●宝物について
ルーティ> | あんたの宝物教えてよ。 |
リオン> | 特に無いな。 |
ルーティ> | 大事にしてるものとかないの? |
リオン> | 愛用しているものならある。 |
ルーティ> | ん、なになに? |
リオン> | オベロン社のレンズ製品全般だ。 |
ルーティ> | それがあんたの愛用品? |
リオン> | 役に立つ物を大事にするのは当たり前だろ。 |
ルーティ> | あんたらしいわねー。 |
リオン> | 優れた道具の方が人間より頼りになるからな。 |
ルーティ> | 口が減らないわねー。ほんっと、嫌な性格。 |
リオン> | ま、僕はどちらかというと人から煙たがられるタイプだろうな。 |
ルーティ> | ずいぶんと得意そうじゃない。 |
リオン> | 嬉しい限りさ。 |
ルーティ> | 何で? |
リオン> | いい人なんて言われるより、ずっと光栄だな。なめられるのは嫌いなんだ。 |
ルーティ> | …ねぇ、好きな人とかいないの? |
リオン> | フンッ。 |
ルーティ> | おっ!いるんだぁ。 |
リオン> | お前には関係ない! |
ルーティ> | うふっ、隠さなくたっていいじゃない。リオンの好きな人ってだあれ? |
リオン> | 誰でもいいだろ! …彼女といると、とてもおちつける。そういう人だ。 |
ルーティ> | ふ〜ん、その人にはいい人だって思われたくない? |
リオン> | フン。ほうっておいてもらおうか。 |
ルーティ> | あぁ、あんた誤解やすい性格だから恋愛は大変そうね。 |
リオン> | 人のことを言えた義理か。 |
ルーティ> | そ、あたしも恋愛って滅茶苦茶苦手。この点に関してだけは他人事とは思えないのよね。 |
リオン> | お前も早く見つけるんだな。すぐに婆さんになるぞ。 |
ルーティ> | っと! 余計なお世話よ! じゃ、最後の質問ね。 |