメかい?
ロイド「え? でもミズホの里に
もどらなくてもいいのか?
しいな「・・・あんたと・・・
一緒にいたいんだ・・・
ロイド「・・・う、うん。
いいよ。
しいなとなら・・・
しいな「ほ、ホントかい!?
じゃあ決まりだね。
いまさらダメなんて言わせないよ
 あたしとあんたで
世界中のエクスフィアを
回収するんだからな
ロイド「ああ。そしたらエクスフィアの
被害にあう人もいなくなるし
 こいつらも、もう二度と
こんな騒ぎに巻き込まれなくて
すむからな
しいな「約束だよ。守らないと
ミズホの伝統にのっとって
針を千本飲ませるからね
ロイド「うわ・・・
わかったよ。約束だ

ゼロス

ロイド「はい?
ゼロス「・・・わりぃ。起こしたか?
ロイド「・・・なかなか寝つけなくて
ゼロス「じゃあちょっと、顔貸してくれ
ロイド「・・・そうだな
じゃあちょっとだけ
 

(外へ出る)

ゼロス「・・・悪いな。こんな夜更けに
ロイド「いや・・・別にいいけど
どうかしたのか?
ゼロス「単刀直入に聞くけど
ぶっちゃけクラトスってヤツは
どーなんだ?
ロイド「どうって・・・何が?
ゼロス「腹がたたねぇのかって
いってんだよ!
ロイド「ゼロス
・・・おまえ
何でそんなに怒ってんの
ゼロス「今までさんざん
俺さまたちの敵に回って
息子のおまえを裏切って
 むかつくだろうが
ロイド「あのな・・・
それをおまえが言うか?
お・ま・え・が!
ゼロス「俺さまのことはいいんだよ
俺さまには、高くてひろーい
心の棚があるからな
ロイド「自慢げに言うことかよ・・・
ゼロス「俺は・・・親ってのは
子供を守るべき存在だと思うんだよ
ロイド「ああ・・・まあな
ゼロス「ところがあいつは
中途半端にいったりきたりしてる
 そんなコトしたら
おまえが苦しむだけだろ
 あげくのはてには
明日親子の決闘だぜ?
 親子で刃物振り回しあうなんて
冗談じゃねーや!
ロイド「うん・・・まあ・・・
そうなんだけど・・・
ゼロス「何だよ、煮えきらねぇなあ!
おまえは腹が立ったりしないのか?
ロイド「いや・・・何か
俺がどうこういう以前に
おまえが一人で怒ってるからさ
ゼロス「・・・俺は、いやなんだよ
自分の勝手な都合で
子供を振り回すような親は・・・
ロイド「ああ、そう言われてみると
俺、振り回されてるかもな
ゼロス「だろー!?
 あいつ、そもそも
エターナルソードや
エターナルリングのことも
知っててずっと
黙っていやがった
 ・・・あっ!
ロイド「・・・エターナルリングが
どうしたって?
ゼロス「いや・・・それは・・・
ロイド「もしかして、おまえに
エターナルリングのこと教えたの
クラトスか!?
ゼロス「・・・と、ところでロイドくん
世界統合が成功したら
おまえはどうするのよ?
ロイド「ゼロス・・・
クラトスから聞いたんだな
ゼロス「・・・あいつは・・・
何もかも知ってたんだぜ
 エターナルソードは
人間には使えないことも
 コレットちゃんの病気のことも
エターナルリングの作り方も
ロイド「まあな。それを思うと・・・
早く言えよ、とは思うな
ゼロス「だろ!
ロイド「でも、教えられてたところで・・・
俺たちはクラトスを
信用しなかったと思う
 だからあいつなりに手順を踏んで
俺たちのためにいろいろ準備して
くれたんじゃないかな
ゼロス「・・・まあ、そう言われると
・・・そうかもな
 何だか、俺さま、一人で怒って
バカみてーだな
ロイド「そんなことないよ
 ・・・おまえが
怒ってくれたおかげで
俺の方は冷静になれたみたいだ
 気負いはなくなった
ゼロス「・・・そうか
そりゃ・・・よかった
ロイド「・・・明日・・・
クラトスと戦って
それから改めて聞いてみるよ
 あいつが・・・何を考えて
何をしたかったのか
ゼロス「・・・明日か
もしもオリジンの封印が解けたら
・・・世界統合が始まるんだよな
ロイド「・・・そうだな
あ、そうだ
さっきの質問だけどな
 エクスフィア探しの旅をするんだ
ゼロス「へ?
ロイド「ほら、世界統合後の話だよ
ゼロス「・・・ああ。そいつはいいな
 エクスフィアは・・・
人の手の届くところに
おかない方がいい
 有機生命体のためにも
無機生命体のためにも
ロイド「ゼロスは?
ゼロスはどうするんだ?
ゼロス「俺さま? そうだなー
どうせ神子制度は
廃止になるだろうから・・・
 おまえについていこうかなぁ
ロイド「げ。マジ?
ゼロス「お、我ながらいいアイデアだな
世界を救ったゼロスさまと
その相棒で、旅をする
 どうだ?
ロイド「・・・勝手にしろよ、もー
ゼロス「よーし。決まりだ。
俺さまとの旅はたーのしいぜぇ!
期待してろよ、ロイド!
ロイド「へいへい

プレセア

ロイド「はい?
プレセア「・・・起きていますか?
ロイド「・・・なかなか寝つけなくて
プレセア「外で・・・
話をしてもいいですか
ロイド「・・・そうだな
じゃあちょっとだけ
 

(外へ出る)

プレセア「もうすぐ・・・
この旅も終わるんですね
ロイド「そうだな
明日・・・クラトスを倒して
オリジンを解放すれば・・・
プレセア「・・・ロイドさんは
クラトスさんとの戦いに
・・・抵抗は・・・
ないんですか?
ロイド「ない・・・っていったら
うそになる
でも、クラトスは・・・
俺たちと戦うことを
望んでるみたいだから
プレセア「わかりません
もう戦う意味はないように思います
クルシスは・・・
もう事実上崩壊していますから
ロイド「そうだな。クラトスは
クルシスの天使としての自分に
決別したいんじゃないかな
プレセア「それは・・・物理的に
天使であることをやめるだけでは
だめなのですか?
ロイド「・・・そうするには
長く生きすぎたんじゃないだろうか
四千年って・・・
どれだけの時間なのか
俺には想像がつかないよ
プレセア「四千年・・・。そうですね
種の限界を越えて
存在し続けることは
・・・つらいです
ロイド「それだけの時間があったら
・・・俺はどうするんだろう
プレセア「いつか・・・
生きることにあきてしまう
・・・そう思います
ロイド「あきる・・・?
そうなのかな?
長生きできれば
やれることもたくさんあるだろ
プレセア「人は・・・いつか死ぬことが
わかっているから
一生懸命生きるのではないですか?
死ねば何もかもが終わってしまう
だから、そのときまでに
自分の成すべきことを探している
・・・そんな気がします
ロイド「ああ・・・そうだな
確かに、夏休みがずっと続いたら
宿題なんかやらないしな
プレセア「・・・それは・・・
ちょっとちがうと思います
ロイド「そ、そうかな?
プレセア「ちがうけれど
・・・わかりやすいです
ロイド「ははは。
いいよ、フォローしなくても
プレセア「私は・・・村のみんなが
私を追い越して
成長していくのを
ずっと見ていました
ロイド「・・・うん
プレセア「妹だったアリシアも
私よりずっと大人になっていた
・・・私も・・・
みんなといっしょに
新学期を迎えたかったです
ロイド「・・・・・・
プレセア「私一人が・・・
まだ夏休みだから・・・
ロイド「じゃあ・・・俺といっしょに
これから成長しようぜ
プレセア「ロイドさんと
・・・いっしょに?
ロイド「俺、この旅が終わったら
世界中のエクスフィアを
回収する旅をしようと思うんだ
もう二度と、プレセアみたいな
夏休みに閉じこめられる人を・・・
出さないためにもさ
プレセア「・・・私もロイドさんと
・・・いっしょに旅をしたいです
ロイドさんといっしょなら
・・・私の空白の時間を
うめられるかも・・・しれません
ロイド「じゃあ、約束しよう
プレセア「・・・約束・・・です
私を・・・
おいていかないで下さい
ロイド「わかってる

リーガル

ロイド「はい?
リーガル「・・・起きているか?
ロイド「・・・なかなか寝つけなくて
リーガル「そうか・・・
では外で話でもしないか
ロイド「・・・そうだな
じゃあちょっとだけ
 

(外へ出る)

リーガル「・・・おかしなものだな
ロイド「へ? 何がだ?
リーガル「おまえの父親が
私より若い男だということがな
ロイド「・・・ああ。何かそれはわかる
俺・・・未だにピンとこないよ
ちょっと歳の離れた
兄貴みたいなもんだろ、あれ
リーガル「兄か・・・。そうだな
ロイド「ま、それを言うとさ
リーガルもそんな感じだけどな
リーガル「私もおまえのことは
弟のように思っていた
私には兄弟がいないが
もしも弟がいれば
おまえのような
存在なのかもしれぬと
ロイド「ははは。あんたの弟だったら
俺より落ち着きが
あるんじゃないかな
リーガル「いや、おまえはそれでいて
案外我を失わぬ
・・・父親に似たのかもしれぬぞ
ロイド「リーガルには
クラトスのこと
・・・理解できるのかな?
リーガル「どうした? 急に・・・
ロイド「ちょっと・・・似てるなって
思ったんだよ
クラトスとリーガルって
・・・色々さ
リーガル「・・・どうかな
私は・・・愛する者を
失ったときですら
自分自身は
失わなかったように思う
基本的に
・・・冷淡なのではないかと
自分に呆れたこともあった
ロイド「そうかな?
リーガルはアリシアのために
復讐しようとしたんだろ
それがいいかどうかはともかく
冷たいとは思わねぇけど
リーガル「それが真実アリシアのためなのか
・・・アリシアを失った
自分自身の悲しみを
うめるためなのかは
・・・正直わからぬ
ロイド「・・・うーん?
やっぱリーガルって
むずかしいこと
考えすぎだと思うなぁ
同じことだろ
要するにそれだけ
悲しいってことは
それだけアリシアが
大事だったってことで
リーガル「・・・そうか・・・
おまえは常に素直だな
ロイド「単純なんだってさ
リーガルと足して
二で割るぐらいで
ちょうどいいのかもな
リーガル「ふむ。この旅が終わったら
もう少しおまえのそばにいて
おまえのものの考え方について
学んでみようか?
ロイド「その学ぶって姿勢がどうなのかなー
でも旅が終わっても
リーガルが俺に
ついてくるって言うなら
俺は別に構わないぜ
一石二鳥だし
リーガル「一石二鳥?
私がいることで
何かおまえの役に立つのか?
ロイド「俺、世界を統合したら
エクスフィアを回収しようと
思ってるんだ
だってこのまま放置は
できないだろう?
リーガル「・・・うむ。この悲しい生物は
このまま永遠の眠りに
つかせるべきなのかもしれぬな
人がこれを使うと・・・
再び悲しい歴史を
繰り返すやもしれぬ
ロイド「ああ、そうさ
その時に、リーガルの会社に
残ってるエクスフィア出荷の
資料とかあれば
多少便利なんじゃないかと
思ってさ
リーガル「・・・その旅
私も同行させて欲しい
ロイド「本当か?
正直言って、俺が生きてる間に
全部回収できるか
わからないんだぜ?
リーガル「そのための方法は
私が学んできた経営という仕事が
活かせるだろう
それに・・・このまま
再び獄中にもどり
ときを無為に過ごすより
おまえに協力する方が
アリシアも喜ぶだろう
ロイド「わかった
・・・あんたがいると
たよりになるよ
リーガル「我が力・・・この旅の後も
おまえに預ける
おまえは私の指針であり
新たな希望でもある
共に進んでいこう
情報協力:アキトさん,キノさん,j-sonさん,パルスさん
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