GC版&PS2版テイルズオブシンフォニアキャラ別イベントテキスト1
- キャラ別イベントテキスト1
- キャラ別イベントテキスト2
地の神殿 カレー調理 |
フラノール 雪見 |
イセリア人間牧場 | ダイクの家 | ヘイムダール オリジン解放前宿屋 |
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- 04/11/20:ダイクの家のテキストの短かったキャラの分(コレット、クラトス以外)を追加しました。
- 04/05/25:イセリア人間牧場のテキストを追加しました。
- 色分けはロイドが赤でそれ以外は青にしています。
カレー調理イベント
コレット
ロイド「 | じゃあコレット ちょっと作ってくれよ |
コレット「 | うん。がんばるね おいしく作れるかな・・・ |
クレイアイドル「 | おお! これがカライのかー |
コレット「 | どうぞ、召し上がれ♥ |
クレイアイドル「 | おおー。 カライーカライー |
ロイド「 | こいつ、多分 辛いのわかってねぇぞ・・・ |
コレット「 | 一生懸命作ったのに・・・ |
ロイド「 | お、コレット、美味いよこれ! |
コレット「 | ホント? |
ロイド「 | ああ、次からもカレーライスは コレットにたのもう |
コレット「 | うん、まかせてね |
ジーニアス
ロイド「 | じゃあジーニアス ちょっと作ってくれよ |
ジーニアス「 | OK。任せて。得意料理だよ |
クレイアイドル「 | おお! これがカライのかー |
ジーニアス「 | さぁ、食べてみてよ |
クレイアイドル「 | おおー。 カライーカライー |
ロイド「 | こいつ、多分 辛いのわかってねぇぞ・・・ |
ジーニアス「 | 作りがいの無いヤツだなー もー |
ロイド「 | ん。ジーニアス、美味いよ |
ジーニアス「 | でしょ?まだまだいっぱいあるよ |
あ、プレセア。おかわりいる? | |
プレセア「 | いただきます |
ゼロス「 | なぁ、俺さまもおかわり〜 |
ジーニアス「 | OK〜 |
リーガル「 | 私ももらおう |
ジーニアス「 | どんどん食べてよ |
ロイド「 | おい・・・ 全然減らないぞ・・・ |
コレット「 | もうおなかいっぱいだよ〜 |
ジーニアス「 | はりきって 作り過ぎちゃった |
リフィル「 | もう・・・この子ったら・・・ |
リフィル
ロイド「 | じゃあ先生 ちょっと作ってくれよ |
リフィル「 | え?私がつくるの? |
ジーニアス「 | 姉さんを指名するなんて・・・ |
あ! わかった! クレイアイドルの味覚が 正しいものか確認するん・・・ | |
リフィル「 | どういう意味よ、まったく。 いいわ。作りましょう |
ロイド「 | たのむよ |
クレイアイドル「 | おお! これがカライのかー |
リフィル「 | どうかしら? とにかく食べてみて |
クレイアイドル「 | おおー。 カライーカライー |
ロイド「 | こいつ、多分 辛いのわかってねぇぞ・・・ |
ジーニアス「 | こいつが味覚オンチで 良かったね |
リフィル「 | これでも結構がんばったのよ? ロイド、食べてみる? |
ロイド「 | でも、こいつが みんな食っちまったぜ? |
リフィル「 | あら、残念・・・ |
しいな
ロイド「 | じゃあしいな ちょっと作ってくれよ |
しいな「 | え? あたしがかい? そりゃかまわないけど・・・ |
クレイアイドル「 | おお! これがカライのかー |
しいな「 | どうだい? けっこう美味そうだろう? |
クレイアイドル「 | おおー。 カライーカライー |
ロイド「 | こいつ、多分 辛いのわかってねぇぞ・・・ |
しいな「 | まぁ、いいよ。 料理もたまにすると楽しいしさ。 なまっちゃったらいやだしね |
ゼロス「 | しいな〜、なになに 花嫁修業してんの? 意外〜 |
しいな「 | そ、そんなんじゃないよ! もう! |
ロイド「 | ん、美味い。 美味いよ。しいな |
しいな「 | そ、そうかい? パイナップルを入れるのが ポイントだよ |
ロイド「 | え! カレーライスにパイナップルは 入れないだろ。普通 |
しいな「 | 今、美味いって 食べてたじゃないか |
ロイド「 | いや、普通入れないだろ。 変わってるな。しいな |
しいな「 | 酸味が出て美味しくなるんだよ! 実際美味いじゃないか! |
プレセア「 | 普通は、パイナップル 入れないんですね・・・ |
ゼロス
ロイド「 | じゃあゼロス ちょっと作ってくれよ |
ゼロス「 | お〜し! 腕ふるっちゃうぜ! |
クレイアイドル「 | おお! これがカライのかー |
ゼロス「 | どうよ? どうよ? 辛いけど、うまいっしょ? |
クレイアイドル「 | おおー。 カライーカライー |
ロイド「 | こいつ、多分 辛いのわかってねぇぞ・・・ |
ゼロス「 | ま、まぁ、俺さまも パワー全開で 作ったわけじゃないし〜 |
プレセア「 | ゼロスくん 汗びっしょりになってました |
リーガル「 | うむ。かなり本気で 作っていたように見えたが・・・ |
ロイド「 | でも、さっき食べたけど これ美味いぜ |
クレイアイドルには もったいないよ | |
ゼロス「 | ハニ〜♥ |
ロイド「 | だぁー!! うっとおしい!! |
プレセア
ロイド「 | じゃあプレセア ちょっと作ってくれよ |
プレセア「 | わかりました |
クレイアイドル「 | おお! これがカライのかー |
プレセア「 | どうぞ |
クレイアイドル「 | おおー。 カライーカライー |
ロイド「 | こいつ、多分 辛いのわかってねぇぞ・・・ |
ジーニアス「 | せっかくプレセアが作ったのに! ボクも食べるよ! |
お、お、おいしい、よ | |
プレセア「 | 美味しい? おかしいです・・・ |
味よりも辛くすることを 重視したので | |
人が食べられるものには なっていないはずです | |
ロイド「 | ジーニアス・・・ |
ゼロス「 | 泣けるねぇ・・・ |
ロイド「 | 今度はちゃんとオレたち用にも 作ってくれよ。プレセア |
プレセア「 | はい。がんばります |
リーガル
ロイド「 | じゃあリーガル ちょっと作ってくれよ |
リーガル「 | ふむ。いいだろう では私の包丁を 出してこなければ・・・ |
ジーニアス「 | え、もしかして 自分専用の包丁を持ってるの!? |
リーガル「 | うむ。料理をする者の 魂がこもっている道具だからな |
常に自分で携帯し 大切に扱っている | |
何でも誠意を込めて接すれば 必ず応えてくれるものだ | |
ジーニアス「 | う、うん。そうだね |
ゼロス「 | ふぅん・・・ あんたがそんなこと言うなんてな。 珍しく口がまわるじゃねぇの |
リーガル「 | む、そうだな。 すまない。すぐに取りかかる |
クレイアイドル「 | おお! これがカライのかー |
おおー。 カライーカライー | |
ロイド「 | こいつ、多分 辛いのわかってねぇぞ・・・ |
リーガル「 | 料理したものとしては 研鑚のためにも 感想は聞きたかったところだが |
仕方あるまい | |
ジーニアス「 | リーガルって 料理のことになると ちょっと感じ変わるよね |
ロイド「 | それだけ こだわってるってことだろ。 いいじゃねぇか |
なぁ、俺も食っていいか? | |
リーガル「 | もちろんだ |
ダイクの家
- イセリア人間牧場クリア後の会話です。
- 好感度1位のキャラの場合、会話が長くなります。
コレット
コレット「 | ロイド。ごめんね。 私、また迷惑かけてるね? |
ロイド「 | 何言ってんだよ。 つらいのはおまえなんだから あやまったりするな |
コレット「 | うん・・・ごめんね |
ロイド・・・ 見ちゃったよね。 ・・・私の肩 | |
ロイド「 | ・・・うん |
コレット「 | ・・・私、このまま エクスフィアのかたまりに なっちゃうのかな |
ロイド「 | バカ。 そんなわけねぇだろ! |
コレット「 | だって・・・どんどん ふえてるんだもん |
・・・今はまだ服の下に かくれてるけど、そのうち・・・ | |
ロイド「 | コレット・・・ |
コレット「 | そしたら・・・ロイドに 嫌われちゃうね |
いっぱいいっぱい迷惑かけて おまけにこんな気持ちの悪い 体になって・・・ | |
ロイド「 | 気持ち悪くなんかないよ。 そういっただろ。 コレットはコレットだ |
たとえおまえがエクスフィアに なっても・・・いや、ちがう! エクスフィアなんかに、させない! | |
コレット「 | ・・・本当に・・・? |
ロイド「 | ああ。俺、うそついたこと・・・ えっと、たしかにあるんだけど |
でも、ちゃんと誕生日の プレゼントも渡したし・・・ | |
だから、おまえのこと ちゃんと助けてみせる。 約束する | |
コレット「 | エヘヘ・・・ホントだね・・・。 ロイドはいつも 私のこと助けてくれてるもんね |
私がほしかったもの ちゃんとくれるもんね | |
ロイド「 | ああ。だから元気だせ |
おまえが元気ないと みんなも・・・俺も 悲しくなるから・・・ | |
コレット「 | 私・・・本当に・・・ ロイドに会えてよかった |
今度は消えたくないって思う。 本当に・・・そう思うんだ | |
私・・・まだ生きていられるよね? まだロイドと・・・ いっしょにいられるよね? | |
ロイド「 | あたりまえだろ! ちゃんとコレットはここにいて 生きてるんだ |
絶対、絶対、絶対の絶対! ・・・大丈夫だから |
ジーニアス
ジーニアス「 | ロイド・・・。 ボク、どんどん人間が 嫌いになってくみたいだよ |
ロイド「 | ジーニアス・・・。 ごめんな |
ジーニアス「 | ロイドが あやまることない ロイドとか イセリアのみんなとか ボクは好きだよ だけど村長みたいな人は きっと沢山いるんだろうなって 思うとさ・・・ |
ロイド「 | 前に先生が授業で言ってた。 人はおたがいを理解しあうために 言葉を使ってるんだって |
ジーニアス「 | 理解しようとしない人には どうしたらいいの? |
ロイド「 | ジーニアス・・・ |
ジーニアス「 | ごめん。ロイドに あたるつもりじゃなかったんだ。 気にしないで |
(以下好感度一位の場合続く) | |
ロイド「 | あたればいいよ |
ジーニアス「 | は・・・はあ? |
ロイド「 | ほかの奴らはどうかしらねぇけど 少なくとも俺とジーニアスは 親友だよな |
ジーニアス「 | うん |
ロイド「 | だったら どんどんあたりちらせよ 頭にきたら 俺も切れるかも知れないけど |
ジーニアス「 | 無茶苦茶だよ。けんかになるよ |
ロイド「 | 上等だぜ。そしたらけんかして いっしょに悩んで いっしょに考えようぜ |
ジーニアス「 | ロイドってさ ときどき冴えたこと言うなと 思ってたけど やっぱり脳みそまで 筋肉なんじゃないの? |
ロイド「 | おまえなー! |
ジーニアス「 | でも・・・ボクと本気で けんかしてくれるの きっとロイドだけだね |
ロイド「 | そ、そうか? |
ジーニアス「 | ロイドだけだよ。 ボクがハーフエルフだってことも ボクが子供だってことも 何もかも忘れて いつも本気で接してくれるの ロイドだけだよ |
ロイド「 | ・・・ジーニアスは ジーニアスだ。 他に何もいらないだろ |
ジーニアス「 | みんながロイドみたいなら ハーフエルフはディザイアンや 天使になんてならなかったかも しれないね |
ロイド「 | みんなが俺みたいになったら 誰も学校に いかなくなるんじゃないか? |
ジーニアス「 | 給食と体育と図工にしか 参加しないね、きっと |
ロイド「 | ・・・うるせーなー! ほっとけ! |
ジーニアス「 | アハハハハ。 ・・・ボク・・・ロイドと お別れしたくないな |
ロイド「 | しねーよ。 それにずっとついてくるって おまえ言ってただろ |
ジーニアス「 | うん・・・ずっと・・・。 ロイドが生きているあいだは ・・・ずっとね |
クラトス
ロイド「 | 待てよ! 本当にクルシスへ帰るのか? |
クラトス「 | ・・・私はクルシスの天使だ |
ロイド「 | だったら何で ユグドラシルの命令どおり 大いなる実りの暴走を 放置しなかったんだ |
クラトス「 | 私には私の考えがある。 ・・・それだけだ 結果として マーテルは失われなかった これはユグドラシルの 望みにかなっている |
ロイド「 | ・・・あんたはやっぱり ・・・敵なのか? |
クラトス「 | おまえがクルシスやディザイアンを 敵だというのなら・・・ 私は敵だろう |
ロイド「 | 俺は・・・あんたを敵だなんて 思いたくない |
クラトス「 | どういう心境の変化だ |
ロイド「 | 別にあんたを許したわけでも あんたが好きなわけでもないけど あんたは他のディザイアンみたいに 大いなる実りもこの大地も 見殺しにしなかった そういう奴を敵だなんて思うのは ・・・おかしいって思ったんだよ |
クラトス「 | ・・・強く・・・なったな |
ロイド「 | え? |
クラトス「 | 旅を始めたころのおまえなら 天使であるだけですべて敵だと みなしていただろう まるで人間やエルフが ハーフエルフを ハーフエルフがみずから以外を ・・・憎むように |
ロイド「 | そうかな・・・。 俺、そうだったかな |
クラトス「 | 人は誰しも 自分とちがう者を 受け入れるのに抵抗がある 神子が世界を救い ディザイアンは全て悪で 人間は全て正しいという 世界にいれば それだけを信じる方がたやすい 事実、おまえはそれを信じて 神子の旅についてきた |
ロイド「 | ・・・そうだな。そうだった でもディザイアンが やってたことは許せないし クルシスも許せない あいつらがやってることは 自分たちがされたことに 対する仕返しだろ? それじゃ新しい憎しみを 生むだけだ |
クラトス「 | そうだ。それがわかった おまえだから、強くなったのだ 人や周りの意見に流されず 自らの見たものを信じる強さ そして自分が 嫌悪する者への理解 心の目でものを見て それが不快であろうと うけいれようとする勇気が おまえの中に芽生えはじめた |
ロイド「 | ・・・コレットが よくいうんだ どうしてみんな 仲良くできないのかなって |
クラトス「 | ふむ。あの神子なら そういうだろうな |
ロイド「 | でも俺・・・みんなが 仲良くしなきゃいけないとは思わない 嫌いな奴は嫌いでいい。 むかつく奴もいる でも・・・そこにいることを お互いに許し合えれば いいんだって思うんだ |
クラトス「 | ・・・・・・ |
ロイド「 | ・・・あんたも いてもいいと思う |
クラトス「 | ・・・いや。 私には成すべきことがある おまえたちと共に旅することは ・・・できぬ |
ロイド「 | 成すべきことってなんだ? あんたがずっとテセアラを うろうろしてたのは それが原因なのか? |
クラトス「 | ・・・ロイド |
ロイド「 | な、何だ・・・ |
クラトス「 | 神子を救いたければ・・・ 古代カーラーン大戦の資料を 調べるといい ユウマシ湖での ユニコーンの言葉を思い出せ |
ロイド「 | 待てよ! あんた人間なんだろ! どうしてクルシスにいるんだ! |
(クラトス去る) | |
ロイド「 | ・・・クラトスは・・・ 何を考えてるんだ・・・ |
リフィル
リフィル「 | 今後のことが問題ね。 人為的にひきさかれた 二つの世界を救うためには どのようにして それがおこなわれたのかを 知るべきだわ |
ロイド「 | どのようにして・・・か。 それも気になるけど でもユグドラシルは どうして世界を二つに きりさいたんだろう |
リフィル「 | 大いなる実り・・・つまり マーテルを護るためではないの? |
ロイド「 | だってよ、世界が二つに ひきさかれたから 位相ってのがずれて 大いなる実りも 不安定になったんだろう? 護るどころか 危険なんじゃないのか? |
リフィル「 | ・・・あなた、ときどき まともなことを言うわね。 たしかにその通りよ |
ロイド「 | ときどきはねーだろ。 ひでーなー |
リフィル「 | ・・・誰が、どうやって 何のために、世界を 二つにひきさいたのか、ね |
ロイド「 | わかってるのは 誰がってところだけだな |
(以下好感度一位の場合続く) | |
ロイド「 | 俺・・・こういう頭を 使う作業って苦手なんだよな |
リフィル「 | あなたの場合・・・むりに 頭を使わない方がいいわ |
ロイド「 | それって・・・ 俺がバカだってことか? |
リフィル「 | もう、ひがみっぽい言い方を するんじゃありません。 あなたは感覚の人なのよ |
ロイド「 | 感覚? それって適当ってことか? |
リフィル「 | ちがうわよ。 本能・・・みたいなものかしら 無意識のうちに外部から さまざまな情報を入手して 蓄積しているの だから、本当に必要なところで つねに次に進むべき道を 見つけることができるのよ 理屈ではなく、勘でね |
ロイド「 | 勘・・・ねぇ。 やっぱ適当っぽいよな・・・ |
リフィル「 | じゃあそれでいいです。 たまにほめても ちっとも素直に聞かないんだから |
ロイド「 | 先生のほめ方って ひねくれてるんだよ。 とくに俺にたいしてはさ |
リフィル「 | ・・・あなただからよ |
ロイド「 | え? |
リフィル「 | 大人になると・・・ いろいろあるの |
ロイド「 | 大人大人って 俺だって17歳だぞ |
リフィル「 | あなたは・・・精神年齢が ジーニアスより下だから・・・ |
ロイド「 | 俺は10歳児並ってことかよ! |
リフィル「 | 気付いていないのね。 まあいいわ あなたもいずれ・・・ 大人になるから。 遠くないうちにね |
ロイド「 | うーん。俺、子供なのかなー |
リフィル「 | ・・・私から見ればね |
しいな
しいな「 | 今でていったのは クラトスじゃないのかい? |
ロイド「 | ・・・しいな! ああ・・・クルシスへ 帰っていった |
しいな「 | そうか・・・。 やっぱり敵なんだねぇ |
ロイド「 | そうだな。・・・それより おつかれさま |
しいな「 | ああ、あんたもね! よかったよ。 ・・・大樹の暴走がおさまって |
ロイド「 | ああ |
(以下好感度一位の場合続く) | |
しいな「 | あたしさ。今まで 自分が精霊と契約する能力を 持っていたことを ずっと・・・うらんでたんだ |
ロイド「 | え? どうしてだ? |
しいな「 | あたしの未熟な腕のせいで 里の仲間を 大勢亡くしちまっただろ |
ロイド「 | ・・・ああ |
しいな「 | ・・・それに本当はあたし ミズホの民じゃないのさ |
ロイド「 | どういうことだ? |
しいな「 | 捨て子だったんだよ。 ジーニアスやリフィルと同じさ たまたまミズホの頭領に 拾われて・・・ 王家への忠誠のあかしとして 精霊研究所へ派遣されたんだ |
ロイド「 | それじゃあまるで 道具あつかいじゃないか! |
しいな「 | かんちがいしないどくれよ。 あたしはそれをうらんじゃいないよ 頭領はあたしを大切にしてくれた 頭領のためにも 一人前の召喚士になって 役に立とうって・・・ そう思ったんだよ |
ロイド「 | ・・・そうだったのか |
しいな「 | でも、結局ヴォルトを暴走させて おろちやくちなわの 両親も死んだし 頭領も・・・眠ったまま目覚めない ・・・あたしの初めての 友達だったコリンも・・・ |
ロイド「 | ・・・元気だせよ。 おまえが精霊をあつかえたから 大樹の暴走だって止まったんだぜ! |
しいな「 | そうだね ・・・でもこうなったのも あたしがすべての精霊と 契約したからだろ? |
ロイド「 | それは・・・レネゲードだ! |
しいな「 | は? |
ロイド「 | レネゲードがてきとうなこと 言ったのがいけない ・・・ってことにしとこうぜ |
しいな「 | ・・・あはははははっ! |
ロイド「 | な、何だよ・・・ |
しいな「 | もとはといえば あたしたちが早合点して 精霊と契約を始めたんじゃ ないのかい? |
ロイド「 | ・・・そうだけどよ。 えっと・・・ |
しいな「 | わかってるよ あたしたちがよかれと 思ってしたことで シルヴァラントの大勢の人間が 命を落とした ・・・これは忘れちゃ いけないことさ あんたはあたし以上に その重さを知ってるってことも あたしにはわかってる |
ロイド「 | ・・・ああ。俺たちは・・・ 沢山の人の悲しみや怒りや ・・・無念を背負ってる |
しいな「 | ・・・そうさ。 それを希望に変えるまで あたしたちは負けられないよ |
ロイド「 | そうだな。しいなの 精霊と契約する力も そのためにあるのかも知れないぜ |
しいな「 | そう思いたいよ |
ゼロス
ゼロス「 | ハニーもいろいろハードな人生 送ってきてるんだなぁ |
ロイド「 | おまえの言い方だと すんごくうすっぺらい人生 歩んできた気になるけどな |
ゼロス「 | うひゃひゃ。 まあ、深刻に考えても しょうがねーからな しかし、どうよ? そろそろ旅に行き詰まってきて 途方にくれてるんじゃねーの? |
ロイド「 | どうしてだよ |
ゼロス「 | よかれと思って大樹はボーソー かーわいいコレットちゃんは 奇妙な病気 そろそろいやになってくるのが 人情だろ |
ロイド「 | 俺は・・・あきらめない ここで俺が投げだしたら 俺のしてきたことで 犠牲になった人たちに 顔向けできないだろ だから俺は、最後の瞬間まで あきらめない。 あきらめちゃだめなんだ |
ゼロス「 | ・・・アツイなー。 おまけに粘着質 ま、そういうの・・・ 意外とキライじゃねぇけどな |
(以下好感度一位の場合続く) | |
ロイド「 | ゼロスだってなんだかんだ 言いながら 俺たちといっしょに その「アツイ」こと やってるじゃないか |
ゼロス「 | ・・・まーなー。 俺さまの哲学には 反するんだけどな |
ロイド「 | ゼロスの哲学って何だ? |
ゼロス「 | たなからぼたもちとか よらば大樹のかげとか 人生楽ばかりとか・・・ |
ロイド「 | ・・・聞くんじゃなかった |
ゼロス「 | そういうけどな? 苦労なんてするもんじゃないぜ |
ロイド「 | まるで自分が苦労してきた みたいな言い方だな |
ゼロス「 | したした。 苦労のバーゲンセールよ あわれうるわしの美少年 ゼロス少年は その地位と美ぼうと名声を しっとされ 常に命の危険にさらされて 大人になったのでした〜 ・・・なんてね |
ロイド「 | そ、そうだったのか!? |
ゼロス「 | そうよー。 神子とは名前ばかりの軟禁生活 生まれ落ちた瞬間から |
ロイド「 | そうだったのか。 神子って・・・大変なんだな |
ゼロス「 | 神子は人にあらずとばかりに 周りからは珍獣あつかい 幼いころから親とひきさかれ 暴漢におそわれ、神子の受難は いつまで続くのかっ! |
ロイド「 | そうか・・・ ごめん、俺、ゼロスって てっきりデカイ屋敷で 人をこき使ってぜいたく三昧に 遊んでくらしてると思ってた でもコレットも 村ではいろんな意味 特別あつかいされてたから・・・ おまえもそうなんだな |
ゼロス「 | ・・・なんて そんな苦労したら さらに人格にみがきがかかって モテモテになるかなーって話よ |
ロイド「 | ふーん・・・ん! ちょっと待て 今の全部うそか!? |
ゼロス「 | いやいやまあまあ おさえておさえて |
ロイド「 | ・・・もうおまえの話 二度とまともにきかねーからなっ! |
ゼロス「 | 怒るなよ〜ハニー |
ロイド「 | すりよるな!このアホ神子! |
ゼロス「 | わはははは〜、ワリィワリィ。 ・・・悪りぃな、マジで |
プレセア
プレセア「 | このあたりは・・・ オゼットに・・・似ていますね |
ロイド「 | ああ、森に囲まれてるからな |
プレセア「 | ロイドさん ・・・ショコラさんの話 ・・・聞きました |
ロイド「 | うん・・・ マーブルさんのことか? |
プレセア「 | はい。 他にも・・・いろいろ・・・ ・・・ショコラさんの憎しみ ロイドさんは・・・ やっぱりつらかったですか? |
ロイド「 | そりゃあ・・・うらまれれば それはつらいよ それが・・・俺の責任で あったとしても |
プレセア「 | そう・・・ですよね・・・ |
ロイド「 | でも俺は、俺のできるかぎりの ことをしてつぐなう。 それがつぐないきれないものでも |
プレセア「 | ・・・許してもらえなくても? |
ロイド「 | 許されるかどうかが 問題なんじゃないよ。 つぐなおうとすることが ・・・大事なんだと思う |
(以下好感度一位の場合続く) | |
プレセア「 | ・・・あなたは・・・ 強いです・・・ そして、ショコラさんも ・・・強いです・・・ |
ロイド「 | そうかな |
プレセア「 | 許すこと・・・許されなくても つぐなう心を忘れないこと・・・ それは・・・強さ・・・です 私には・・・できない |
ロイド「 | リーガルのこと? アルテスタさんのこと? |
プレセア「 | ・・・両方・・・。 理屈では・・・わかります。 許せます 感情が・・・おいつかない・・・ |
ロイド「 | それはしかたのないことだよ イセリアの人も 俺を許してくれるまで ・・・時間が必要だった 今だって、本当は許せないって 人もきっといる 俺はそのことを忘れない 俺がしてしまったこと 俺のせいで亡くなった人が 大勢いることを ・・・絶対に |
プレセア「 | ・・・はい |
ロイド「 | リーガルも・・・ きっとそうだと思う。 アルテスタさんも だからってプレセアが すべてを許す必要はないよ。 ただ・・・ |
プレセア「 | ただ・・・何でしょうか |
ロイド「 | 虫がいいことはわかってるけど あの二人のことを 否定しないでほしい つぐなおうとする者にも 生きていく場所は 必要だと思うんだ |
プレセア「 | それは・・・ ロイドさんにも ・・・あったんですか |
ロイド「 | 俺は、みんなに場所を もらってたからさ。 もちろんプレセアからも |
プレセア「 | ・・・アリシアは 許してほしいと言っていました 私も本当は・・・ 心からそうしたい・・・。 でも・・・まだできません |
ロイド「 | うん |
プレセア「 | だから・・・ ロイドさんの言うとおり ・・・二人のこと・・・ 否定しなくてもすむように・・・ |
ロイド「 | ・・・うん。ごめんな。 もういいよ。むりしなくて ・・・俺、それがどんなに 都合のいいことかわかってるんだ。 ごめんな |
プレセア「 | ・・・子供みたいな・・・ 自分が嫌いです |
ロイド「 | いいんだよ。 プレセアは子供なんだから |
プレセア「 | ・・・・・・ |
リーガル
リーガル「 | コレットは・・・ ずっと胸のうちに 苦しみをかかえこみ それでも笑顔でいたのだな |
ロイド「 | ・・・ああ。 俺はまた 気付いてやれなかった |
リーガル「 | けなげな少女だ どんな悲しみの中でも 笑顔でいるのは 心の鍛練が必要だ。 |
ロイド「 | ・・・コレットは がまんしすぎなんだよ。 もっと弱音をはいたっていいんだ |
リーガル「 | 彼女は知っているのだろう。 言葉にこもる魔力を |
ロイド「 | 言葉の魔力? |
リーガル「 | 一度口にだした言葉には その者の意志の力が宿る 呪うも祝うも すべては言葉のなさしめるもの・・・ |
ロイド「 | ・・・そうか。そうだな よし。じゃあ俺は声にだして 宣言するよ 二つの世界も コレットを救うって! |
(以下好感度一位の場合続く) | |
リーガル「 | ・・・おまえの言葉には まぶしい光の意志を感じる。 いつも率直で素直で、ひたむきだ |
ロイド「 | そ、そうかな・・・。 何かてれるな・・・ |
リーガル「 | そやでがさつ。礼儀を欠き 口をついてでる言葉は 時に乱暴だが つねに本質をついている |
ロイド「 | ・・・あのさ。 ほめるかけなすか どっちかにしてくれねーかな |
リーガル「 | ほめてもけなしてもいない。 私は私の感じたままに話している。 不快であったなら謝罪しよう |
ロイド「 | いや、まーいいんだけどよ。 どうせ俺、言葉づかいが きたないってよく怒られてるからさ |
リーガル「 | 言葉や行動には その者の本質が見える その部分がきたなければ どれほど着かざろうと 醜悪なだけだ おまえの場合・・・ その本質は、よごれていまい |
ロイド「 | ・・・言葉だけが 綺麗であってもだめってことだな |
リーガル「 | それを偽善という。 たましいのこもらぬ言葉だ |
ロイド「 | 言霊がないんだな |
リーガル「 | うむ・・・。そういうことだ |
ロイド「 | 何となくわかるよ。 口先だけじゃだめなんだ どんなに正しいことを 言ったとしても それを実現してみなきゃ |
リーガル「 | ・・・私は、私の言葉に たましいがこもっていないことを 知っている |
ロイド「 | そうかな? |
リーガル「 | どんなに前を見つめようとしても 自らの犯した罪に足を止められ その重さに心地よく 沈みこみたくなる 自らを罪人と認めることで 得られる怠情な感情に 流されそうになる |
ロイド「 | どうして罪を認めることが 怠情につながるんだよ |
リーガル「 | 罪人だという言い訳で 何もせぬこと それが罰だと 感じてしまう者は多い ・・・過去の私もそうだった |
ロイド「 | 今はちがうんだろ? じゃあそれでいいじゃねーか 生きてれば誰だって たまには怠情になる でも少し休んだら また前を向けば それでいいんじゃないか? |
リーガル「 | ・・・そうだな。 ロイド、おまえには 教えられることが多い。感謝する |
イセリア人間牧場
ショコラ救出
- 救出班のリーダー?が喋る台詞。クラトス、リフィル、リーガル、コレット以外は喋らない。好感度は関係しない。
- クラトス&リフィルを救出班
クラトス「 我々は、彼らを連れて脱出する。
・・・しくじるなよロイド「 わかってる クラトス「 さあ、来るのだ - クラトスを停止班&リフィルを救出班
リフィル「 それじゃあ私たちは
計画通り彼らを連れていくわロイド「 そうだな。たのむよ リフィル「 さあ、こちらから逃げましょう - クラトスとリフィルを停止班&リーガルを救出班
リーガル「 彼らは我らが
責任をもって保護しようロイド「 たのむぜ。
俺も魔導炉を急いで止めるリーガル「 ではいこうか・・・ - クラトスとリフィルとリーガルを停止班
コレット「 みんなのことは私にまかせて。
ロイド・・・気をつけてねロイド「 ああ。そっちもな コレット「 うん。だいじょぶ。
さ、みなさん行きましょう!
フォシテス戦前会話
- フォシテス戦前の停止班で選んだ3人が喋り出す順番。停止班を選んだ順番、キャラの組み合わせは関係なく、好感度が高い順番に喋り出す。
- 市販小説『テイルズオブシンフォニア 世界再生編(著:結城聖)』では、リフィル、ジーニアス、クラトスの順で喋る。このことから好感度の順をうかがうことができる。
- 条件:停止班内の好感度1位がコレット
コレット「 通してください!
このままでは
大いなる実りの暴走で
世界が消滅していまいます!フォシテス「 知ったことか
世界が消滅しようと
我らハーフエルフには
何の支障もないコレット「 何故ですか!
あなたたちにとっても
大地は大切な物でしょう!フォシテス「 我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない- 条件:停止班内の好感度2位がコレット
コレット「 それはクルシスの指示なんですか?
そんなめちゃくちゃな理屈
ひどすぎます・・・フォシテス「 ・・・むろんだ。
大いなる実りを放置することは
ユグドラシルさまの勅命なのだからな- 条件:停止班内の好感度3位がコレット
コレット「 ロイド
急がないと・・・大樹が・・・!ロイド「 わかってる! フォシテス「 おまえたちの好きにはさせん - 条件:停止班内の好感度1位がジーニアス
ジーニアス「 同族だからって
容赦はしないよ。
道をあけろ!フォシテス「 同族のおまえなら
わかるのではないか?
我らをさげすむ
人間の大地など必要ないとジーニアス「 人間は・・・嫌いだけど
でもボクたちが生きるために
だって大地は必要だろ!フォシテス「 我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない- 条件:停止班内の好感度2位がジーニアス
ジーニアス「 そんな・・・それもクルシスの
・・・天使の連中の指示なの!?フォシテス「 ・・・むろんだ。
大いなる実りを放置することは
ユグドラシルさまの勅命なのだからな- 条件:停止班内の好感度3位がジーニアス
ジーニアス「 くそ、こんな奴に
つきあうことないよ!
急ごう、ロイド!ロイド「 わかってる! フォシテス「 おまえたちの好きにはさせん - 条件:停止班内の好感度1位がクラトス
クラトス「 ・・・おまえがフォシテスか。
死を望むのなら
そのまま立っているといいフォシテス「 人間風情が大口を叩くな。
死ぬのはきさまだ。
この汚れた大地とともになクラトス「 ・・・大地が消滅しても
デリス・カーラーンがあると
そう考えているのなら
・・・甘いなフォシテス「 ・・・何だと クラトス「 ユグドラシルが
捨て駒のディザイアンなど
救うものかフォシテス「 だ・・・だまれ!
ユグドラシルさまを侮辱するな!
我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない- 条件:停止班内の好感度2位がクラトス
クラトス「 ・・・大いなる実りは
ユグドラシルにとって
唯一無二のもの
我らのじゃまをすれば
大いなる実りは死に
おまえが不興を買おうフォシテス「 ハハハッ!
知った風な口をきくな
これはユグドラシルさまの
ご命令なのだ- 条件:停止班内にクラトスがいる&2番目の会話終了後
クラトス「 ・・・マーテルが
大いなる実りと
融合しているからか・・・
そこまでして
マーテルを護るというのか
あれは・・・!フォシテス「 ・・・おまえは何者だ?
ユグドラシルさまを
あれなどと・・・!- 条件:停止班内の好感度3位がクラトス
クラトス「 ・・・ロイド!
時間がない。けちらすぞロイド「 わかってる! フォシテス「 おまえたちの好きにはさせん - 条件:停止班内の好感度1位がリフィル
リフィル「 お退きなさい。
狭間の者であることに
しがみつくおろか者フォシテス「 おまえも同族ならわかるだろう。
人間はこの大地ごと
浄化された方がいいのだリフィル「 浄化されるのはあなたの脳味噌ね。
大地がなければ
生命は生きていけないわフォシテス「 我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない- 条件:停止班内の好感度2位がリフィル
リフィル「 そのおろかしい理屈・・・。
クルシスからの入れ知恵ねフォシテス「 ユグドラシルさまの勅命は絶対だ - 条件:停止班内の好感度3位がリフィル
リフィル「 このまま相手の時間稼ぎに
のる必要はなくてよ。
急ぎましょうロイド「 わかってる! フォシテス「 おまえたちの好きにはさせん - 条件:停止班内の好感度1位がゼロス
ゼロス「 おまえに個人的な
恨みはねーけどよ
・・・どかないと死ぬぜ?フォシテス「 おまえは自分の立場が
わかっているのか?
おまえ自身の末路は
ここで決められてしまったのだぞゼロス「 大地がほろびりゃ
末路もへったくれもねーさ
そいつはおまえらハーフエルフも
同じだろーがフォシテス「 我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない- 条件:停止班内の好感度2位がゼロス
ゼロス「 おまえらの大将ユグドラシルは
それでいいといってるのかよフォシテス「 おまえがそれを問うのか?
・・・フフ。まあいい。
大いなる実りを放置することは
ユグドラシルさまのご命令なのだ- 条件:停止班内の好感度3位がゼロス
ゼロス「 あーもう、うだうだ
うるせーなー
てめぇがやってるこたぁ
棚に上げて
被害者ヅラしてる連中は
放っておこうぜロイド「 わかってる! フォシテス「 おまえたちの好きにはさせん - 条件:停止班内の好感度1位がプレセア
プレセア「 敵、確認。
攻撃力強大。
・・・排除します!フォシテス「 無駄なことだ。排除されるのは
きさまとこの大地。
人とそれに汚されし大地だ!プレセア「 ・・・大地が消滅すれば
・・・ハーフエルフも死ぬ・・・。
それで・・・いいのですかフォシテス「 我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない- 条件:停止班内の好感度2位がプレセア
プレセア「 ・・・このままでは
大地だけでなく
大いなる実りも消えます
それでも・・・いいのですかフォシテス「 大いなる実りを捨ておくのは
ユグドラシルさまのご命令だ- 条件:停止班内の好感度3位がプレセア
プレセア「 70パーセントのロス。
このままでは計画に
支障をきたしますロイド「 わかってる! フォシテス「 おまえたちの好きにはさせん - 条件:停止班内の好感度1位がリーガル
リーガル「 ・・・ひけ。
おろかなる者ディザイアン
血にうえた蛮族よフォシテス「 血にうえた蛮族とは
きさまら人間のことだろう
きさまらのような生き物は
この死にかけた大地と共に
消えてしまうがいいリーガル「 確かに・・・人は血にうえている
それでも、大地を失えば
おまえたちもまた
我々と共に消える運命なのだぞフォシテス「 我らには
デリス・カーラーンがある
全ての命の源
マナそのものの大地がな!
人間によって汚された大地など
ほろびたところで
何の問題もありはしない- 条件:停止班内の好感度2位がリーガル
リーガル「 何故そのようにあっさりと
大地を捨てられる?
ここは・・・
生命の源ではないのか?フォシテス「 生命の命はマナだ
そしてユグドラシルさまは
デリス・カーラーンを
新たな大地としておられるのだ- 条件:停止班内の好感度3位がリーガル
リーガル「 ・・・もはや話し合う余地は
ないようだなロイド「 わかってる! フォシテス「 おまえたちの好きにはさせん
フォシテス戦後機械停止作業
- 好感度は関係なく、選んだキャラから条件で決まる。
- リーガルとジーニアスは無し。
- 条件:コレットが停止班にいる
ロイド「 ・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇなコレット「 ・・・ホント?
困ったね・・・(コレット、転んで機械を破壊)
「 ・・・あ
ど、どうしよう!!ロイド「 ・・・ん?
何か止まったみたいだぞコレット「 あ、ホントだ。
・・・よかった〜ロイド「 さすが・・・
相変わらず
妙な運のよさだよなコレット「 エヘヘ、そだね〜 - 条件:クラトスが停止班&コレットが救出班
ロイド「 ・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇなクラトス「 私がやろう (クラトス、機械を止める)
ロイド「 ・・・あんた
何でもできるんだな。
剣も魔法も機械の操作もクラトス「 人より、少々長生きなのでな ロイド「 長生き?
やっぱりあんたも
ハーフエルフなのか?
でもさっきは
人間って言われてたし・・・クラトス「 私のことより
今は大樹の暴走を止めるのが先だロイド「 あ、ああ・・・ - 条件:リフィルが停止班&コレットとクラトスが救出班
ロイド「 ・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇなリフィル「 機械なら任せなさいと
言ったでしょう(リフィル、機械を止める)
ロイド「 さすが先生!
やっぱついてきてもらって
助かったぜ!リフィル「 調子がいいわね。
でも役に立ててよかったわ- 条件:ゼロスが停止班&コレットとクラトスとリフィルが救出班
ロイド「 ・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇなゼロス「 よーし
俺さまにまっかせなさーいロイド「 大丈夫なのか? ゼロス「 こんなこともあろうかと
俺さま、機械の操作方法を
聞いといた訳よロイド「 ・・・誰から? ゼロス「 だ、誰でもいいでしょーよ。
んじゃ、いくぜぇ!(ゼロス、機械を止める)
ゼロス「 ま、ざっとこんなモンよ。
どうよハニー!
俺さまにホレなおしただろ?ロイド「 ほれちゃいねーけど
感心した。
たまには役に立つんだなゼロス「 ロイドくん。キビシー - 条件:プレセアが停止班&コレットとクラトスとリフィルとゼロスが救出班
ロイド「 ・・・何がなんだか
さっぱりわかんねぇなプレセア「 ・・・ここには他に
これをあつかえそうな人が
いませんねロイド「 困ったな。どうする? プレセア「 ・・・・・・ ロイド「 う、うわっ!
何すんだよ、プレセア!(プレセア、斧で機械を破壊)
プレセア「 任務終了です。
・・・もどりましょうロイド「 う、うん・・・。
大丈夫なのかな、これで・・・
フラノール雪見イベント
コレット
コレット「 | ロイド、起きてた? 外、雪が降ってるよ |
ロイド「 | どうりで・・・ 寒いと思ったよ |
コレット「 | そうだよね! 寒いよね! |
ロイド「 | ・・・嬉しそうだな |
コレット「 | だって! 寒いって分かるなんて ・・・嬉しいんだもん |
ロイド「 | そうか・・・ ちょっと前のおまえは・・・ それも分からなかったんだっけ |
コレット「 | ねえねえ。 ロイドが寒いの 我慢できるなら |
ちょっと散歩に行こうよ | |
ロイド「 | いいぜ |
(宿屋の外) | |
コレット「 | みてみて。 フラノールの街が見渡せるよ 綺麗だねぇ〜 |
ロイド「 | ああ |
コレット「 | ・・・ロイド、覚えてる? クラトスさんが言っていたこと |
ロイド「 | ・・・あいつが 何かいってたか |
コレット「 | エクスフィアを捨てることは いつでもできる |
今は犠牲になった人々の分まで 彼らの思いを背負って 闘う必要があるはずだって | |
ロイド「 | ・・・ああ |
シルヴァラントの人間牧場で エクスフィアができるところを 見たときだな・・・ | |
コレット「 | あれ、ロイドの お母さまのことだったんだね |
ロイド「 | でもアイツは 母さんを怪物にした奴の親玉に へこへこ仕えてやがる・・・ |
コレット「 | ちがうと思うな。 クラトスさん、私たちのこと 何度も助けてくれたよ |
ロイドのことも 守ってくれたよ? | |
ロイド「 | それは・・・ |
コレット「 | だから、きっとクラトスさんは |
ロイドのことも ロイドのお母さまのことも 大切に思ってるんだよ | |
素敵なお父さまだよね | |
ロイド「 | ・・・もしかして それを言いたくて ここに連れてきたのか? |
コレット「 | えっとね、それもそう、かな |
ロイド「 | ・・・ありがとう。大丈夫だよ |
あいつが親父だったってこと ・・・今はもう そんなにショックじゃないんだ | |
コレット「 | うん・・・でも・・・ |
ロイド「 | オリジンの・・・封印のことか? |
コレット「 | いやなこといって、ごめんね |
でも体内のマナを放射したら いくら天使化した クラトスさんでも・・・ | |
ロイド「 | わかってる。 生きていられるのか・・・ それもわからないよな |
コレット「 | ・・・だからね! 私のこと助けてくれたみたいに |
クラトスさんの命を 失わなくても オリジンを解放できる方法を 探そうよ! | |
ロイド「 | ・・・コレット |
コレット「 | みんなもわかってくれるよ。 ね? そうしようよ! |
ロイド「 | ありがとな。 でも・・・俺思うんだ |
クラトスには クラトスの考えがあって ミトスについたんだって | |
だから、それを聞いてみたい。 全てはそれからだ | |
コレット「 | ・・・行くんだね? デリス・カーラーンに |
ロイド「 | ・・・ああ。 明日アルテスタさんの 具合を聞いたら、行くつもりだ |
ミトスの千年王国には 賛成できない。 だから、それを阻止する | |
ミトスと・・・戦うよ | |
コレット「 | ・・・もう少し 近くに行ってもいいかな? |
ロイド「 | ・・・え、ああ |
こんなに綺麗な景色 シルヴァラントみたいに 荒らされて欲しくないな | |
荒らさせないよ | |
コレット「 | そうだよね。 今度こそ守ろうね |
ロイド「 | ああ |
知ってるか? ドワーフの誓い、第7番 | |
コレット「 | あはは。ロイドが 一番嫌いなやつでしょ |
ロイド&コレット「 | 「「正義と愛は必ず勝つ!」」 |
ロイド「 | ・・・本当に そうだといいんだけどな |
コレット「 | 心配? それじゃあ・・・これ |
ロイド「 | これは・・・? |
コレット「 | おまもり。 フラノールの雪ウサギ。 幸運を呼ぶんだって |
昼間ね、これを アルテスタさんの所に 持って行ってもらったの | |
もう一個はロイドに | |
ロイド「 | ・・・ありがとう |
コレット「 | ね。みんなもついてるし お守りもあるし もう、だいじょぶだよ |
ロイド「 | ああ、そうだな |
ジーニアス
ロイド「 | 誰だ? 入れよ |
ジーニアス「 | ボクだよ! ねえ外、見た? 雪が降ってるんだよ |
ロイド「 | どうりで・・・ さみーと思った |
ジーニアス「 | ねえねえねえ。 ちょっと外に出てみようよ! いいだろ? |
ロイド「 | いいぜ |
(宿屋の外) | |
ジーニアス「 | すごい! 雪って、静かに降るんだね |
ロイド「 | ん。なんか怖ぇよな |
ジーニアス「 | イセリアは気候がいいから 雪なんてほとんど降らないもんね |
(ジーニアス走り回る) | |
ジーニアス「 | すっげー! すっげー! |
ロイド「 | おい、転ぶぞ! |
ジーニアス「 | 平気平気! |
(ジーニアス転ぶ) | |
ロイド「 | ほら見ろ |
おい、大丈夫か!? | |
ジーニアス「 | ・・・うん、大丈夫 |
ロイド「 | ・・・泣いてるのか? 怪我でもしたか? |
ジーニアス「 | あ・・・へへ。ちがうよ。 ちょっと怖くなったんだ |
ロイド「 | 何が? |
ジーニアス「 | 雪はこんなに冷たいのに 天使になったミトスは それに気づかないのかなぁって |
ロイド「 | ・・・そうだな |
あいつは人間であることも エルフであることも ハーフエルフであることも | |
否定したいのかもな | |
ジーニアス「 | 明日・・・アルテスタさんが 無事だってわかったら 決着をつけるんだよね |
ロイド「 | え?何だよ急に。 そのつもり・・・だけどさ |
ジーニアス「 | じゃあ、今だけ・・・ ミトスの味方みたいなこと 言ってもいい? |
ロイド「 | おいおい・・・ |
ジーニアス「 | ボク・・・少しだけ 少しだけだけど あいつの気持ちがわかるんだ |
ロイド「 | え? |
ジーニアス「 | ボクたちがイセリアを 追い出されたとき、ボク |
自分が人間の血を引いてることが いやでいやで仕方なかった | |
ロイド「 | そうか・・・ |
ジーニアス「 | ヘイムダールで追い出されたときは くやしくって情けなくって |
ロイド「 | うん・・・ |
ジーニアス「 | ボクは人間でも エルフでもないんだ。 どっちにも入れてもらえない |
そのくせどっちかに所属してないと 生きてることすら認めてもらえない | |
ロイド「 | ミトスと戦うのは・・・いやか? |
ジーニアス「 | ・・・そういう訳でもないんだ。 あいつがやってることは許せないし |
ロイド「 | でも、つらいんだろ? |
ジーニアス「 | それは・・・ |
ミトスを倒しても、ホントの意味で あいつを倒したことには ならないと思うからさ | |
ロイド「 | そうだな |
・・・俺たちも、エルフも ジーニアスたちハーフエルフも みんな変わらないとな | |
ジーニアス「 | 変われるのかな? 本当に |
ロイド「 | あきらめたらそこで終わりだろ。 誰だってみんなこの世界で生きて この景色を見る権利があるんだ |
・・・たぶん | |
ジーニアス「 | ・・・そうだよね |
今までロイドは しつこいぐらい あきらめなかったもんね | |
ロイド「 | しつこいは余計だ! |
ジーニアス「 | ボクも、もう少し しつこくなってみようかな・・・ |
ロイド「 | いちいちカンにさわるなー。 まあ、いいか |
ジーニアス「 | ・・・くしゅんっ! |
ロイド「 | 冷えてきたな。そろそろもどるか |
ジーニアス「 | そーだね。 ・・・ありがとうロイド |
ロイド「 | あん? 何が? |
ジーニアス「 | ボクのこと、普通に・・・ |
ロイド「 | 普通に、何だよ |
ジーニアス「 | ・・・やっぱなんでもない |
(ジーニアス走り去る) | |
ロイド「 | 何だ? 変な奴 |
クラトス
ロイド「 | ・・・すごい雪だな |
クラトス「 | ロイド・・・ |
ロイド「 | 誰かに呼ばれたような・・・? |
(宿屋の外) | |
・・・誰もいるわけないか | |
クラトス「 | ・・・ロイド・・・ |
ロイド「 | ずっと・・・知ってたのか? 俺が、あんたの・・・息子だって |
クラトス「 | ・・・おまえの家で アンナの墓を見つけた時から ・・・気付いていた |
ロイド「 | 母さんはどうして死んだんだ? あんたは知ってるんだろ・・・ |
クラトス「 | アンナはプレセアと同じ クルシスの輝石を体内で作る研究 ・・・エンジェルス計画に 利用されていた |
ミトスの無機生命体による 千年王国の構想を知った私は あれと対立し、地上に降りて | |
アンナと出会った | |
ロイド「 | ・・・母さんが・・・ プレセアと同じ実験体・・・ |
クラトス「 | アンナとであって私は |
ミトスのやり方を黙認することが 世界統合の早道だという考えが まちがいだと気付いた | |
私は人の身でエターナルソードを 使える術を模索した | |
ロイド「 | ・・・世界を統合するため? |
クラトス「 | そうだ。しかし私もアンナも クルシスから追われていた |
世界を転々として やがて生まれたおまえを 育ててきたが・・・ | |
とうとうクヴァルに 見つかってしまった | |
ロイド「 | ・・・そこで母さんは 化け物にされたんだな |
クラトス「 | エクスフィアをはがされたのだ |
要の紋がなかったアンナは 体内のマナが暴走し 怪物と化した | |
・・・あれがおまえを 食い殺そうとしたところを | |
ノイシュがかばい あれも一時的に正気に返った | |
ロイド「 | ・・・ノイシュが 助けてくれたのか・・・ |
クラトス「 | ノイシュが怪物に敏感になったのは ・・・恐らくその時からだろう |
ノイシュは怪我を負い アンナもまた傷ついた体で 自分を殺すように懇願した | |
ロイド「 | ・・・もういい・・・ |
クラトス「 | アンナが再び暴走して おまえをねらった。私は・・・ |
ロイド「 | もういい! |
クラトス「 | 私は・・・アンナを殺した |
ロイド「 | もういいって言ってるだろ! |
クラトス「 | その後クヴァルが襲ってきて おまえとノイシュは エクスフィアごと崖から滑り落ちた |
・・・クヴァルたちを退けて 崖を降りたが・・・ | |
残っていたのは 怪物に食い散らかされた ディザイアンの死骸だけだった | |
・・・もう、生きてはいまいと そう思った | |
ロイド「 | ・・・それであんたは・・・ またクルシスに戻ったのか |
クラトス「 | 私はオリジンの封印そのもの |
殺せば封印がとける以上 ユグドラシルも私を 放置できなかったのだろう | |
ロイド「 | あんたはそれでよかったのか? ミトスのやり方に反発したのに! |
クラトス「 | ・・・何もかも、むなしくなった ミトスはマーテルさえ復活すれば 世界を統合するといっていた |
千年王国計画はともかく 大地が元に戻るのなら もうそれでいいと思ったのだ | |
・・・おまえに出会うまでは | |
ロイド「 | 俺・・・? |
クラトス「 | おまえは・・・ミトスに似ている。 ミトスもおまえのように 世界を救おうと必死だった |
諦めなかった。 虐げられても前を向いていた。 マーテルを・・・殺されるまでは | |
ロイド「 | 勇者・・・って 呼ばれてたんだよな、あいつ |
クラトス「 | ・・・そうだ。 しかし・・・おまえとミトスでは 決定的にちがうことがある |
ロイド「 | 種族の差? |
クラトス「 | いや、ちがう。ロイド おまえは自分が まちがえる生き物だと知っている |
いや、まちがいを犯しても それを認めることができる。それは勇気だ | |
ミトスも・・・私も・・・ それができなかった | |
ロイド「 | まちがいを認める・・・勇気 |
クラトス「 | 我々は、誤った道を正せなかった。 過ちは正せないと諦めた。 おまえは諦めなかった |
ロイド「 | ・・・だったら あんたはもう気付いているんだろ! まちがいは正せるんだ。 |
今からでもいい あんたの命を犠牲にしなくても オリジンを解放できる方法を探して | |
・・・いっしょに・・・ | |
クラトス「 | ・・・私には・・・ まだやるべきことがある |
おまえにそれを託すまでは・・・ 私はおまえと共に 戦うことはできない | |
ロイド「 | やるべきことって・・・ |
クラトス「 | エターナルソード・・・ それをおまえに託すまでは・・・ おまえも死ぬな |
ロイド「 | クラトス! どこへ・・・ |
クラトス「 | ・・・ユグドラシルを このまま放置するな |
奴は・・・ いくらでも命を犠牲にできる | |
コレットを奪われる前に・・・ ユグドラシルを・・・ ミトスを止めてくれ | |
ロイド「 | ・・・ああ。止めてやる。 デリス・カーラーンに乗り込んで あいつを止めてやるさ |
(朝になり宿屋の外) | |
お、ノイシュ。 何をくわえてるんだ? | |
ノイシュ「 | ウオーン |
ロイド「 | ペンダント? こんなもの・・・ |
これ・・・クラトスと ・・・母さん? | |
じゃあこの赤ん坊は・・・俺・・・ | |
ノイシュ「 | ウォーンウォーン |
ロイド「 | クラトスからあずかったんだな? |
ノイシュ「 | ワォーン |
ロイド「 | ・・・わかった。 これは俺が持ってるよ |
リフィル
誰だ? 入れよ | |
リフィル「 | ちょっといいかしら・・・? |
ロイド「 | 先生? どーしたんだよ |
リフィル「 | 雪を見たいのだけど ちょっとつきあってくれないかしら |
ロイド「 | いいぜ |
(宿屋の外) | |
リフィル「 | 不思議ね・・・ 真っ暗な空から 雪が降りてくる・・・ |
ロイド「 | 先生の台詞とは思えねぇな・・・ |
リフィル「 | 失礼ね。 ・・・自分でもそう思うけれど |
ロイド「 | あはははは |
リフィル「 | 笑い過ぎよ |
ロイド「 | ごめん |
リフィル「 | ねぇ、ロイド。 これからどうするつもり? |
ロイド「 | うん。 ・・・デリス・カーラーンへ 行くことになると思う |
リフィル「 | そうね。 そろそろ決着をつけるべきね |
ロイド「 | ああ。やるべきことは わかってるんだ |
オリジンの封印を解いて 資格を得て、エターナルソードで 世界を統合する | |
人間の俺じゃ エターナルソードは 使えないらしいけど | |
リフィル「 | 問題はそれだけではなくてよ。 目的を達成するためには ミトスだけではなくて |
クラトスの命も 犠牲にしなくてはならないのよ | |
ロイド「 | ・・・コレットの時みたいに 道はないのかな |
リフィル「 | 以前の私なら・・・ ないと断定したわね |
ロイド「 | そうかな? |
リフィル「 | そうよ。この世界には けして変えられない 運命があるって |
私は信じていたから | |
ロイド「 | 今は、信じていないのか? |
リフィル「 | ・・・やっぱり変えられないものは あると思うわ |
ロイド「 | 先生・・・ |
リフィル「 | でも、可能性を信じるのも 悪くないと思うの |
自分でもこの変化に とまどっているのだけれど | |
ロイド「 | 何が先生を変えたのかな・・・ |
リフィル「 | 雪を拡大鏡で見ると 不思議な形をした結晶状なのは 勉強したわよね |
ロイド「 | な、何だよ急に。 ・・・そうだっけ? |
リフィル「 | そうなの。 針葉樹みたいな綺麗な結晶よ |
ロイド「 | しんようじゅ・・・? |
リフィル「 | ・・・もういいわ |
とにかく雪結晶は 降雪時の温度と湿度で | |
まったくちがう形に なってしまうものなの | |
ロイド「 | それが・・・何? |
リフィル「 | どれも同じに見える冷たい雪だけど 実は周囲の環境に 敏感に反応しているのよ |
ロイド「 | うん。それはわかったけど・・・ |
リフィル「 | つまり、私の周りの温度が 変わった・・・ということ |
ロイド「 | ああ! 先生を変えたものが 何かってことか |
リフィル「 | ふふ、かんじんの熱源体は まったく気づいてない みたいだけれど |
ロイド「 | え? え? |
リフィル「 | つきあってくれてありがとう。 もうもどりましょう |
明日からの戦いが 最後の戦いになるかも しれないのだから | |
ロイド「 | う、うん。わかったよ・・・ |
しいな
ロイド「 | 誰だ? 入れよ |
しいな「 | ちょっといいかい? |
ロイド「 | しいな! どうかしたのか? |
しいな「 | 外に行かないか? 雪が降ってて、綺麗なんだよ |
ロイド「 | いいぜ |
(宿屋の外) | |
しいな「 | みんな眠ってるんだね。 こうしていると 世界が平和に見えるよ |
ロイド「 | ホントだな |
この空の上で クルシスの連中が 無機生命体の千年王国なんて ばかげたこと考えてるのにな | |
しいな「 | 無機生命体か |
みんなが無機生命体になったら ・・・本当に差別は なくなると思うかい? | |
ロイド「 | ・・・いや なくならないだろうな |
しいな「 | そうだね。あたしもそう思う |
あたしは人間だ | |
だけどテセアラでは ミズホの民とそれ以外の人間は お互い溝があった | |
ミズホの中でも あたしは・・・浮いていたしね | |
ロイド「 | ・・・ミトスは・・・ 自分の中に流れてる |
二つの種族の血が いやなんじゃないのかな | |
しいな「 | そうかもしれないね。 あたしにも・・・ 何となくそれはわかるよ |
ロイド「 | しいながミズホの民だからか? |
しいな「 | あたしが精霊と契約できるからさ 多分・・・ |
あたしのはるか昔の先祖には エルフがいたんだよ | |
ロイド「 | そうなのか? |
しいな「 | 精霊を呼ぶのにも エルフの血が必要らしいんだ |
魔法はもちろん ああいう自然界のマナを使う技術は | |
大なり小なり エルフの血が流れていないと だめなんだってさ | |
ロイド「 | じゃあ、クラトスやゼロスも・・・ |
しいな「 | どこかに、そんな血が 流れてるのかもね |
あたしと同じように | |
ロイド「 | そうか・・・ |
しいな「 | あたしがコリンと契約した瞬間 周囲の人間の目は変わったからね |
ああハーフエルフってのは 年中こんな視線を浴びてるのか ・・・とは思ったよ | |
ロイド「 | しいなは・・・ いやにならなかったのか? |
しいな「 | ・・・何度もいやだと思ったさ。 村のみんなを死なせてしまったしね |
だけど、この力があるから あたしはコリンに出会ったし あんたたちにも出会ったわけだろ | |
ロイド「 | そうだな。しいなが召喚術を 手に入れてなかったら |
ちがう奴がコレットを 暗殺しにきてたのかもな | |
しいな「 | そう思うとねぇ。 人にはいらないものは 何一つないんだなって思うんだよ |
ロイド「 | しいなの中の召喚術も 必要だから備わっていたって ことだな |
しいな「 | そうさ。あたしの力も コレットの力も リフィルたちの血も |
両親から受け継いだ あんた自身全てもさ | |
みんな必要だからそこにいる。 必要だから 生きてるんじゃないのかなって・・・ | |
ロイド「 | ・・・ああ。そうだよ |
俺・・・全ての命は 生まれてきたことに 意味があるって思う | |
しいな「 | あたしもね 最近そう思うようになったよ |
そうしたら、何か すごく気が楽になった | |
ああ、生きてるだけで いいんだってね | |
ロイド「 | へ? あたりまえだろ? |
しいな「 | 当たり前じゃなかったのさ |
昔のあたしは、任務に失敗して 契約から逃げている ただのお荷物なんだって 思ってたんだから | |
ロイド「 | ああ・・・そういうことか |
しいな「 | あんたがね、ことあるごとに 当たり前のことを 当たり前の顔して言うのを 聞いてる内にさ |
無理する必要はないのかなって 思ったんだ | |
ロイド「 | そうかなー。よくわかんねぇ |
しいな「 | そうなんだよ |
きっとね、あんたがあんまり 一生懸命生きてるから そう思ったんだ | |
ロイド「 | はは、なんか一応 誉められてるんだよな |
しいな「 | ・・・ミトスにもさ それが伝わるといいのにな |
ロイド「 | ・・・ミトスか・・・ |
しいな「 | 一生懸命生きてれば |
同じように必死で生きてる命を 簡単に押しつぶしたりは できないだろ | |
ロイド「 | ・・・それが伝わるかどうか わからねぇけど |
俺は俺らしく生きられる世界を つかむために、あいつと対決する | |
しいな「 | もしかしたら・・・ こっちからしかけるつもりかい? |
ロイド「 | ああ。このままクルシスを 放置しておいても 事態は好転しないと思う |
しいな「 | そうだね。それがいいよ。 うだうだ考えてるのは 性に合わないさ |
ロイド「 | だよな。しいなとは話が合うなぁ! 親友になれそうだよな |
しいな「 | ・・・親友・・・ |
ロイド「 | あれ? だめか? |
しいな「 | ・・・・・・バカ |
ゼロス
ロイド「 | 誰だ? 入れよ |
ゼロス「 | よーう、ハニー♥ 起きてるか? |
ロイド「 | ・・・たった今眠くなった。 おやすみ |
ゼロス「 | おいおいおい。 そんな冷たいこと言わないでさ。 ちょこーっと、外に行こうぜ? |
ロイド「 | いいぜ |
(宿屋の外) | |
ゼロス「 | ・・・その日 メルトキオは記録的な大雪でな。 この街と同じ眺めになっちまってた |
ロイド「 | どうしたんだよ、突然 |
ゼロス「 | まあ、ちょっとした昔話よ。 急に話したくなったんだ |
ロイド「 | まあ、話したいなら 聞いてやるけどさ |
ゼロス「 | 俺は初めて見る雪に大興奮して お袋といっしょに 庭で雪だるまを作ってた |
したら、いきなり 雪だるまが崩れてよ | |
何が何だかわからないうちに 今度は赤い雪が降ってきた | |
ロイド「 | ・・・赤い・・・雪? |
ゼロス「 | お袋の血だよ 殺されたんだ |
ロイド「 | ・・・!? |
ゼロス「 | んで、お袋がさ、倒れ込んできて 俺の肩を掴むんだ |
おまえなんか 生まなければよかったって | |
ロイド「 | そんな・・・ そんなの酷いじゃないか! |
ゼロス「 | お袋には 好きな相手がいたんだろうな |
でもクルシスからの神託で 当時の神子・・・俺の親父と 結婚しなくちゃならなくなって | |
しかも親父には別の女がいたしな | |
ロイド「 | それにしたって おまえにはなんの罪もないだろ! |
ゼロス「 | お袋を殺した魔法は 俺をねらってたんだよ |
ロイド「 | え? |
ゼロス「 | 俺は次代の神子として ・・・命をねらわれた |
お袋は・・・ 巻き込まれて死んだんだ | |
ロイド「 | ・・・・・・ |
ゼロス「 | 俺を殺そうとしたのは セレスの母親でな |
母親は処刑されて セレスは修道院に軟禁された | |
ロイド「 | そう・・・だったのか |
ゼロス「 | マナの神子なんて・・・ まっぴらだったんだ。ホントによ |
もういつだって 逃げ出したくて仕方なかった | |
ロイド「 | ・・・うん。 神子は・・・辛いと思う |
俺にはそれを 想像するしかできないけど | |
それでも ・・・辛いってことはわかるよ | |
ゼロス「 | ・・・悪いな。 返事に困る告白だったろ? |
ロイド「 | いや・・・。でもどうして 急に話す気になったんだ? |
ゼロス「 | 俺は・・・生まれなければ よかったんだ |
ロイド「 | な、何いってんだよ |
ゼロス「 | いや、今もそう思ってるってことじゃねぇよ |
ただ以前は、親から否定されて 教会からも疎んじられ 王室からは怯えられて | |
・・・逃げだしたかった | |
ロイド「 | でも今、ゼロスはここにいる。 そうだろ? |
ゼロス「 | どうかな。今だって 実のところを言うとな・・・ 色々メンドーで、いやになるんだよ |
いっそ何もかも滅びた方が いいんじゃないかって | |
ロイド「 | ゼロス! 何を言うんだ! |
ゼロス「 | ・・・怒った? |
ロイド「 | 怒るよ! 当たり前だろ! 何もかも滅びちまったら 俺が困るんだからな |
ゼロス「 | おいおいおい。 何もかも滅びたら おまえも消えるんだぜ |
ロイド「 | 俺は消えない |
だから俺以外の奴にも ほろびで欲しくないし ゼロスにも 生きててもらいたい | |
ゼロス「 | ・・・泣ける台詞だなぁ |
ロイド「 | ちゃかすなよ |
明日アルテスタさんの無事を 確認したら ミトスたちに最後の戦いを 挑むつもりだったんだ | |
お前がそんな弱気じゃ 心配で連れて行けないだろ | |
ゼロス「 | ・・・やるのか? 本当に世界を 統合できると思うのか? |
ロイド「 | やれる。俺は逃げない |
ゼロス「 | ・・・わーったわった。 ロイドくんの熱血ぶりには フラノール中の雪が解けちまわぁな |
・・・俺も腹をくくる。 逃げない方向で 一つやってみるとするか | |
ロイド「 | ハハ。平和になったら 好きなだけ逃げればいいからさ |
ゼロス「 | そりゃどーも |
やれやれ・・・ 結局分が悪い方につくのか。 俺さまらしくねぇな | |
ロイド「 | なんの話だ? |
ゼロス「 | こっちのこと。 それよりそろそろもどろうぜ。 寒くてかなわねーや |
ロイド「 | ああ |
(宿屋へ移動) | |
ロイド「 | あれ、ゼロスの奴 落としたのかな? |
あれ、手紙がついてる・・・ | |
手紙「 | 俺さまの信頼の証だ。 しばらくあずかっててくれ |
・・・許してくれと いえる立場じゃねぇが 許して欲しい | |
みんなには言うなよ | |
ロイド「 | ??? むずかしい手紙書くなよ、もー! ったく、意味わかんねー |
プレセア
ロイド「 | 誰だ? 入れよ |
プレセア「 | ・・・私・・・です |
ロイド「 | めずらしいな。どうしたんだ? |
プレセア「 | 雪を・・・見にいきませんか? |
ロイド「 | いいぜ |
(宿屋の外) | |
すげー。俺こんなに 雪が降ってるのは初めてだ | |
プレセア「 | 雪・・・私・・・ あまりみたことがないので ・・・不思議な感じです |
ロイド「 | そうなのか? |
プレセア「 | 心を失っていた頃の記憶は・・・ あいまいだから・・・ |
それに・・・私・・・ オゼットとメルトキオぐらいしか いったことがなくて | |
ロイド「 | ・・・そうか。そうだよな |
俺だってこんなことになる前は イセリアから殆ど出たこと なかったもんな | |
プレセア「 | 雪というのは・・・ すぐ溶けてしまうものなんですね |
ロイド「 | そうだな。氷みたいなもんだしな |
プレセア「 | 私・・・もっとずっと 残っているものだと 思ってました |
はかない・・・ものなんですね | |
ロイド「 | うん。そういわれると ちょっともの悲しい感じだよな |
プレセア「 | でも、当たり前ですよね |
・・・木も草も花も いつかは枯れます。 人も・・・ | |
ロイド「 | 命あるものは・・・ みんないつかは死ぬ。 だから雪も消える。 |
プレセア「 | アルテスタさんは・・・ まだ消えてしまいませんよね |
ロイド「 | プレセア・・・ |
プレセア「 | 私・・・ まだアルテスタさんのこと 許していません |
それなのに・・・ アルテスタさんが 亡くなってしまったら | |
・・・私・・・ | |
ロイド「 | 大丈夫 |
プレセア「 | 確率は100パーセント ではないです |
安易にそんな言葉を・・・ 口にしないで下さい | |
ロイド「 | 100パーセントなら 大丈夫なんていわないよ |
プレセア「 | そうでしょうか? |
大丈夫という言葉は 心配の必要を感じない場合に 使う言葉ですよね | |
ロイド「 | この世の中に 絶対なんてないだろ |
だから、自分に いいきかせるんじゃないのかな | |
絶対できる。絶対大丈夫って | |
プレセア「 | ・・・そうかも知れません |
ロイド「 | 正直なところ アルテスタさんが無事かどうか 俺にはわからない |
俺にできるのはアルテスタさんの 生きる力を信じることだけだ | |
プレセア「 | 信じる・・・こと |
ロイド「 | ああ。だから大丈夫って言う。 言い続ける。そう信じる。人の意志の力は強いんだ。 |
・・・その力でアルテスタさんを こっちの世界に引き留められる | |
プレセア「 | ロイドさんが強いのは・・・ その意志の力の せいなんですね |
ロイド「 | え? そうかな |
プレセア「 | あなたを見ていると あんなに絶望的だと思ったことも |
・・・簡単にできてしまうような 気になるんです | |
ロイド「 | ・・・おれ、単純だからさ。 あんまり深く考えないんだよ |
とりあえず諦めなければ 何とかなるって思う | |
プレセア「 | ミトスにも・・・ 勝てると、思いますか? |
ロイド「 | ・・・うん。勝つよ。 そう思わないと・・・ あいつとは戦えない |
プレセア「 | 少しの間でも・・・ 心を許してしまったから? |
ロイド「 | そうかな。 うん確かに、それもある |
でも・・・俺はあいつに 同情できないんだ | |
プレセア「 | はい。・・・彼は ひどいことをしました。 人にもエルフにも大地にも・・・ |
ロイド「 | ハーフエルフにもだ。 あいつは自分が受けた傷を 好き勝手周りにぶつけて |
そのことでハーフエルフって 種族全体をおとしめてるんだ | |
プレセア「 | そうですね。その通りです |
ロイド「 | 確かに、人もエルフも 悪かったんだと思う |
ミトスも・・・ギリギリまで 我慢したんだと思う | |
でもそれは・・・ あいつが生み出した 結果に対しての 言い訳でしかないんだ | |
プレセア「 | ロイドさんは・・・勝ちます |
ロイド「 | え? |
プレセア「 | 今話をしてそう思いました |
ミトスの意志と あなたの意志がぶつかったら きっとあなたの方が強いです | |
あなたは・・・ 自分を誤魔化していないから | |
ロイド「 | ・・・サンキュ |
何か、そういわれたら 明日クルシスに突入する 勇気が湧いてきたな | |
プレセア「 | 明日・・・ですか? |
ロイド「 | そうさ。 アルテスタさんの容態を聞いたら 全てに決着をつける |
プレセア「 | ミトスを・・・倒して 世界を統合するんですね |
ロイド「 | ああ。 ・・・それしか方法はない |
プレセア「 | ロイドさん。 きっと・・・大丈夫です。 絶対に・・・勝てます |
ロイド「 | あ、安易な言葉、使ってる |
プレセア「 | はい。私の意志の力も ロイドさんに預けます |
ロイド「 | ・・・よし。預かった! |
リーガル
ロイド「 | 誰だ? 入れよ |
リーガル「 | 失礼する |
ロイド「 | リーガル? どうしたんだ、こんな時間に |
リーガル「 | 夜更けにすまないが 外に行かないか? |
少し話がしたい | |
ロイド「 | いいぜ |
(宿の外) | |
リーガル「 | 雪か・・・。ここはやはり セルシウスの影響を 強く受けているのだな |
ロイド「 | 見てるぶんにはきれいだけど ここで生活してる人は大変だろうな |
リーガル「 | うむ。このあたりは 雪で観光客を集めなければ 生活できぬ |
ロイド「 | そういえば、おまえの会社って 観光事業がメインなんだろ? フラノールに会社はないのか? |
リーガル「 | スキー場とホテルを いくつか経営しているはずだ |
ロイド「 | ・・・すげぇ。金持ちなんだな |
リーガル「 | 会社を作ったのは私ではない。 私の何代か前の当主だ |
ロイド「 | はー、そんなに昔から続いてる家なんだな |
リーガル「 | ・・・エクスフィア鉱山が 巨万の富を産んだ |
恐らくブローカーを経て ディザイアンに流されていたのだろう | |
我が手にある財産は シルヴァラントでの流血によって あがなわれていたのだ | |
ロイド「 | ・・・そうか。そうだよな |
リーガル「 | すまなかった |
ロイド「 | おまえが謝ることじゃないだろ |
リーガル「 | 知らなかったことは 言い訳にはならぬ。 むしろそれは罪悪だ |
ロイド「 | それはそうかも知れないけど・・・ |
リーガル「 | ・・・恐らくミトスが ありとあらゆる命を虐げるのも ここに起因するのではないか? |
ロイド「 | どういうことだ? |
リーガル「 | 人は・・・己の罪をしらなすぎ エルフはその罪に目を閉じる。 それがミトスをいらだたせている |
ロイド「 | そうだとしても あいつがやっていることは 世界中を巻き込んだ復讐だろ |
許されることじゃない | |
リーガル「 | ならば・・・ 私も許されないことになる |
ロイド「 | へ? |
リーガル「 | 私もクルシスに復讐するために ここにいる |
ロイド「 | それは・・・ちがうだろ |
リーガル「 | 同じことだ。 仮にアリシアを怪物に変えた原因が 人間の側にあったのなら |
私はミトスと同じ道を 辿っていたかもしれぬ | |
ロイド「 | ・・・大抵はそうなる前に 自制心が働くって・・・ 先生が言ってたぜ |
リーガル「 | そうだろうな。しかし結局私は ・・・いや我々は ミトスと同じなのだ |
ロイド「 | ・・・ミトスと同じ? |
リーガル「 | 自分たちの理屈と合わない者 自分たちを不快にさせる者を 力で排除している |
ロイド「 | ・・・ぐぅの音もでねぇな そういわれちまうと |
リーガル「 | ミトスは・・・それを知っている |
だから去り際に エクスフィアのことを 言ったのだろう | |
人の命を吸ってできたこの石を 犠牲を否定する 我々が使っている都合のよさ・・・ | |
ロイド「 | 何か、ムカムカしてきた |
リーガル「 | 図星だからではないか? |
ロイド「 | そうかも知れないけどよ。 理屈が正しければ それでいいってモンでもないだろ |
リーガル「 | ふむ |
ロイド「 | ・・・あいつがやってることは いやなんだ。それだけだ |
リーガル「 | ・・・そうだな。 それでいいのかも知れないな |
私は・・・ミトスを私に 置き換えることで | |
無意識のうちに 自分の正当性を主張しようと していたのかもしれぬ | |
ロイド「 | 難しいこと考えるな。リーガルって |
誰だって自分が悪者に なんかなりたくないし 自分が嫌なことは我慢したくないよ | |
リーガル「 | 誰だってそう思っている・・・か |
ロイド「 | 相手も同じだと思ったら ・・・ミトスみたいなことは できねぇだろ。だから・・・ |
リーガル「 | 奴と・・・戦うことになるんだな |
ロイド「 | 明日・・・アルテスタさんの容態が はっきりしたら、決着をつける |
リーガル「 | ・・・よかろう。 悲劇の連鎖は・・・ 早急に断ち切るべきだ |
ロイド「 | ああ。明日からも、たのむな |
リーガル「 | ・・・うむ |
ヘイムダール:オリジン解放前宿屋
コレット
ロイド「 | はい? |
コレット「 | まだ起きてた? |
ロイド「 | ・・・なかなか寝つけなくて |
コレット「 | 外は星が綺麗だよ ちょっと見にいこ? |
ロイド「 | ・・・そうだな じゃあちょっとだけ |
(外へ出る) | |
コレット「 | すごいね 今にも降ってきそう |
ロイド「 | ああ、そうだな |
コレット「 | 私ね、今でも不思議なんだ こうしてロイドと お話ししてるのが |
ロイド「 | 何で |
コレット「 | 世界再生の旅に出たら もう二度と村にもどれないって おばあさまにいわれていたから だからイセリアを出る前の夜 ロイドと二人で お話しした時 これでもう最後なんだって思ってた でも今はこうして ロイドの横にいるでしょ? |
ロイド「 | これからも、ずっとそうだよ |
コレット「 | え? |
ロイド「 | もうおまえをねらってた クルシスはないんだ 明日、・・・クラトスに勝って 封印を解いてもらえれば 世界は一つにもどる もう心配しなくてもいいんだ |
コレット「 | ・・・ロイド クラトスさんと戦うの? |
ロイド「 | 戦わないと・・・ ダメなんだろうな |
コレット「 | でもお父さまなんでしょ? |
ロイド「 | 親父だから・・・戦うんだ |
コレット「 | え? |
ロイド「 | あいつは決着をつけたいんだよ 過去の自分に けじめをつけたいんだと思う そんな気がするんだ |
コレット「 | ・・・うん そうなのかもしれないね クラトスさん 私たちのこと・・・ 助けてくれたもん |
ロイド「 | ああ。それに俺自身も けじめをつけたいんだ |
コレット「 | ロイドが? どうして? |
ロイド「 | 俺は・・・ずっとおまえに たよってきた 世界再生は おまえにしかできないって それを疑問にも思わなかった |
コレット「 | それはしかたないことだよ それに・・・ロイドは 約束通り 私を助けてくれたじゃない |
ロイド「 | でも、そのために いろんな人たちを 犠牲にしちまった 俺はたくさんの人の 命を背負ってる その人たちのためにも 俺は・・・ 過去のクラトスを倒す |
コレット「 | ・・・うん。わかった |
ロイド「 | すべてが終わったとき みんなが生きていることを 許されてる世界になってると いいなって思うんだ |
コレット「 | この旅が終わって そんな世界になったら・・・ ロイドは どうするつもりなの? イセリアにもどるの? |
ロイド「 | 多分、もうもどらねぇと思う。 俺、こいつらを 回収すつるもりなんだ |
コレット「 | エクスフィアを? |
ロイド「 | このままこれを放置しておいたら コレットや プレセアみたいに 自分を失う人が出てくるだろ だからそうなる前に 回収した方がいいと思うんだ それがエクスフィアに力を借りて 戦ってきた俺の こいつらへの感謝・・・ なんだけどさ |
コレット「 | 私も・・・いっしょに いっていい? |
ロイド「 | え? |
コレット「 | 今までもそうだったみたいに 私、これからも ロイドの横を いっしょに歩けたらいいなって 思ってるんだ |
ロイド「 | ・・・ん、わかった じゃあ、いっしょに行こう 生まれ変わった世界を いっしょに冒険しような |
コレット「 | うん! |
ジーニアス
ロイド「 | はい? |
ジーニアス「 | ロイド、起きてた? |
ロイド「 | ・・・なかなか寝つけなくて |
ジーニアス「 | じゃあさ。星を見ようよ。 綺麗だよ |
ロイド「 | ・・・そうだな じゃあちょっとだけ |
(外に出る) | |
ジーニアス「 | すごいね ロイドの家から見る星と 同じくらいたくさん見える・・・ |
ロイド「 | そういえばよく先生とおまえで 俺んちまで 星の観測にきてたな |
ジーニアス「 | よく姉さんに言われたよ 今後のためにも星の位置は 勉強しておきなさいって |
ロイド「 | 何で? |
ジーニアス「 | そりゃ、いつ村を追われても いいように・・・あっ! |
ロイド「 | ・・・まあ、何にしても 星の位置は重要だよ 逆に迷わなくてすむからな |
ジーニアス「 | ロイドって そういうことは くわしいよね |
ロイド「 | そういうことはってのは どういう言い草だよ・・・ |
ジーニアス「 | ・・・ねぇ、ロイド 聞いてもいいかな |
ロイド「 | 何を? |
ジーニアス「 | ロイドは どうしてハーフエルフを 差別しないの? |
ロイド「 | ・・・っていうか した方がいいのか? |
ジーニアス「 | ボクは・・・ そんなのいやだよ |
ロイド「 | ならいいだろ |
ジーニアス「 | そうだけど 結局どこへ行っても それがあたりまえだったから |
ロイド「 | 誰があたりまえだなんて 決めたんだよ |
ジーニアス「 | 誰って・・・ |
ロイド「 | 人間だろうとエルフだろうと いやな奴はいやだし 好きな奴は好きだ それだけだ。簡単だろ? |
ジーニアス「 | ロイド・・・ |
ロイド「 | 俺がもしも ハーフエルフだったとしたら 俺にはどうしようもないことで 好きだの嫌いだの言われるのは たまんねぇと思う |
ジーニアス「 | ・・・そうだね |
ロイド「 | この姿で、この種族で ・・・こうやって 生まれたことだけは 変えられないからな |
ジーニアス「 | うん。 ホントに・・・そうだよね |
ロイド「 | まあ・・・でも 俺がバカだってとこも 変えられないかもな〜 |
ジーニアス「 | 大丈夫だよ ロイドはバカなトコが いいんだから |
ロイド「 | ど、どーゆー意味だ それは・・・ |
ジーニアス「 | うん やっぱりボク ロイドは好きだな ・・・人間だけどさ |
ロイド「 | な、何だよ、いきなり |
ジーニアス「 | ・・・ロイドといたら ボクの人間嫌い・・・ 治るような気がする |
ロイド「 | じゃあ・・・ いっしょに来るか? |
ジーニアス「 | どこへ? |
ロイド「 | この旅が終わって 世界を統合したら・・・ 俺、エクスフィアを 回収するつもりなんだ |
ジーニアス「 | ・・・プレセアみたいな 人を出さないため? |
ロイド「 | ああ |
ジーニアス「 | ・・・うん。そうだね ロイドは一人じゃ心配だから ボクがついていくよ |
ロイド「 | 言ったな。よし、約束したぜ |
ジーニアス「 | うん ・・・ボクずっと一緒にいるよ |
リフィル
ロイド「 | はい? |
リフィル「 | まだ起きてた? |
ロイド「 | ・・・なかなか寝つけなくて |
リフィル「 | それなら、外にいかなくて? |
ロイド「 | ・・・そうだな じゃあちょっとだけ |
(外に出る) | |
リフィル「 | ふふふ でも、本当になつかしいわ・・・ |
ロイド「 | 何がだ? |
リフィル「 | この村・・・ |
ロイド「 | ・・・え? |
リフィル「 | あら、忘れたの? 私とジーニアスはテセアラで ・・・この村で生まれたのよ |
ロイド「 | あ・・・そうか そうだったよな |
リフィル「 | 世界が二つあるなんて ちっとも気づかなかったわ ・・・何のために 研究をしていたのかしら |
ロイド「 | もしかして先生が遺跡に 興味を持ったのって・・・ |
リフィル「 | ・・・子供の頃に見た景色を ずっと探していたわ ヘイムダールも異界の扉も・・・ すべてはテセアラにあったのね |
ロイド「 | よかったな、先生 |
リフィル「 | よかったの・・・かしら |
ロイド「 | だって、先生は この村を探してたんだろ 故郷を見つけられたんだろ |
リフィル「 | ・・・そうね。 結局は・・・ よかったのかもしれないわね |
ロイド「 | 何だよ。 何か変なこといっちゃったか? |
リフィル「 | いいえ 自分のルーツがどこにあるのか 一生わからないまま朽ち果てるより 真実がわかってよかったんだわ |
ロイド「 | 自分のルーツか・・・ 俺は・・・どこの生まれなんだろう |
リフィル「 | そうね 今度クラトスに聞けばいいわ |
ロイド「 | ・・・あいつに・・・? あいつとそんな話・・・ |
リフィル「 | あの人は、あなたを守ろうとした。 命がけでね それがどんな意味を持つことなのか よく考えて |
ロイド「 | でも・・・オレには あいつの考えてることが わかんないよ! なんでおとなしく ミトスの言いなりに なってたんだ? |
リフィル「 | さあ、どうしてかしらね でもあなたを守ることは ミトスの利益に反していたはずだわ |
ロイド「 | あいつは俺たちをだましてた |
リフィル「 | 人は・・・変わっていくものだわ よくも悪くも |
ロイド「 | だったら・・・ どうしていまさら 戦うなんていうんだ |
リフィル「 | 大人って生き物はやっかいで なかなか自分のまちがいを 認めたりできないものなのよ 彼なりの・・・ けじめのつけ方なのでしょう |
ロイド「 | ・・・けじめか それがついたら・・・ あいつから俺のルーツを 聞くようなことがあるのかな |
リフィル「 | そうね ・・・もしもあなたの 生まれた場所がわかったら いっしょにいきましょうか? |
ロイド「 | ・・・ああ。そうだな そのときは、各地のエクスフィアも 回収しながらいこうぜ これは放置しておいたら いけないものだと思うんだ |
リフィル「 | そうね。二度と歴史の表舞台に 出てこないようにするのが一番ね |
ロイド「 | だろ? |
リフィル「 | わかったわ。じゃあ決まりね 世界が統合されたら 二人であなたの生まれた場所を 目指しましょう |
ロイド「 | ああ、約束だ! |
しいな
ロイド「 | はい? |
しいな「 | あはは、・・・起きてたかい? |
ロイド「 | ・・・なかなか寝つけなくて |
しいな「 | それならさ ちょっとつきあってくれないか |
ロイド「 | ・・・そうだな じゃあちょっとだけ |
(外へ出る) | |
しいな「 | なぁ、その・・・ 緊張してないか? |
ロイド「 | へ? |
しいな「 | 明日のことだよ クラトス・・・との戦いさ |
ロイド「 | ああ・・・ちょっとな |
しいな「 | そうだよな・・・ なぁ、その・・・ いやじゃないのかい? |
ロイド「 | 何がだ? クラトスと戦うことがか? |
しいな「 | そうだよ だって・・・ あんたの親父なわけだろ |
複雑なんじゃないのかい? | |
ロイド「 | ・・・親父って言われて・・・ 実感があるわけじゃないんだ |
言われてみれば・・・ いろいろ助けてもらった 気もするし | |
でも、裏切られたり ひどい目にもあったし・・・ | |
だから、戦うってことより クラトスが 親父だってことの方が | |
正直複雑だよ | |
しいな「 | そういうもんなんだね ・・・あたし ちょっと・・・うらやましいんだ |
ロイド「 | どうして? |
しいな「 | ほらあたしさ 捨てられっ子だったからさ |
あたしの両親が どんな人だったかなんて 全然知らねーんだ | |
ロイド「 | ・・・そうか |
しいな「 | あたしさ、色々考えてみたんだ あんたの立場を あたしにおきかえてさ |
自分の親が自分の敵で そのくせ助けて くれたりしたら・・・ | |
あたしバカだからさ 混乱しちまうだろうなって | |
ロイド「 | あはは、俺も混乱した 今もちょっと混乱気味 |
しいな「 | あはははは |
・・・それでさ 明日その親父と戦うって考えたら ものすごく緊張しちまって | |
ロイド「 | しいなが? バカだなぁ。そこまでなりきって 考えなくてもいいのに |
しいな「 | 何だよ ・・・自分でもそう思うけど いてもたってもいられなくなってさ |
だからあんたもそうなのかと思って・・・ | |
ロイド「 | ・・・そっか。ありがとな |
しいな「 | ・・・いや・・・そんな・・・ あ、あのさ・・・ あんたはこの後どうするんだい? |
ロイド「 | この後? |
しいな「 | 世界を統合したら・・・ あたしたちの旅は終わるだろ そのときさ |
ロイド「 | そうだな・・・ エクスフィアを回収する旅ってのを やろうかと思ってる |
しいな「 | ・・・いいな、それ ・・・あたしも・・・ ついっていったら・・・ダメかい? |
ロイド「 | え? でもミズホの里に もどらなくてもいいのか? |
しいな「 | ・・・あんたと・・・ 一緒にいたいんだ・・・ |
ロイド「 | ・・・う、うん。 いいよ。 しいなとなら・・・ |
しいな「 | ほ、ホントかい!? じゃあ決まりだね。 いまさらダメなんて言わせないよ |
あたしとあんたで 世界中のエクスフィアを 回収するんだからな | |
ロイド「 | ああ。そしたらエクスフィアの 被害にあう人もいなくなるし |
こいつらも、もう二度と こんな騒ぎに巻き込まれなくて すむからな | |
しいな「 | 約束だよ。守らないと ミズホの伝統にのっとって 針を千本飲ませるからね |
ロイド「 | うわ・・・ わかったよ。約束だ |
ゼロス
ロイド「 | はい? |
ゼロス「 | ・・・わりぃ。起こしたか? |
ロイド「 | ・・・なかなか寝つけなくて |
ゼロス「 | じゃあちょっと、顔貸してくれ |
ロイド「 | ・・・そうだな じゃあちょっとだけ |
(外へ出る) | |
ゼロス「 | ・・・悪いな。こんな夜更けに |
ロイド「 | いや・・・別にいいけど どうかしたのか? |
ゼロス「 | 単刀直入に聞くけど ぶっちゃけクラトスってヤツは どーなんだ? |
ロイド「 | どうって・・・何が? |
ゼロス「 | 腹がたたねぇのかって いってんだよ! |
ロイド「 | ゼロス ・・・おまえ 何でそんなに怒ってんの |
ゼロス「 | 今までさんざん 俺さまたちの敵に回って 息子のおまえを裏切って |
むかつくだろうが | |
ロイド「 | あのな・・・ それをおまえが言うか? お・ま・え・が! |
ゼロス「 | 俺さまのことはいいんだよ 俺さまには、高くてひろーい 心の棚があるからな |
ロイド「 | 自慢げに言うことかよ・・・ |
ゼロス「 | 俺は・・・親ってのは 子供を守るべき存在だと思うんだよ |
ロイド「 | ああ・・・まあな |
ゼロス「 | ところがあいつは 中途半端にいったりきたりしてる |
そんなコトしたら おまえが苦しむだけだろ | |
あげくのはてには 明日親子の決闘だぜ? | |
親子で刃物振り回しあうなんて 冗談じゃねーや! | |
ロイド「 | うん・・・まあ・・・ そうなんだけど・・・ |
ゼロス「 | 何だよ、煮えきらねぇなあ! おまえは腹が立ったりしないのか? |
ロイド「 | いや・・・何か 俺がどうこういう以前に おまえが一人で怒ってるからさ |
ゼロス「 | ・・・俺は、いやなんだよ 自分の勝手な都合で 子供を振り回すような親は・・・ |
ロイド「 | ああ、そう言われてみると 俺、振り回されてるかもな |
ゼロス「 | だろー!? |
あいつ、そもそも エターナルソードや エターナルリングのことも 知っててずっと 黙っていやがった | |
・・・あっ! | |
ロイド「 | ・・・エターナルリングが どうしたって? |
ゼロス「 | いや・・・それは・・・ |
ロイド「 | もしかして、おまえに エターナルリングのこと教えたの クラトスか!? |
ゼロス「 | ・・・と、ところでロイドくん 世界統合が成功したら おまえはどうするのよ? |
ロイド「 | ゼロス・・・ クラトスから聞いたんだな |
ゼロス「 | ・・・あいつは・・・ 何もかも知ってたんだぜ |
エターナルソードは 人間には使えないことも | |
コレットちゃんの病気のことも エターナルリングの作り方も | |
ロイド「 | まあな。それを思うと・・・ 早く言えよ、とは思うな |
ゼロス「 | だろ! |
ロイド「 | でも、教えられてたところで・・・ 俺たちはクラトスを 信用しなかったと思う |
だからあいつなりに手順を踏んで 俺たちのためにいろいろ準備して くれたんじゃないかな | |
ゼロス「 | ・・・まあ、そう言われると ・・・そうかもな |
何だか、俺さま、一人で怒って バカみてーだな | |
ロイド「 | そんなことないよ |
・・・おまえが 怒ってくれたおかげで 俺の方は冷静になれたみたいだ | |
気負いはなくなった | |
ゼロス「 | ・・・そうか そりゃ・・・よかった |
ロイド「 | ・・・明日・・・ クラトスと戦って それから改めて聞いてみるよ |
あいつが・・・何を考えて 何をしたかったのか | |
ゼロス「 | ・・・明日か もしもオリジンの封印が解けたら ・・・世界統合が始まるんだよな |
ロイド「 | ・・・そうだな あ、そうだ さっきの質問だけどな |
エクスフィア探しの旅をするんだ | |
ゼロス「 | へ? |
ロイド「 | ほら、世界統合後の話だよ |
ゼロス「 | ・・・ああ。そいつはいいな |
エクスフィアは・・・ 人の手の届くところに おかない方がいい | |
有機生命体のためにも 無機生命体のためにも | |
ロイド「 | ゼロスは? ゼロスはどうするんだ? |
ゼロス「 | 俺さま? そうだなー どうせ神子制度は 廃止になるだろうから・・・ |
おまえについていこうかなぁ | |
ロイド「 | げ。マジ? |
ゼロス「 | お、我ながらいいアイデアだな 世界を救ったゼロスさまと その相棒で、旅をする |
どうだ? | |
ロイド「 | ・・・勝手にしろよ、もー |
ゼロス「 | よーし。決まりだ。 俺さまとの旅はたーのしいぜぇ! 期待してろよ、ロイド! |
ロイド「 | へいへい |
プレセア
ロイド「 | はい? |
プレセア「 | ・・・起きていますか? |
ロイド「 | ・・・なかなか寝つけなくて |
プレセア「 | 外で・・・ 話をしてもいいですか |
ロイド「 | ・・・そうだな じゃあちょっとだけ |
(外へ出る) | |
プレセア「 | もうすぐ・・・ この旅も終わるんですね |
ロイド「 | そうだな 明日・・・クラトスを倒して オリジンを解放すれば・・・ |
プレセア「 | ・・・ロイドさんは クラトスさんとの戦いに ・・・抵抗は・・・ ないんですか? |
ロイド「 | ない・・・っていったら うそになる でも、クラトスは・・・ 俺たちと戦うことを 望んでるみたいだから |
プレセア「 | わかりません もう戦う意味はないように思います クルシスは・・・ もう事実上崩壊していますから |
ロイド「 | そうだな。クラトスは クルシスの天使としての自分に 決別したいんじゃないかな |
プレセア「 | それは・・・物理的に 天使であることをやめるだけでは だめなのですか? |
ロイド「 | ・・・そうするには 長く生きすぎたんじゃないだろうか 四千年って・・・ どれだけの時間なのか 俺には想像がつかないよ |
プレセア「 | 四千年・・・。そうですね 種の限界を越えて 存在し続けることは ・・・つらいです |
ロイド「 | それだけの時間があったら ・・・俺はどうするんだろう |
プレセア「 | いつか・・・ 生きることにあきてしまう ・・・そう思います |
ロイド「 | あきる・・・? そうなのかな? 長生きできれば やれることもたくさんあるだろ |
プレセア「 | 人は・・・いつか死ぬことが わかっているから 一生懸命生きるのではないですか? 死ねば何もかもが終わってしまう だから、そのときまでに 自分の成すべきことを探している ・・・そんな気がします |
ロイド「 | ああ・・・そうだな 確かに、夏休みがずっと続いたら 宿題なんかやらないしな |
プレセア「 | ・・・それは・・・ ちょっとちがうと思います |
ロイド「 | そ、そうかな? |
プレセア「 | ちがうけれど ・・・わかりやすいです |
ロイド「 | ははは。 いいよ、フォローしなくても |
プレセア「 | 私は・・・村のみんなが 私を追い越して 成長していくのを ずっと見ていました |
ロイド「 | ・・・うん |
プレセア「 | 妹だったアリシアも 私よりずっと大人になっていた ・・・私も・・・ みんなといっしょに 新学期を迎えたかったです |
ロイド「 | ・・・・・・ |
プレセア「 | 私一人が・・・ まだ夏休みだから・・・ |
ロイド「 | じゃあ・・・俺といっしょに これから成長しようぜ |
プレセア「 | ロイドさんと ・・・いっしょに? |
ロイド「 | 俺、この旅が終わったら 世界中のエクスフィアを 回収する旅をしようと思うんだ もう二度と、プレセアみたいな 夏休みに閉じこめられる人を・・・ 出さないためにもさ |
プレセア「 | ・・・私もロイドさんと ・・・いっしょに旅をしたいです ロイドさんといっしょなら ・・・私の空白の時間を うめられるかも・・・しれません |
ロイド「 | じゃあ、約束しよう |
プレセア「 | ・・・約束・・・です 私を・・・ おいていかないで下さい |
ロイド「 | わかってる |
リーガル
ロイド「 | はい? |
リーガル「 | ・・・起きているか? |
ロイド「 | ・・・なかなか寝つけなくて |
リーガル「 | そうか・・・ では外で話でもしないか |
ロイド「 | ・・・そうだな じゃあちょっとだけ |
(外へ出る) | |
リーガル「 | ・・・おかしなものだな |
ロイド「 | へ? 何がだ? |
リーガル「 | おまえの父親が 私より若い男だということがな |
ロイド「 | ・・・ああ。何かそれはわかる 俺・・・未だにピンとこないよ ちょっと歳の離れた 兄貴みたいなもんだろ、あれ |
リーガル「 | 兄か・・・。そうだな |
ロイド「 | ま、それを言うとさ リーガルもそんな感じだけどな |
リーガル「 | 私もおまえのことは 弟のように思っていた 私には兄弟がいないが もしも弟がいれば おまえのような 存在なのかもしれぬと |
ロイド「 | ははは。あんたの弟だったら 俺より落ち着きが あるんじゃないかな |
リーガル「 | いや、おまえはそれでいて 案外我を失わぬ ・・・父親に似たのかもしれぬぞ |
ロイド「 | リーガルには クラトスのこと ・・・理解できるのかな? |
リーガル「 | どうした? 急に・・・ |
ロイド「 | ちょっと・・・似てるなって 思ったんだよ クラトスとリーガルって ・・・色々さ |
リーガル「 | ・・・どうかな 私は・・・愛する者を 失ったときですら 自分自身は 失わなかったように思う 基本的に ・・・冷淡なのではないかと 自分に呆れたこともあった |
ロイド「 | そうかな? リーガルはアリシアのために 復讐しようとしたんだろ それがいいかどうかはともかく 冷たいとは思わねぇけど |
リーガル「 | それが真実アリシアのためなのか ・・・アリシアを失った 自分自身の悲しみを うめるためなのかは ・・・正直わからぬ |
ロイド「 | ・・・うーん? やっぱリーガルって むずかしいこと 考えすぎだと思うなぁ 同じことだろ 要するにそれだけ 悲しいってことは それだけアリシアが 大事だったってことで |
リーガル「 | ・・・そうか・・・ おまえは常に素直だな |
ロイド「 | 単純なんだってさ リーガルと足して 二で割るぐらいで ちょうどいいのかもな |
リーガル「 | ふむ。この旅が終わったら もう少しおまえのそばにいて おまえのものの考え方について 学んでみようか? |
ロイド「 | その学ぶって姿勢がどうなのかなー でも旅が終わっても リーガルが俺に ついてくるって言うなら 俺は別に構わないぜ 一石二鳥だし |
リーガル「 | 一石二鳥? 私がいることで 何かおまえの役に立つのか? |
ロイド「 | 俺、世界を統合したら エクスフィアを回収しようと 思ってるんだ だってこのまま放置は できないだろう? |
リーガル「 | ・・・うむ。この悲しい生物は このまま永遠の眠りに つかせるべきなのかもしれぬな 人がこれを使うと・・・ 再び悲しい歴史を 繰り返すやもしれぬ |
ロイド「 | ああ、そうさ その時に、リーガルの会社に 残ってるエクスフィア出荷の 資料とかあれば 多少便利なんじゃないかと 思ってさ |
リーガル「 | ・・・その旅 私も同行させて欲しい |
ロイド「 | 本当か? 正直言って、俺が生きてる間に 全部回収できるか わからないんだぜ? |
リーガル「 | そのための方法は 私が学んできた経営という仕事が 活かせるだろう それに・・・このまま 再び獄中にもどり ときを無為に過ごすより おまえに協力する方が アリシアも喜ぶだろう |
ロイド「 | わかった ・・・あんたがいると たよりになるよ |
リーガル「 | 我が力・・・この旅の後も おまえに預ける おまえは私の指針であり 新たな希望でもある 共に進んでいこう |
情報協力:アキトさん,キノさん,j-sonさん,パルスさん