●出身について
ルーティ> | フィリアってさ、司祭になる前は何してたの? |
フィリア> | え? あの、私(わたくし)…両親とも神に仕える身でしたので…。 |
ルーティ> | 外の世界を知らないの? 生まれも育ちも、んーと、あのナントカ神殿? |
フィリア> | はい。ストレイライズ神殿から出たのは、今回が初めてです。 |
ルーティ> | そりゃ、いきなり随分な遠出ね…そっか。神殿の中で家族と暮らしていたわけね…。 |
フィリア> | 神殿の教義に関しては、ほとんど両親から教えられましたわ。 |
ルーティ> | しかし、生まれたときから神殿にいれば、信心深くもなるってもんよね。 そんなフィリアにとっての、信仰ってなんなの? |
フィリア> | 信仰…ですか? ひとことで言い切るのは難しいですわ。 そうですねえ、私(わたくし)を生かしているもの、とでも申しましょうか。 水や空気と同じで、それがないと生きられない…生きるための支え。 |
ルーティ> | 水や空気ねえ…。 |
フィリア> | はい。なくなると困るんです。そして、他人がいらないと言っているのを聞くと、 不思議なんです。どうして? って。 |
ルーティ> | なるほどね…。 |
フィリア> | きっと誰にも、こういったものは存在するんでしょうね。 信仰に限らず、ルーティさんにだって、あると思いますよ。 |
ルーティ> | あ! ひょっとして、あたしの支えはお金だ! とか思ってない? |
フィリア> | そ、そんなこと…ありません。ルーティさんが金の亡者だなんて、誰も思っていませんわ! |
ルーティ> | ふ、フィリア…あたしはそこまで言ってないってば。も、悲しいなあ。まぁいいけどね。 さ、次、次。 |