●初恋について
ルーティ> | フィリアの初恋っていつなの? |
フィリア> | …ルーティさんは早かったんですか。 |
ルーティ> | まーね、あたしって早熟だから。ふふん。 |
フィリア> | 私(わたくし)は、その、周りに同年代の男性がいなかったものですから。 |
ルーティ> | そっか、神殿の中にいる男って、ジジイばっかだもんだもんね。 |
フィリア> | ルーティさん! なんてことを。 |
ルーティ> | はは、ごめんごめん、つい口が滑っちゃった…じゃ、初恋はまだなんだ? |
フィリア> | それは…どうでしょうか。 |
ルーティ> | んー!? 何よ? さては初恋の真っ最中とかぁ? |
フィリア> | あの… |
ルーティ> | あっ、ウチのメンバーにいるのね? 待てよ、うーん、リオンはガキだしぃ、スタンはアホだしぃ、 あ、わかった! ウッドロウね。まあ、落ち着いてるし、年齢の釣り合いも取れてるし、 ルックスもいいし、玉の輿に乗れるし、うんうん、妥当な線だわ。 |
フィリア> | あ、あの…ひとりで盛り上がらないでください。 |
ルーティ> | えっ、違うの? まさかリオン? 年下が好きなんだ。あいつ生意気よぉ? |
フィリア> | いえ、ですから、私(わたくし)は…。 |
ルーティ> | …す、スタンーっ!? ねぇねぇ、スタンなの! ちょ、ちょっと、 あんな田舎者のどこがいいわけ? やめときなさいよ。後で後悔するわよ! |
フィリア> | 私(わたくし)はまだ何も言ってませんわ…大体スタンさんのことを、 なぜそんな風に悪くおっしゃるのですか? |
ルーティ> | だ、だ、だ、だって…あ、あたしのことはいいの! これは、フィリアへのインタビューなのよ? あんたはスタンのことをどう思ってるわけ? |
フィリア> | スタンさんは素敵な男性だと思いますわ。 |
ルーティ> | どこが!? 田舎者で物を知らないし、ガサツだし、すぐ怒(おこ)るし、 本来なら、パーティーリーダーからほど遠い性格してんのよ。 |
フィリア> | スタンさんのことを、よく知っていらっしゃるのですね。 |
ルーティ> | そ、そりゃ、フィリアより、多少付き合いが長いし。あんだけ色々と迷惑掛けられればね。 |
フィリア> | 私(わたくし)、リーダーがスタンさんであることに何の不満もありませんわ。 ルーティさんだって、スタンさんの正義感や優しさが嫌いではないのでしょう? |
ルーティ> | さ、さあね。ムカつくことが多いから、数少ない長所なんて忘れたわ。 |
フィリア> | うふ。 |
ルーティ> | …な、なに笑ってんのよ? |
フィリア> | いいえ、別に。ともかく、スタンさんはリーダー向きだと私(わたくし)は思いますわ。 |
ルーティ> | そうかなあ。ま、フィリアはそう考えているわけね。じゃ、次の質問で最後にしましょ。 |