●将来の夢について
ルーティ> | そのリーネとかいう村で羊追ってりゃいいのに、なんでこんな冒険してるわけ? |
スタン> | なんでって、オレにはやりたいことがあるからさ。 |
ルーティ> | へー、じゃあ、その将来の夢ってやつを聞かせてよ。 |
スタン> | え、あ、いや、別にたいしたことでもないんだけど…。 |
ルーティ> | 何、いまさら照れてんのよ。言ってごらんなさいってば。 |
スタン> | んー? じゃあ、言うけど、オレ、セインガルドの兵士になりたいんだ! それで、活躍して、な、名を売って…。 |
ルーティ> | 名を売って…それから? |
スタン> | …いや、あはは、それからって言われても。 |
ルーティ> | それだけ? 剣の腕を磨いて大会でがっぽり稼ぐとか、 王様のごひいきになるとか具体的にないわけ? |
スタン> | う、うるさいなあ。そんなんじゃないんだよ。 |
ルーティ> | じゃあ、なんなのよ? |
スタン> | オレには…憧れてる人がいるんだ。 |
ルーティ> | ふうん、誰なの? |
スタン> | …オレの、じっちゃん。 |
ルーティ> | あんたのおじいさんってすごい人なんだ。 |
スタン> | オレのじっちゃんは、昔、セインガルドの兵士だったんだ! すごく強くて、王様に何度も勲章をもらったんだぜ。 |
ルーティ> | へー、すごいじゃない。 |
スタン> | だろ? オレもじっちゃんみたいになりたいんだ。リーネはいい村だけど、 あそこにいたら、兵士になる機会がないからさ…。 |
ルーティ> | おじいさん、あんたが兵士になるって言ったら喜んでくれた? |
スタン> | んー、なんか複雑な表情してたな。でも、オレは立派な兵士になって、 じっちゃんをびっくりさせたいよ。 |
ルーティ> | そっかぁ…まあ、夢はないよりあった方がいいわよ。 |
スタン> | あはは…そんな言い方しなくても…。 |
ルーティ> | さぁ次の質問は、っと…。 |