マジェスティックファンタジアン
HOME > テイルズオブシンフォニア > スキットテキスト200〜299
テイルズオブシンフォニアスキットテキスト
200〜299
- 200:俺様も似てる
ジーニアス「 | ゼロスは・・・ハーフエルフが嫌いなんだろ |
ゼロス「 | 好きじゃねぇなぁ |
ジーニアス「 | じゃあなんで、ボクらの旅についてくるのさ |
ゼロス「 | ・・・ま、俺さまも、似たようなモンだし |
ジーニアス「 | どういうこと? |
ゼロス「 | 望まれて生まれた命じゃないからな。お互いさまってことさ |
ジーニアス「 | ??? |
- 201:心をなくした少女
コレット「 | あなたがプレセア? |
プレセア「 | ・・・・・・ |
コレット「 | ・・・何だか、ちょっと前までの私を見てるみたい・・・ |
- 202:エレカー
ロイド「 | エレカーかぁ! 早く乗りてー! |
ゼロス「 | ロイドくんは呑気だねぇ |
リフィル「 | まったくだわ 元々地上を走る乗り物で海を渡るなんて無謀よ |
ジーニアス「 | そう? たらいよりずっと安全そうだけど |
ゼロス「 | たらい〜? おいおいおい シルヴァラントじゃたらいで海を渡るのか? |
リフィル「 | ・・・ああ。たらいのことを思い出したら 気分が悪くなってきたわ |
- 203:足になる棒
ゼロス「 | よー、よー、ロイドくんよ〜。そろそろ宿に入ろうぜ。 こちとら歩きっぱなしで棒が足になっちまったつーの |
しいな「 | 棒が足になったんなら一本増えてよかったじゃない |
コレット「 | 足になる棒なんて気持ち悪いです |
ジーニアス「 | そーかな。僕は見てみたいな |
ゼロス「 | おいおい・・・ |
プレセア「 | そもそも足になる棒なんてありません |
ゼロス「 | みなさん、俺さまの主張聞いてる? |
リフィル「 | 『足になる棒』? それはどこの遺跡で発掘されたのだ? |
ゼロス「 | あらら・・・リフィルさままで ロイド、こいつらどうにかしてくれよ |
ロイド「 | みんな盛り上がってるね。 そんじゃ、この調子で元気出していこー! |
ゼロス「 | おーっ!! ・・・あり? |
- 204:ゼロスの観察力
ロイド「 | またスペクタクルズを使って女の子の観察か? |
ゼロス「 | ひゃっひゃっひゃっ! そんなことしなくても、最近一目見ただけでわかるのよ おっ、ナイスボデーな娘が目の前を通過 |
ロイド「 | はいはい。一生やってろ |
ゼロス「 | ロイドくん、甘いもん食いすぎじゃねぇのかぁ? 下っ腹が出てきたぞ |
ロイド「 | いっ!? どうしてそれを? |
- 205:かわいいリボン
コレット「 | あっ、可愛いリボン♪ プレセアっておしゃれだねぇ |
プレセア「 | ・・・これは・・・自分の身を守るための道具です・・・ |
コレット「 | でも、とっても似合ってるよ |
プレセア「 | ・・・似合っている・・・ そんなの・・・意味のないこと・・・ |
コレット「 | そうかなぁ |
- 206:二人の神子
ゼロス「 | コレットちゃんは、嫌じゃねぇのか |
コレット「 | 何が? |
ゼロス「 | 何がって・・・その・・・ 自分が神子だってことがだよ 自分の人生だぜ? 自分で好きに生きたいとは思わないか? |
コレット「 | 私、自由に生きてるよ。だって私が犠牲にならない方法を みんなが探してくれてるもの |
ゼロス「 | ・・・でも・・・もしもその方法がなかったら |
コレット「 | ・・・その時はその時だよ。それに・・・ たとえ私の体は奪われても、心は自由だから だから私の心が望むまま、世界が幸せになったらいいな |
ゼロス「 | すげーな、コレットちゃんは。 俺さまにはとても真似できねぇ |
コレット「 | ・・・ううん。 私、口ばっかりなの。本当にそうなったら ・・・きっとだめなんだろうな エヘヘ、だらしない神子だね |
ゼロス「 | ・・・いや、ホントにすげーよ。 それに比べて・・・俺は・・・ |
- 207:黄金の国・ミズホ
ジーニアス「 | ミズホってどんなところなのかな? |
ゼロス「 | 聞いた話によると、建物はみんな金でできてるんだと |
コレット「 | うわぁ、まぶしくて大変だねぇ |
ゼロス「 | だよなぁ。んで男はサムライ 女はゲイシャって呼ばれるんだってさ |
ロイド「 | じゃあしいなも、ゲイシャだ! |
コレット「 | 私も先生もゲイシャですね〜 |
ゼロス「 | いやいや、たしか成人してない女の子は マイコって言われるんだぜ |
コレット「 | そっか。じゃあ私はマイコだね |
ロイド「 | オレとジーニアスはサムライなんだな。 なんかおもしれーの! |
- 208:神秘の国・ミズホ
コレット「 | ねぇねぇ。しいなの里では 私のことマイコって言うんだよね? |
しいな「 | ・・・は? |
ロイド「 | しいなは、ゲイシャなんだよな? |
しいな「 | ・・・あのさぁ、それ誰からきいたんだい? |
ロイド「 | ゼロスだよ |
コレット「 | ミズホの人たちは、霞を食べてるんだって? |
ロイド「 | 靴のことは下駄って呼ぶんだろ? |
ジーニアス「 | 靴を投げてひっくり返り方で その年が豊作かどうか調べるんだってね? |
コレット「 | みんなジンジャーってところで暮らしてるんでしょ? |
ロイド「 | ジンジャーってやっぱりしょうがでできてるのか? |
ジーニアス「 | ちがうよ。建物は金と銀でできてるんだろ |
しいな「 | ・・・あのアホ神子が! |
- 209:ミズホの民
ロイド「 | ミズホの民っていったいどういう連中なんだ? |
しいな「 | 主に裏家業を生業としている・・・あたしの・・・家族さ |
ロイド「 | そっか、しいなも元々は コレットを殺すのが目的だったもんな |
しいな「 | ・・・で、でも、もうそんなこと考えてないよ! 里のみんなもいい奴さ |
ロイド「 | わかってるよ、俺たちの仲間だろ? しいなの仲間は俺たちの仲間さ |
しいな「 | ・・・うん。ありがとう |
- 210:伝説の迷路攻略法
ロイド「 | なんか同じような景色だなぁ。 コレット、さっきもここ来なかったっけ? |
コレット「 | そうかなぁ〜・・・迷子になっちゃった? |
ロイド「 | そんなことないと思うけど・・・ |
ゼロス「 | ふっふっふ。こういったところで道に迷ったときには あの伝説の攻略法だよ! ロイドくん! |
ロイド「 | 伝説の攻略法? |
ゼロス「 | 深い迷宮に挑むときの基本であり、伝統のある方法! それが右手法だよ! ロイドくん! |
コレット「 | 右手法、ですか? |
ゼロス「 | そう! こうやって右手を壁に伝えて歩いていけば 必ず攻略できるのだ! そうなっているのだよ! コレットくん! |
ジーニアス「 | でも、それって入ったときからずっとやっておかないと 意味ないんじゃない? |
ゼロス「 | そこに気付くとは、やるな! ジーニアスくん! |
プレセア「 | ・・・ 早く・・・帰りたい・・・ |
- 211:迷いの森攻略法決定版
しいな「 | なかなか抜けられないねぇ・・・この森・・・ プレセア、あんた、どうやってメルトキオに行ったんだい? 道わからないのかい? |
プレセア「 | ・・・船 |
しいな「 | ふ、船ぇ? |
プレセア「 | オゼットの北から・・・ |
しいな「 | な、何でいわなかったんだよ! |
プレセア「 | ・・・聞かれなかったから |
しいな「 | はぁ・・・そうだね。その通りだよ |
- 212:手枷の理由
ロイド「 | なあ、リーガル。 あんたなんでそんな手枷をつけてるんだ? |
リーガル「 | ・・・これは我が罪の象徴 |
ロイド「 | ・・・・手枷が象徴する罪 |
リーガル「 | ・・・・・・ |
ロイド「 | わかった! 手枷泥棒だな! |
リーガル「 | ・・・・・・ |
ロイド「 | ・・・あれ? ちがってた? じゃあ・・・ 周りの人に手枷をつけて回って、迷惑をかけたとか |
リーガル「 | ・・・すまない。もう少し わかりやすく話してやればよかったな |
- 213:異世界の神子
コレット「 | あの・・・転んだりしませんか? |
リーガル「 | 心配には及ばぬ |
コレット「 | そうですか。私、しょっちゅう転ぶんです。 だから、リーガルさんもそうだと大変だなって思って |
リーガル「 | あなたは異世界の神子と聞いたが? |
コレット「 | はい。・・・あんまり神子っぽくないんですけど |
リーガル「 | いや・・・よい神子を持って、あなたの世界は幸せだ ・・・いや、衰退している世界に この言い方は失礼だったかも知れないが |
コレット「 | いいえ。でも私は・・・世界を救えなかった神子です 今も、世界より自分の命を 惜しんでいる神子です。だから・・・ |
リーガル「 | 命の尊さを知る神子なら、いずれ新たな救いと 再生をもたらすことができるだろう |
コレット「 | そうでしょうか。そうならいいんですけど・・・ |
- 214:小さなナイト
リーガル「 | プレセア・・・と言ったか? おまえの家族のことなのだが・・・ |
プレセア「 | ・・・・・・ |
ジーニアス「 | お、おまえ! プレセアに近づくな! |
リーガル「 | これは失礼。小さなナイトと言う訳か・・・ |
ジーニアス「 | バ、バカにするなよ! ボクには魔法があるんだからな! |
プレセア「 | ジーニアス |
ジーニアス「 | な、何? プレセアのことはボクが守るから! |
プレセア「 | 彼に・・・敵意無し。交戦の必要なし |
ジーニアス「 | え・・・。うん・・・ |
プレセア「 | また私はあなたに守られることはありません |
ジーニアス「 | ・・・・・うん |
- 215:ミズホ情報網
ジーニアス「 | レアバード、うまく見つかるといいね |
しいな「 | ミズホの情報網は伊達じゃないよ! きっと見つけ出してくれるはずサ |
ゼロス「 | ミズホの情報網はマジすごいらしいぜ。 テセアラ中の財宝の在り処を知ってるって話じゃねぇか |
しいな「 | そうさ、あたしたちが本気を出せば 調べられないことなんてありゃしないよ |
ジーニアス「 | そっか、たよりになりそうだね |
ゼロス「 | あーあ。テセアラ中の女の子のスリーサイズ 調べてくんねーかな |
しいな「 | アホ神子! |
ゼロス「 | (のわっ!) |
- 216:手枷ははずさない
しいな「 | 前から気になってたんだけどさ その手にはめてるやつ、あたしがはずしてやろうか? |
リーガル「 | その必要はない |
しいな「 | でも、それじゃなにかと不便だろ |
リーガル「 | 別段、不便と感じたことはない |
しいな「 | 遠慮しないで。あたし錠前はじしは得意なんだからさ |
リーガル「 | 必要ないといっているんだ |
しいな「 | はは〜ん。照れてるのかい? いいから見せてごらん |
リーガル「 | くどい! |
しいな「 | あっ・・・なんだい! 人が親切でいってるのに もう頼まれたってはずしてやらないよ |
- 217:自動人形タバサ
プレセア「 | タバサさんって、人間ではないんですよね |
ジーニアス「 | アルテスタが作った自動人形なんだって |
プレセア「 | 人形・・・私と同じですね |
ロイド「 | プレセアは人間だろ |
プレセア「 | 心を失っていた私は・・・ただ動いているだけの人形でした |
リーガル「 | 心とは・・・なんだろうか? |
ロイド「 | 心は・・・心だよ |
ジーニアス「 | うん。うれしいとか悲しいとか・・・ |
リーガル「 | でもタバサには、心があるように見える。ちがうか? |
プレセア「 | はい・・・ |
リーガル「 | そしてプレセアにも心はある。 エクスフィアに支配されていたとしても 心が表に出てこなかっただけで 内側では傷つき、悲しみ、喜んでいたはずだ |
プレセア「 | ・・・そうかも・・・しれません |
ジーニアス「 | じゃあタバサはなんなんだろう。 人形でも人間でもないなんて、まるでハーフエルフみたいだ |
ロイド「 | 簡単だよ。タバサはタバサだ。それだけだろ |
ジーニアス「 | そうだね |
プレセア「 | ・・・その通りかも知れません。 私は・・・私でしかないですから |
- 218:ダイクとアルテスタ
ジーニアス「 | ダイクおじさんとアルテスタさんって どっちがいい職人なのかなぁ? |
ロイド「 | 知るかよ、そんなこと |
ジーニアス「 | ボクが見たところ、技術的には アルテスタさんの方が上だと思うな |
ロイド「 | 職人に大事なのは技術じゃなくて心だ。 親父だったら、困ってる人を放っておくもんか |
ジーニアス「 | フフ、ムキになってる。やっぱり親子だねぇ |
- 219:親父、元気かなあ
ジーニアス「 | テセアラでもドワーフって珍しいの? |
しいな「 | あたしが知ってるのはアルテスタだけだよ |
ジーニアス「 | じゃあ独りぼっちなの? きっと淋しいだろうね |
ロイド「 | ・・・・・・ |
ジーニアス「 | あれ、どうしたの |
ロイド「 | い、いや、親父のヤツ、どうしてるかなって思ってさ |
ジーニアス「 | あはは、ロイドがホームシックになってる |
ロイド「 | ち、ちがうぞ!! |
- 220:あんたも、ボクも・・・
ジーニアス「 | ・・・あんたは・・・人を殺したんだ・・・ |
リーガル「 | ・・・その通りだ |
ジーニアス「 | ・・・・・・ |
リーガル「 | ・・・すまないな。罪人と旅をするのはつらかろう しばし我慢して欲しい。 プレセアをエクスフィアの呪縛から解き放つまでは |
ジーニアス「 | ・・・ボクは・・・ボクも人殺しだ |
リーガル「 | ・・・? どうしたのだ? |
ジーニアス「 | 身を守るために・・・沢山の人を傷つけてきた |
リーガル「 | ・・・・・・ |
ジーニアス「 | あんたがやったことがどんなことかは知らないけど・・・ でもあんたが人殺しだから、ここから出て行けとは言わないよ |
リーガル「 | ・・・そうか |
ジーニアス「 | みんな同じだから |
リーガル「 | すまないな |
ジーニアス「 | でも! ボクはあんたのこと好きじゃないからね! |
リーガル「 | そうか |
- 221:洞窟坑道飽きちゃった
ロイド「 | なんか、仕方ないとはいえ洞窟とか、坑道とか多いよなぁ |
コレット「 | どうしたの? ロイド |
ロイド「 | ん〜? ああ・・・ |
ジーニアス「 | ロイド・・・飽きちゃったんでしょ |
リーガル「 | 飽きた、だと? |
ロイド「 | そ、そんなことねぇよ。早く抑制鉱石を探さないとな |
リーガル「 | 当然だ。プレセアをはやく元にもどしてやらねば・・・ |
ロイド「 | わかってるよ・・・ |
- 222:ボンバーリング
ジーニアス「 | この爆弾、マナの塊でできてるんだね |
リーガル「 | ああ、原理はわからないが、そういうことらしい |
ジーニアス「 | いいなー、ボクもこんな魔法が欲しいよ |
ゼロス「 | お前のファイアボールじゃ 岩も壊せねーし、ボタンも押せねーもんな |
ジーニアス「 | ・・・でもね、あんたを黒こげにするくらいはできるよ? ためしてみようか? |
ゼロス「 | わ、バカやめろー!! |
- 223:動きつづける機械たち
ロイド「 | なんで機械が動いているんだ? |
リーガル「 | この鉱山はオートメーション化 されている。当然だ |
ロイド「 | へえ、よくわからねーけど便利なんだな |
リフィル「 | ああ 分解したい |
ロイド「 | ・・・ってのは放っといて、抑制鉱石はどこにあるんだ? |
リーガル「 | 抑制鉱石の坑道はこの先だ。そこにあるリフトに乗れば 連れていってくれるはずだ |
- 224:古代採掘場
リフィル「 | この鉱山の機械は、ずいぶん頑丈なのね |
リーガル「 | ここは元々古代の採掘場だ。 機械も、その当時のものを使っている |
リフィル「 | なんだと!! 古代の遺産を保存するどころか 浪費しているというのか! |
リーガル「 | ま、まあそのようなものだが |
リフィル「 | 冒涜だ! こんなことが許されるわけがない! 責任者を出せ、責任者を! |
リーガル「 | す、すまん |
- 225:子供扱いはやだ!
プレセア「 | ・・・ジーニアス。シャツが出ています |
ジーニアス「 | えっ、ど・・・どこ? |
プレセア「 | 私が・・・直します |
ジーニアス「 | あ、ありがとう |
プレセア「 | ・・・ジーニアスは・・・まだ子供なんですね |
ジーニアス「 | えっ、こ、子供なんかじゃないよ! 僕だってもう大人だよ |
プレセア「 | ・・・そうですか。そうですね。ジーニアスは大人ですね そういうことに・・・しておきます |
ジーニアス「 | もー、また子供扱いした! プレセアだってボクと変わらないのに |
プレセア「 | そう・・・ですね |
- 226:ボボボボプレプレプレ
ジーニアス「 | プ、プレセア |
プレセア「 | どうしたんですか |
ジーニアス「 | ボ、ボボボボボ・・・ こ、これプ、プレプレプレ・・・ |
プレセア「 | え? |
ジーニアス「 | こ、これ! |
プレセア「 | これを・・・私に? |
ジーニアス「 | う、うん・・・ |
プレセア「 | ・・・ありがとう! さっそく使ってみても・・・いいですか? |
ジーニアス「 | うん! |
プレセア「 | すばらしいです・・・さっそく試し斬りしてきます |
ゼロス「 | ・・・おまえ、プレセアちゃんになにをプレゼントした? |
ジーニアス「 | 砥石 |
ゼロス「 | ・・・バカだろ、おまえ |
- 227:気になる面影
プレセア「 | リーガルさん、私の顔に・・・何かついてますか? |
リーガル「 | いや・・・何もついてないが・・・ |
プレセア「 | ・・・でもさっきから私のこと・・・見てます |
リーガル「 | あ、いや何でもない。すまなかった |
- 228:わずかな希望
ロイド「 | くそ、ロディルの奴、コレットをどうするつもりなんだ |
リフィル「 | クラトスの言葉を信じるなら、コレットはデリス・カーラーンに 連れて行かれたわけではないはずよ。まだ希望はあるわ |
しいな「 | そうさ。コレットがマーテルになっちまったら あたしたちにはどうにもならないけど 今ならまだ、ロディルから取り戻せばいいだけなんだから |
ロイド「 | どうしてコレットばっかりこんな目に遭うんだ。 くそっ、神子なんてくそくらえだ! |
- 229:コレットの秘密
リフィル「 | どうも気になるわね |
ゼロス「 | 何がだ? クルシスの連中の 悪巧みにでも気付いたとか? |
リフィル「 | 彼らはこの間から、神子は使い物にならないと そればかり口にしている コレットはマーテルの器になる素養があるはずなのに どういうことなのかしら |
ロイド「 | ・・・言われてみればそうだな。 ゼロスが使い物にならないっていうならわかるけど |
ゼロス「 | うーん確かにその通りだな ・・・って、おい! いうにこと欠いて、なんつーことを! |
リフィル「 | もう、ちゃかさないでちょうだい。ことによるとコレットは まだ何か隠しているのかも知れなくてよ |
ロイド「 | ・・・そうだな |
- 230:プレセアの願い札
しいな「 | ・・・プレセア。元気だしなよ |
プレセア「 | ・・・私のことは気にしないでください。 私より・・・コレットさんが・・・ |
しいな「 | 大丈夫。あいつは強運の持ち主だから 絶対に無事さ。保証するよ |
ロイド「 | しいなの言う通りだよ。 プレセアが落ち込んでると、コレットがきっと心配するぜ |
プレセア「 | ・・・でも私のせいです 私・・・コレットさんを助け出すまで ・・・自分を許せそうにありません |
しいな「 | ・・・じゃあ、願い札を作ったらどうだい? |
プレセア「 | 願い札・・・? |
しいな「 | ミズホでは、木の札に願いごとを書いて、神さまに捧げるのさ ミズホの神はクルシスの神とはちがう。 どうだい? 願いをかけてみるかい? |
プレセア「 | ・・・やってみます |
ロイド「 | 俺も手伝うよ。細かい仕事は得意だから |
- 231:願い札を神木で
ジーニアス「 | プレセア、具合が悪そうだよ |
プレセア「 | ・・・あ・・・いえ・・・。 何でもないんです。何でも・・・ |
ゼロス「 | なんでもないってことはないでしょーよ |
プレセア「 | いえ、ただ・・神木で・・・願い札を作ろうと思って・・・ |
ゼロス「 | 神木を採ってきたのか!? 神木は毒の沼地にしか生えてないだろ!? |
プレセア「 | ・・・神木は・・・神聖な木ですから・・・ その方が効果があると思ったんです |
ジーニアス「 | ・・・無理しちゃだめだよ。 プレセアが倒れたらコレットが悲しむんだから |
ゼロス「 | ・・・健気だね、プレセアちゃんは |
- 232:願い事がかなったら
ロイド「 | プレセア! ほら、願い札ができたよ |
プレセア「 | ・・・すごいです。天使の絵が彫ってあります |
ロイド「 | せっかくプレセアが神木を採ってきてくれたんだ 俺もコレットがもどってくるようにって 願いを込めながら彫ったよ。おかげで三日間貫徹だぜ |
しいな「 | いいできだね。さあ、これに願いごとを書いとくれ |
プレセア「 | はい |
ロイド「 | うん。コレットが無事にもどりますように・・・。 これで完成だな |
しいな「 | 願いごとが叶ったら、これを割って川に流すんだ。 それまで大切に持ってるんだよ |
ロイド「 | ・・・え・・・割るのか、これ |
しいな「 | そうだよ。それが願い札の使い方なんだから |
ロイド「 | それを早く言ってくれよ・・・。 せっかく・・・一生懸命彫ったのに・・・ |
- 233:ヴォルトとの契約
リフィル「 | ヴォルトか・・・やっかいだわ |
プレセア「 | ・・・どういうことですか |
リフィル「 | 書物によれば、ヴォルトの言葉はかなり特殊で 人間には判読不能らしいのよ |
リーガル「 | すると契約という儀式が うまくいかないのではないか |
リフィル「 | ええ・・・。私が訳せる言葉ならいいのだけれど |
- 234:美しい信頼関係
ジーニアス「 | しいな・・・大丈夫かなぁ |
ロイド「 | ・・・信じてやるんだ。 俺たちが信じないで、誰が信じてやるんだよ |
ゼロス「 | 美しい信頼関係だなぁ |
ロイド「 | ちゃかすんじゃねぇ! |
ゼロス「 | ちゃかしてねーよ。もしもだ 今から契約を結ぶのが俺さまの仕事だったりしたら さすがのロイドくんも手放しじゃ信用できないだろ |
ジーニアス「 | ホントだね |
ゼロス「 | カキんちょは黙ってろっつーの ま、そんな訳で、時間の積み重ねが生んだ 美しい信頼関係だなぁってさ |
ロイド「 | しいなは仲間だ。当たり前だろ ・・・おまえだって一応仲間なんだし、信用してるぜ、俺 |
ゼロス「 | ・・・ふーん |
- 235:ハーフエルフに生まれて
リフィル「 | すごい量の遺跡だな。 一生かかっても研究しきれるかどうか・・・ ・・・皮肉なものね 私の中の人間の血が知的好奇心を奮い立たせ エルフの血がそれを満足させるだけの年月を供給する これではまるでハーフエルフに 生まれてきて幸せだったと認めているみたい そんなこと今まで一度も 思ったこともないのに・・・ |
- 236:落雷危険
ロイド「 | うわ! あぶね! こんなところ 長いこといたら、いつか黒こげになっちゃうぞ |
リーガル「 | この建物自体が帯電しているのであろうか? 確かにいつ我々に雷が落ちてくるかわからん |
ロイド「 | っつっても、まだ精霊と契約してないし・・・ |
リーガル「 | 早くヴォルトに会わなくてはな |
- 237:落ち込んでる人って難しい
ゼロス「 | さーて、いよいよレアバードとご対面だなぁ! |
ジーニアス「 | ・・・しいなが落ち込んでるときに デリカシーがないなぁ! |
ゼロス「 | なーに言ってんだよ。 過ぎたことをくよくよいってんじゃねーよ |
プレセア「 | ・・・そんな・・・言い方・・・ |
リーガル「 | しいなの悲しみは深くつらい・・・ |
ジーニアス「 | もう! ゼロスは少し黙っててよ |
ゼロス「 | へいへい ・・・そんなふうに周りが はれ物触るみたいにすると・・・ もっと落ち込むんだよ。ボケが |
- 238:俗っぽい言葉
リーガル「 | レネゲードといったか? 奴ら、侮れぬ技術力を持っているようだな |
ロイド「 | 基地の施設とか、すごかったしな |
リーガル「 | 奴らがあれだけの技術を持っているのだ おまえたちが敵に回しているクルシスも それ以上の技術を持っているのだろう |
ロイド「 | ・・・ああ。気を引き締めないとな |
リーガル「 | だが我々には奴らにないものがある |
ロイド「 | え? なんだろう・・・? |
ジーニアス「 | 愛と勇気! |
ロイド「 | こら! リーガルがそんな俗っぽいこと 考えてる訳ないだろ! |
リーガル「 | ・・・俗っぽい・・・か |
- 239:笑顔の人
コレット「 | ありがとう、プレセア |
プレセア「 | ・・・何がですか? |
コレット「 | 私のこと助けてくれて |
プレセア「 | ・・・だって・・・私のせいでコレットさんが さらわれてしまったんです。だから・・・ |
コレット「 | そんなことないよ。悪いのはロディルだよ。 プレセアは気にしちゃだめ。ね? |
プレセア「 | ・・・私・・・コレットさんみたいになりたい・・・ |
コレット「 | え? |
プレセア「 | ・・・笑って、何もかも許せる人に・・・なりたいです |
- 240:ロイド、意外と未練がましい
しいな「 | さあ、コレットがもどってきたんだ。願い札を川に流すよ |
ロイド「 | ・・・やっぱり流すんだな |
プレセア「 | 願いの叶った札は、そのまま持っていると よくないものを呼ぶそうです |
ロイド「 | ・・・分かったよ |
プレセア「 | では・・・札を割ります |
ロイド「 | あ、あ、あ・・・ |
しいな「 | よーしじゃあ、川に流すよ。 ウンディーネ! 札を川まで運んどくれ! |
ロイド「 | ああああああ、俺のこん身の作品がぁ・・・! |
しいな「 | ・・・うるさいねぇ! あんたもいっしょに川に流すよ! |
ロイド「 | ・・・しいなの鬼・・・ |
- 241:助けてくれたお礼です
プレセア「 | ・・・ジーニアス。これ・・・もらってください |
ジーニアス「 | ・・・え、これは? |
プレセア「 | 私を・・・助けてくれたお礼です |
ジーニアス「 | う、嬉しいよ! あの、開けてもいい? |
プレセア「 | はい・・・。それはあなたに渡した物ですから |
ジーニアス「 | うわー、何が入ってるんだろう |
プレセア「 | 木彫りのクマ・・・ |
ジーニアス「 | ・・・え? |
プレセア「 | 金運の・・・お守り・・・ |
ジーニアス「 | あ、いや、う、嬉しいよ・・・! ホ、ホントだよ! だって、プレセアがボクに・・・ ボクのためだけにくれたプレゼントだもん |
- 242:ボクらは一人じゃない
ジーニアス「 | 元気ないね、プレセア |
プレセア「 | ・・・いえ。私はいつも通りです |
ジーニアス「 | そうかな。だって・・・ |
ミトス「 | プレセア。ボクも・・・プレセアと同じだよ |
プレセア「 | え? |
ミトス「 | ボクも独りぼっちだよ。 きっとそんな人は、この世界に沢山いると思う |
プレセア「 | はい・・・ |
ジーニアス「 | 違うよ、二人とも! 二人には僕たちがいるでしょ ボクはミトスも・・・プレセアも好きだし 二人が寂しかったら、側にいてあげたいよ それじゃあだめなの? |
ミトス「 | ジーニアス・・・。ううん、そんなことないよ。 そうだよね。ボクにはジーニアスたちがいるんだよね |
プレセア「 | でも私は・・・。いいえ、そうですね。 仲間・・・でしたね。ありがとうジーニアス |
- 243:時間は元にはもどらない
プレセア「 | 私は・・・本当に・・・ 時間に取り残されてしまったんだ・・・ 私の時間は・・・誰が返してくれるの? ・・・戻りたい・・・ |
- 244:かわいくて強いリボン
コレット「 | そのリボン、似合ってるね |
プレセア「 | 似合ってる・・・? |
コレット「 | うん、とっても可愛いよ |
プレセア「 | それは・・・誉められているんでしょうか |
コレット「 | もちろんだよ |
プレセア「 | あ・・・ありがとう・・・ |
コレット「 | ねぇ? ジーニアスもそう思うでしょ? |
ジーニアス「 | もちろんだよ! そのリボンなら 怪物の攻撃もへっちゃらだね |
プレセア「 | ・・・・・・ |
ジーニアス「 | あ、あれ・・・プレセア? |
- 245:けん玉大会
ロイド「 | なぁ、ジーニアス、けん玉教えてくれよ |
ジーニアス「 | えーっ、ロイドがけん玉ー? まさかロイドもけん玉で闘うの? |
ロイド「 | いや、そういう訳じゃないけど なんか楽しそうだから・・・ |
ジーニアス「 | 別にいいけど、ロイドには無理だよ、きっと |
ロイド「 | なっ、バカにすなんなよ。 ドワーフ仕込みの器用さを見せてやるぜ ホッ、ハッ、グッ・・・結構難しいんだな |
ジーニアス「 | やっぱりね、ロイドには無理だと思ったよ |
ゼロス「 | お? 何やってんだよ? おまえら |
ロイド「 | けん玉だよ。結構むずかしくてさ |
ゼロス「 | どれどれちょっとオレさまに貸してみな ホッ、ハッ、ヌ、ヌヌヌ・・・。 ちきしょう、こんなハズじゃ・・・ |
しいな「 | あーあー、何やってんのサ。 ちょっとあたしに貸してごらん ハッ、フッ、ム・・・お、おかしいね・・・ |
ジーニアス「 | なんだよ、みんな、口ほどにもないな〜 |
ロイド「 | な、なんだと! 貸して見ろ! うりゃあ! ・・・あ |
リフィル「 | 誰! 私の顔にけん玉を投げたのは! |
ロイド&ジーニアス&ゼロス&しいな「 | 逃げろー! |
- 246:二人の関係
ジーニアス「 | リーガルとプレセアってどういう関係なんだろう? |
ロイド「 | さぁな、でもリーガルはプレセアのこと かなり気にかけてるみたいだったけど |
ジーニアス「 | ・・・プレセアのこと好きなのかな? |
ロイド「 | まさかぁ、年の差がありすぎるよ。大人と子供だぜ? |
ジーニアス「 | そ、そうだよね |
ゼロス「 | それはわからねぇぞ |
ジーニアス「 | ど、どういうことだよ |
ゼロス「 | 愛に年の差なんて関係ないだろ。 俺の知ってる伯爵夫人なんて三十歳も年下の男と再婚したぜ |
ジーニアス「 | う、うぅぅ! プレセアは・・・わたさないから! |
- 247:勇者ミトス
ロイド「 | ジーニアスのヤツ、ミトスと友達になったみたいだな |
リフィル「 | あの子には同い年くらいの 友達がいなかったからよかったわ それにしても、古代大戦の勇者の名前なんて 素敵な名前だと思わない? |
ロイド「 | 古代大戦の勇者ミトス・・・か。 確かにすごいよな。でもオレはミトスじゃない だからミトスとは違うやり方になるけど ミトスみたいに世界を救いたいよ |
- 248:ミトスとノイシュ
ミトス「 | ・・・この動物は、なんて名前なの? |
ロイド「 | ノイシュって言うんだ |
ノイシュ「 | ・・・キュルルルル |
ミトス「 | ・・・ノイシュ。 この星に初めて誕生した命と同じ名前だね |
ジーニアス「 | そうなの? |
ミトス「 | そういうおとぎ話だよ。ノイシュはやがて マナの導きで進化して、悪を狩る人になるんだって |
ロイド「 | 悪を狩る人・・・か。 おまえが人になったら、面白いだろうな |
ノイシュ「 | クゥーン? |
- 249:ノイシュは古い友達
ノイシュ「 | グルルル・・・ |
ミトス「 | 怖がらないで。何もしないよ |
ノイシュ「 | ・・・クゥーン |
ミトス「 | そう、いい子だね。お前は賢い子だものね |
ノイシュ「 | ワォン |
ミトス「 | ・・・正直言うとね。ノイシュ。 ボクは疲れたんだ。・・・もう生きているのが嫌なんだ |
ノイシュ「 | キューン |
ミトス「 | ふふ、そんなこというモンじゃないって? でもね。ボクは・・・間違っているのかも知れない ・・・そう思い始めてしまったボクは ・・・生きている意味がない気がするんだ |
ノイシュ「 | ワゥゥゥ |
ミトス「 | うん。ジーニアスも、リフィルさんも ロイドも・・・いい人だよ。好きだよ 仲間にしてもらって嬉しいんだ。でも・・・ |
ノイシュ「 | クゥーンクゥーン |
ミトス「 | ・・・ごめん。今のは忘れて。ボクらしくなかったから |
- 250:異界の扉
ミトス「 | リフィルさん・・・ 異界の扉に何の用があるんだろう |
ジーニアス「 | 姉さんがボクに何も言わないで いなくなっちゃうなんて・・・ |
ロイド「 | 二人とも、そんな顔するな。先生のことだ きっとその遺跡に興味があって どうしても調べたかったんだよ だから早く追いついて 一人で勝手なことをするなって言ってやろうぜ |
ミトス「 | そうですね。急ぎましょう |
ジーニアス「 | うん |
- 251:リフィルの欲しいもの
ジーニアス「 | 姉さん。プレセアのプレゼントのお返しを 考えてるんだけど、姉さんならどんな物が欲しい? |
リフィル「 | そうねぇ・・・私なら・・・ 幻の古代書。ネクロノミコンだわね あなたも名前ぐらいは聞いたことがあるでしょ? 古の大戦中に深海に沈んだといわれて・・・ |
ジーニアス「 | はぁ・・・姉さんにきいたのが間違いだったよ |
- 252:コレットの欲しいもの
ジーニアス「 | ねぇ、コレット。プレセアのプレゼントのお返しを 考えてるんだけど、コレットならどんなものが欲しい? |
コレット「 | えっと・・・やっぱり世界平和かなぁ? |
ジーニアス「 | あらら・・・またずいぶんとスケールが 大きくなっちゃったな |
- 253:触れられたくない傷
ゼロス「 | なぁリーガル。ど〜してアルタミラに入らなかったんだ? |
リーガル「 | あの街は・・・好きではないのだ |
ゼロス「 | ほほ〜う。悲しい思い出があるからとか? |
リーガル「 | ・・・・・・神子 |
ゼロス「 | はいはい? |
リーガル「 | 神子もメルトキオが雪になると 旅業と称して南の街へ長期滞在なさるようだが? |
ゼロス「 | ・・・おーけーおーけー。 お互い、傷には触れるなってことだな まあいいさ、俺さまは、あんたがあのリーガルなのか どうか確認したかっただけだ |
リーガル「 | 知ってどうなさるつもりだったのか? |
ゼロス「 | ・・・色々、立ち回りってものがあってね。 悪かったな、詮索して |
- 254:復讐は終わった
ロイド「 | 浮かない顔だな、二人とも |
プレセア「 | ・・・ロディルを倒しても・・・何ももどってはきません アリシアもボータさんも 沢山の人の命も・・・私の時間も |
リーガル「 | 時は流れるだけだ。何があっても ただ過去から未来に流れていくだけ ただ流されるのか、自らの意思で歩くのか それが重要なのだろう |
プレセア「 | 私は・・・自分の意思で、自分の足で 未来に向かって歩きたいです これまでの私の時間は ただ無為に流れていただけだから |
リーガル「 | 私も、ただ流される生き方を改めねばならぬ 死してなお、私を救おうと してくれたアリシアのためにも |
ロイド「 | そうさ。過去は変えられないけど、未来は変えられる。 俺も二人に協力するよ |
リーガル「 | ・・・すまない |
プレセア「 | ありがとうございます |
- 255:絶海牧場
ロイド「 | ここも複雑な構造だな・・・ |
リフィル「 | 今までのどの牧場よりも複雑だわ。 ロディルはよっぽど用心深いのね |
ロイド「 | ああ。仲間の五聖刃も、ユグドラシルすら 信用してないみたいだったからな |
リフィル「 | 長居をしていてはどんな手を打たれるか わからないわ。急ぎましょう |
ロイド「 | ああ |
- 256:コリンの思い出
しいな「 | さあ、次はどの精霊と契約するんだい? |
リフィル「 | あなた、ずいぶん積極的になったのね。 以前とは大違いだわ |
しいな「 | ・・・コリンのお陰だよ。 コリンがあたしに勇気をくれたんだ |
リフィル「 | そうね、あの子は私たちにとっても大切な仲間で 頼りがいのある友で・・・ |
しいな「 | リフィル・・・ |
リフィル「 | ・・・興味深い研究対象だったわ |
しいな「 | あ、あんたってヤツは・・・ |
- 257:次期頭領の心得
コレット「 | しいな、格好いいね。何か、頭領って感じだねぇ |
しいな「 | いや、そんな・・・。て、照れるじゃないか |
リーガル「 | どうだ。次期頭領としての就任の挨拶を考えておいては |
しいな「 | あぁっ、そうかい? じゃあ、考えてみるよ。 えっと・・・本日はお日柄もよく・・・ |
コレット「 | でも就任の日に雨が降っていたら、その挨拶、使えないね |
ゼロス&リーガル「 | ・・・・・・ |
ゼロス「 | このよき日に・・・とかでいいんじゃねーの? |
コレット「 | このよき日に、頭領となった私は・・・ |
ゼロス「 | ここで、経営方針について上げておくべきだろう 経営・・・ねぇ。 まあ民を率いるのも経営みたいなもんか |
コレット「 | 一つ、罪を憎んで人を憎まず |
リーガル「 | 二つ、お客さまの笑顔は我が社の宝 |
ゼロス「 | 三つ、三つもハゲがある |
しいな「 | ・・・もう、あんたたち、勝手に話を進めないどくれ! |
- 258:くろのあ?
ジーニアス「 | すごかったよ、プレセアのクロノア! |
プレセア「 | わふー |
リーガル「 | 我が社の手落ちを救ってくれて感謝している |
プレセア「 | ルプルドゥ |
ゼロス「 | いやー、アルタミラのアイドル クロノアになっちゃうなんて、おもしろそうだよなぁ |
プレセア「 | わふー |
コレット「 | わふ〜わふ〜 |
プレセア「 | わふーわふーわふー |
リーガル「 | ・・・プレセア。アルタミラの外では クロノアの格好でも、人の言葉を話していいのだぞ |
プレセア「 | わふー・・・。そうだったんですか・・・ |
- 259:罰が当たったの?
ロイド「 | コレット、その・・・身体は大丈夫か? |
コレット「 | うん。心配掛けてゴメンね |
ロイド「 | そっか。ならいいんだ |
コレット「 | これって・・・ |
ロイド「 | ん? |
コレット「 | 罰が当たったのかな? わたしが世界の再生を途中でやめちゃったから |
ロイド「 | そんなことあるもんか! コレットはたった一人で あんな苦しみに耐えてきたんじゃないか! それを罰することができる奴なんて、いるもんか |
コレット「 | ありがとう、ロイド |
- 260:俺のせいなのか?
ロイド「 | 俺のせいなのかな |
リフィル「 | コレットのこと? |
ロイド「 | 俺があんな要の紋を作らなけりゃ コレットはこんなことには・・・ |
リフィル「 | ・・・その代わり、コレットは心を失ったままだった いえ、あなたが助けなければ コレットはクルシスによって マーテル復活の道具として殺されていたでしょうね |
ロイド「 | それは、そうだけど・・・ |
リフィル「 | 誰かが犠牲になるのはイヤだ。誰かが苦しむのはイヤだ その考えは間違ってはいないわ でもね、時々もどかしくなるの。腹立たしいほどに。 人はいつも一つの選択しかできないのよ 自分の選んだ真実に責任を持ちなさい |
ロイド「 | ・・・先生は、厳しすぎるよ |
リフィル「 | 厳しいことを言うのは、あなたがそれを 乗り越えてくれると信じているからよ あなたは強いわ、ロイド |
- 261:神子の病
リーガル「 | コレットの病は、他では名前すら聞かぬな |
リフィル「 | そうね。ミトスの文献に少し出ているだけですもの |
リーガル「 | 世界再生を行った歴代の神子で 同じ病にかかったものはいないのだろうか |
リフィル「 | 途中で命を落とした神子の中には あるいはいたのかもしれないわ |
リーガル「 | 神子ばかりが・・・つらい思いをする。 あの穢れなき少女を、救ってやりたいものだ |
- 262:ヘイムダールへ
ジーニアス「 | ヘイムダールってどんなところ? |
リフィル「 | 住んでいたのは小さいときだったからよく覚えていないわ でも美しい森に囲まれていたことだけは覚えているの |
ジーニアス「 | ふーん、早く見てみたいな |
ゼロス「 | ・・・あんまり期待しない方がいいと思うけどねぇ |
- 263:この国の行方
リーガル「 | 教皇は、なにを企んでいたのだろうな? |
ゼロス「 | さあね、自分が国王にかわって この国を支配したがったんじゃねーの? |
リーガル「 | 愚かな・・・ |
ゼロス「 | ま、なにはともあれ邪魔者が消えて 俺さまものんびりできるってこと ハーフエルフへの差別も 少しはましになるかもしれねーぜ |
リーガル「 | それはどうかな。教皇が失脚したとて 人々の考えがそう簡単に代わるとは思えん |
ゼロス「 | だーかーらー、この俺さまがいるんじゃねーの。 ハーフエルフのお友達の、このゼロスさまが |
リーガル「 | この国、まだまだ揺れるな・・・ |
- 264:妹には嫌われてる?
ゼロス「 | あいかわらず、アイツには嫌われちまってるなー |
ロイド「 | 妹さんのことか? 案外お前のことを心配してんじゃないのか? |
ゼロス「 | んなことあるかってーの。 あいつにとっちゃ、俺さまは邪魔者でしかないのさ |
ロイド「 | あいつ、案外ニブイのな・・・ |
- 265:心無き天使たち
リフィル「 | ここの天使のほとんどは、やはり心を失っているようね |
コレット「 | 考えることもできず、長い年月を生きていく・・・ 彼らはもう幸せを感じることもできない ・・・悲しすぎるよ |
ロイド「 | コレットが天使になっちまわなくて、ホントよかった。 この街の奴らを見てたらそう思うよ |
- 266:違和感
しいな「 | なんだろ・・・この街の違和感は・・・ |
リーガル「 | 多くのものが存在しているが、ここには生活感がない。 それが原因だろう |
しいな「 | そうか・・・生きてるけど、死んでるのと同じなんだ。 何も考えてないんだ・・・ |
リーガル「 | そのようだ・・・ |
しいな「 | クルシスはやっぱり間違ってるよ |
- 267:ジーニアスの動揺
ロイド「 | ウィルガイアってすごいところだったな |
ジーニアス「 | ・・・う、うん・・・ |
ロイド「 | おまえ。さっきから元気がねぇな 大丈夫。コレットなら アルテスタさんが助けてくれるって |
ジーニアス「 | ・・・そ、そうだね。そうだよね コレット・・・早く元気になるといいね |
ゼロス「 | ・・・コレットちゃんのことを 気にしていた訳じゃないみたいだな |
ロイド「 | ・・・だな |
- 268:無重力の楽しみ方
ロイド「 | この『むじゅうりょく』ってやつはどうも苦手だよ |
ゼロス「 | 慣れちまえば結構楽しいぜー。 女の子を誘ってここに来てみろって あんなことやそんなこと・・・ 普段できないことまでいろいろ楽しめるってーもんだぜ |
ロイド「 | なんだ? 鬼ごっこでもやるのか? |
ゼロス「 | はぁー。つくづく夢のない男だねぇ。お前さんは |
- 269:空っぽの世界
リーガル「 | 大丈夫か、プレセア? 顔色が悪いようだが |
プレセア「 | なんだか頭が痛いです。それに・・・ |
リーガル「 | それに? |
プレセア「 | ここは嫌いです。 静かで、なにもない空っぽの世界 まるで、死の世界のよう。 ・・・早く、地上に帰りたいです |
リーガル「 | 私もだ。みんなで帰ろう。私たちの世界へ |
プレセア「 | はい・・・ |
- 270:もうすぐ出口
ロイド「 | もうだいぶ降りて来たんじゃないか? |
プレセア「 | そうですね、あの嫌な感じはもうしません |
リフィル「 | 問題は、クルシスがこのまま 私たちを帰してくれるかどうかね むしろ、今まで彼らの邪魔が 入らなかったことこそ不気味だわ |
プレセア「 | もう少しです。慎重に行きましょう |
- 271:心ざわめく宇宙
コレット「 | ここってどのくらいの高さなのかな? |
ロイド「 | なんてったって、救いの塔の中なんだからな |
コレット「 | 雲よりも高いの? |
ロイド「 | 周りに星が見えるんだ、雲より高いに決まってるさ |
コレット「 | そうだよね 不思議・・・いつもは星を見ると安心できるのに 今は、なんだか怖い・・・ |
ロイド「 | 大丈夫だ。おまえは俺が守るから。 クルシスなんかに渡さないから |
コレット「 | うん、ロイドがいてくれるから、怖くない |
ロイド「 | 早く地上に戻って、おまえの病気を治してもらおうな |
コレット「 | うん |
- 272:心頭を滅却すれば火もまた涼し
ロイド「 | ひー、さぶっ |
ジーニアス「 | だらしないな、ロイド |
ロイド「 | んなこといったて、寒いもんは寒いんだよ |
ジーニアス「 | 気持ちの問題だよ |
ロイド「 | つーか、お前その格好 半そで短パンで寒くないの? |
ジーニアス「 | えっ! そういわれると ・・・だんだん寒くなってきた |
ロイド「 | なるほど、気持ちの問題ねぇ |
- 273:ノイシュの危機
ロイド「 | ノイシュって、由緒正しい動物だったんだな |
リフィル「 | プロトゾーン。 この大地で初めて生まれた生物・・・ 伝説の大樹カーラーンと大地との力が あわさって生まれたもの・・・ |
ロイド「 | ・・・そろそろ来るぞ、ノイシュ |
ノイシュ「 | キュゥーーーン |
リフィル「 | 素晴らしい生命の神秘・・・ 解剖したい! |
ロイド「 | そら来た、逃げろ! |
ノイシュ「 | キュゥーーーーーーンッ! |
- 274:ルイン復興3
コレット「 | パルマコスタは崩壊してしまったけど みんな無事で良かったね |
ロイド「 | ルインのみんなもパルマコスタの人たちを 受け入れてくれたしな |
リフィル「 | 共に街を失ったもの同士・・・。 ・・・痛みがわかるのね |
ロイド「 | ルインの街もこれから忙しくなるだろうな |
コレット「 | 私たちも手伝ってあげようね |
ロイド「 | ああ |
- 275:ルイン復興4
ロイド「 | へへへ |
リフィル「 | ふふ。どうしたの? ロイド? |
ロイド「 | そういう先生こそ、何かうれしそうじゃん |
リフィル「 | この街に来ると何故かうれしい気持ちになるのよ |
ロイド「 | 俺もさ! おれ、この街好きだよ。 みんな頑張っててさ |
しいな「 | あたしも好きさ! ここはもう シルヴァラントでのあたしの故郷みたいなもんだよ |
リフィル「 | ふふ。私も好きになってきたのでしょうね |
- 276:ルイン復興完了!
ロイド「 | ルインもすっかり元通りだな |
しいな「 | ホントよかったよ |
リフィル「 | 人間は本当にすごい力を持っているわ どれだけ打ちのめされても 心さえくじけなければ立ち直ることができる |
しいな「 | くじけそうになっても助け合ったんだね。 この街のヤツらは |
ロイド「 | ああ! この街はこれからももっと大きくなるさ! みんなの気持ちがひとつだからな |
リフィル「 | そうね |
- 277:よみがえるルイン
ゼロス「 | ホント、この街の連中はやる気満々だな〜 |
リーガル「 | 一度崩壊してしまった街をこれほどに蘇らせる・・・。 たいしたエネルギーだ |
プレセア「 | 助け合えれば滅びた街でも再び蘇るのですね・・・ |
ロイド「 | ゼロス、お前あんまり感心なさそうだなぁ |
ゼロス「 | ん〜? まぁ、この街の襲われたときの いきさつとか聞いたけどよ〜 いまいちピンと来てねぇからな |
ロイド「 | まぁ、そうかもな・・・ |
プレセア「 | でも、すごいのはわかります。ホントです |
リーガル「 | その通りだ。それにこの街の活気は なにか力を与えられているようで好きになってきている |
ゼロス「 | そーそー |
- 278:ルイン復興を世界に!
ロイド「 | すごいよ。立派になったよな。ルイン |
コレット「 | うん。みんな頑張ったもんね |
リフィル「 | 世界の救済なんて、そこに生きる人々にとっては 本当はどうでもいいことなのかもしれないわね |
コレット「 | 自分たちの毎日を一生懸命生きれば ちゃんと結果が出るんですね |
ロイド「 | もっと世界の人達が頑張れるように オレたちは世界を元の姿にもどさないとな |
コレット「 | うん。毎日を生きるみんなのためにも! |
ロイド「 | ああ! |
- 279:ロイドの銅像
ロイド「 | なんか照れくさいなぁ |
ジーニアス「 | いいじゃん。みんな何か形に残したかったんだよ。 感謝の気持ちを |
ロイド「 | 俺、ほとんど何もしてないのに |
ジーニアス「 | ホントだね |
ロイド「 | 納得するなよ・・・ |
ジーニアス「 | あははは |
- 280:しいなの銅像
しいな「 | あんな像つくらなくてもいいのに・・・ |
ゼロス「 | あんまり嬉しくないのか? 俺さまだったらもっと喜ぶけどなぁ・・・ あ、わかった! 像の方がプロポーションがいいからだ! |
しいな「 | 殴るよ! |
ゼロス「 | 図星指されたからって、怒るなよ、しいな〜。 いてー! 痛いって!! |
しいな「 | この、アホ神子! |
- 281:リフィルの銅像
リフィル「 | 像なんて作られてしまって・・・困るわ・・・ |
コレット「 | どうしてですか? |
リフィル「 | 像や文献に残ると言うことは、それだけで もう歴史として残されてしまうと言うことよ 歴史は私が調べるものであって 私は調べられるものではないのに |
コレット「 | ・・・照れているんですね。先生 |
リフィル「 | ・・・今の話でどうしてそうなるのかしら? |
コレット「 | だって先生、顔赤いもん |
リフィル「 | あら・・・ |
- 282:ジーニアスの胸騒ぎ
ジーニアス「 | 何だか・・・胸がざわざわする |
ロイド「 | どうしたんだ? |
ジーニアス「 | うん。不安・・・かな? どうしてだろう。みんながいるのに |
プレセア「 | 根拠のない不安はき憂・・・です。 頑張りましょう。ジーニアス |
しいな「 | ・・・でもね。ゼロスのことがあったあとだし ・・・気になっちまうね |
ロイド「 | 大丈夫さ。いざとなったら みんなで力を合わせればいい |
ジーニアス「 | そうだね。そうだよね |
- 283:死守すべき力
リフィル「 | 相談があるのだけれど |
リーガル「 | ・・・私にか |
リフィル「 | あなたが一番冷静そうだからよ ・・・この先は危険だわ 命の優先順位を決めておかなくては |
リーガル「 | なるほど。ロイドが怒り出しそうな話だな |
リフィル「 | ロイドは・・・死守しなければ。 最終決戦で未知の力を持つミトスと対峙するには・・・ |
リーガル「 | ロイドの・・・特別だというエクスフィアか |
リフィル「 | ええ。それがどんな力なのか分からないけれど 勝算のある方へかけるべきだわ |
リーガル「 | ・・・承知した。ロイドを守ろう。我々の手で |
- 284:マーテルの記憶
コレット「 | マーテルさんって・・・すごい人だったんだ |
リフィル「 | どうしたの、突然 |
コレット「 | 私の中にあの人の意識が入ってきたとき あの人の心が私にも見えたんです 沢山の人に傷つけられて、裏切られて 胸の中は哀しみでいっぱいだった |
リフィル「 | ・・・そう。マーテルもハーフエルフだったものね |
コレット「 | それなのに、あの人がこの世界を愛していたことも 痛いほど伝わってきました ミトスのように、世界を恨んでも 仕方がないと思うのに・・・ |
リフィル「 | どこからそんな気持ちが生まれてくるのかしらね |
コレット「 | はい・・・。あの人なら・・・世界を救うために 自分の身を犠牲にするかも知れない |
リフィル「 | 神子の儀式は・・・ マーテルの器を探すための儀式でもあった ・・・マーテルの生き方を なぞらえているのかも知れないわね |
- 285:急がないと!
ロイド「 | こんなことしている間にコレットは・・・。急がないと! |
- 286:この旅が終わったら・・・
しいな「 | ・・・・・・ |
ゼロス「 | おーい、しいな。 なーにこんな所で黄昏れてんのよ? |
しいな「 | あっち行きな。あんたがいると おちおち考えごともできやしない |
ゼロス「 | この旅が終わった後のことを考えてんのか? |
しいな「 | なっ! |
ゼロス「 | やっぱ、な |
しいな「 | う、うるさいねぇ! |
ゼロス「 | で、どうすんのよ、お前は |
しいな「 | あたしは・・・あたしたち、ミズホの民は テセアラにはいられなくなるだろうね |
ゼロス「 | 国王の命令に逆らっちまったからな |
しいな「 | もともとミズホの民は根なし草だっていうし どこか住みやすい土地に行って、静かに暮らすさ |
ゼロス「 | ・・・行くこたねーよ |
しいな「 | え? |
ゼロス「 | おまえたちの居場所ぐらい、俺がなんとかしてやる。 俺にだって、そのくらいのことはできるだろ |
しいな「 | ゼロス・・・ |
ゼロス「 | へっ、あの熱血バカの病気が移っちまった。 やだやだ |
しいな「 | 信じて・・・いいの? |
ゼロス「 | お!? おぅ 泥船に乗ったつもりで ど〜んとまかせとけ そのかわり、これからも神子ゼロスさまのために 忠義を尽くせよ。はっはっは |
しいな「 | バカ・・・ |
- 287:ミトスの輝石
ジーニアス「 | ミトス・・・ |
ロイド「 | おーい、ジーニアス |
ジーニアス「 | ロ、ロイド! |
ロイド「 | ん? 何を隠してるんだ? |
ジーニアス「 | ん!? こ、これは・・・ お腹が空いちゃってさ。ちょっと食べるものを |
ロイド「 | ・・・・・・ |
ジーニアス「 | み、みんなには黙っててね |
ロイド「 | ジーニアス・・・ |
ジーニアス「 | ん! なに? |
ロイド「 | 安心したよ お前が落ち込んでいるみたいだから みんなが心配してたんだぜ |
ジーニアス「 | あ・・・ご、ごめん |
ロイド「 | じゃ、それ食ったらすぐもどるんだぞ |
ジーニアス「 | ごめんね、ロイド・・・ |
- 288:誇り高きエルフたち
ロイド「 | なあ、どうしてエルフはハーフエルフを嫌ってるんだ? |
リフィル「 | 村に厄災をもたらしたから・・・といわれているわね もっとも私がヘイムダールにいた頃から 小さな差別はあったけれど |
ゼロス「 | 人間と同じじゃねぇの? |
ジーニアス「 | 人間と同じ? |
ゼロス「 | 自分と違うものは気味が悪いって理屈さ ましてエルフってのは ほこりばっかり高い生き物だからな |
ロイド「 | 俺たち人間も変わらなくちゃいけないけど エルフも・・・変わらないといけないな |
ジーニアス「 | そうだね。ヘイムダールでは ロイドたち人間まで白い目で見られてるものね そういうの・・・よくないよ |
リフィル「 | ・・・頑固なエルフたちが いつか分かってくれればいいのだけれど |
- 289:ボクたちの使命
ジーニアス「 | ロイドって・・・すごいよね |
ロイド「 | な、なんだよいきなり |
ジーニアス「 | だって、エルフの長者を説得して、ボクと姉さんが ヘイムダールに入れるようにしてくれたじゃない |
ロイド「 | ただ入っただけじゃないか。 エルフたちがお前たちを受け入れたわけじゃない |
ジーニアス「 | ボクたちにはそれで十分だよ ここから先は、たぶんボクたちでやらなきゃならないんだ |
ロイド「 | ・・・そうだな |
- 290:父への思い
コレット「 | もうすぐ、クラトスさんと戦うんだね |
ロイド「 | ああ・・・ なあコレット、俺、強くなったかな? |
コレット「 | ロイドは強いよ! |
ロイド「 | ・・・クラトスよりも? |
コレット「 | そ、それは・・・ |
ロイド「 | あいつとは、今までに何度か戦ったけど あいつは本気じゃなかった 今度あいつが手を抜いたら、俺はあいつを許さない |
コレット「 | ロイド・・・ |
ロイド「 | 本気で戦って アイツに勝たなきゃいけないんだ |
コレット「 | それは、お父さまに 自分を認めてもらいたいってこと? |
ロイド「 | なっ! |
コレット「 | ロイドの気持ち、きっとクラトスさんに通じるよ。 だいじょぶ、だいじょぶだよ! |
- 291:ジーニアスがいる限り
プレセア「 | エルフは長命なんですよね |
ジーニアス「 | うん。そうみたいだね。 ざっと千年ぐらい生きるって |
しいな「 | 気が遠くなるねぇ・・・ |
ジーニアス「 | ・・・うん。そうだね。 ボクも・・・多分それぐらい生きるんだろうな |
プレセア「 | ハーフエルフも・・・ 寿命が長いんですね・・・ |
しいな「 | じゃああたしたちが死んでも・・・ あんたは・・・生き続けなくちゃいけないんだね |
ジーニアス「 | ・・・うん |
リーガル「 | 我々も生きるだろう |
プレセア「 | 私たちの個体寿命はせいぜい八十年です |
リーガル「 | そうではない。ジーニアスや リフィルが死なない限り、我々も心の中で生き続ける |
ジーニアス「 | うん。ボク・・・みんなを忘れないよ |
- 292:コレットを探して
ロイド「 | くそ、ミトスの奴! よくもコレットを・・・ |
リフィル「 | 落ち着きなさい、ロイド とにかくエターナルソードを 使いこなせるようにならなければ コレットを助け出すことなんて 到底できないのよ |
ロイド「 | 分かってる。・・・待ってろよコレット。 必ずおまえを取りもどしてみせるから! |
- 293:ジーニアスを探して
ロイド「 | ジーニアスが連れて行かれちまうなんて・・・ |
コレット「 | ロイド。頑張ってジーニアスを助けよう ジーニアスはしっかりしてるし、ミトスだって ジーニアスを傷つけたりしないよ、きっと |
ロイド「 | ・・・ああ。そう信じたいよ あいつとは・・・一緒に旅をする約束もしたんだ。 必ず助けてやる。必ず・・・! |
- 294:リフィルをさがして
ロイド「 | 先生・・・くそ! 先生を守れなかったなんて・・・ |
ジーニアス「 | 姉さん・・・大丈夫かな |
ロイド「 | ミトスのことだ。同じハーフエルフの先生を 傷つけたりはしないと思う |
ジーニアス「 | そうだよね、ミトスはそんなことしないよね |
ロイド「 | だから俺たちは一刻も早く エターナルソードを手に入れよう ここで冷静にならないと、先生に笑われちまう |
ジーニアス「 | うん、そうだね |
- 295:しいなを探して
ロイド「 | くそ、しいなを取り戻さないと! |
ゼロス「 | そうだな、ここでビシッと決めないと せっかくしいなを助け出しても あいつに捨てられちまうぜ |
ロイド「 | ああ。しいなを連れて行かれただけで 十分だらしないことになっちまってるんだ これ以上 みっともないところをさらしてたまるか |
ゼロス「 | そういうこと。 さあ、早いトコ、あいつを助けてやろうぜ |
- 296:ゼロスを探して
ロイド「 | ・・・ゼロス・・・俺の身代わりに・・・ |
しいな「 | あのバカらしいやり方だよ。 あれであんたのこと気に入ってるんだからさ |
ロイド「 | ゼロスは俺の信頼に応えてくれた。 だから俺も、あいつの信頼に応える 必ずゼロスを助けてみせる! |
- 297:プレセアを探して
ロイド「 | プレセアが・・・ ちくしょう、一人にしないでくれって いわれたのに・・・ |
リーガル「 | ロイド。悔やんでいる時間はないぞ。 分かるな 時間が経てば経つほど、ミトスはプレセアと共に 遠くへ去ってしまうのだ |
ロイド「 | ・・・分かってる。プレセアはずっと孤独に怯えてたんだ これ以上、あの子を独りぼっちにはできない |
リーガル「 | その通りだ |
- 298:リーガルを探して
ロイド「 | リーガルの奴・・・俺を助けようとして・・・ |
プレセア「 | リーガルさんは、ロイドさんに 救われたことを感謝していました だから、ロイドさんを守ろうとしたんです |
ロイド「 | ・・・俺は何もしていない。リーガルこそ 俺が焦ったり苛ついたときに助けてくれた リーガルと約束したんだ。 全てが終わっても、協力しあうって ・・・だから、必ずリーガルを助け出す! |
プレセア「 | はい。ロイドさんがそういうなら・・・ 私も、みんなも、ロイドさんを手伝います |
- 299:まだ間に合う
ロイド「 | またコレットを、守りきれなかった・・・。 俺は・・・能なしだ・・・ |
クラトス「 | ・・・おまえは諦めないのだろう? 彼女を取り返せばいい。まだ間に合う。 エターナルソードさえ装備できればな |
ロイド「 | ・・・コレットは無事だろうか |
クラトス「 | ミトスは自ら動くための体として 神子を連れていっただけだ。殺しはしない |
ロイド「 | ・・・そうだな。落ち込んでいるだけじゃ・・・ コレットは取りもどせないもんな |
クラトス「 | そういうことだ |
マジェスティックファンタジアン © Azekura