◆ウッドロウ(04)

●理想の女性像について

チェルシー>ウッドロウ様の理想の女性ってどんな感じなんですか?
ウッドロウ>そうだな、理想というならば8歳の時に死に別れた母か…
チェルシー>お母様、素敵な方だったんですね。
ウッドロウ>慎ましやかな人だった。いつも笑みを絶やさず、口数も少なく…
チェルシー>う〜。
ウッドロウ>どうした?
チェルシー>い、いえ、何でもないです。お母様はおしとやかだったんですね。
ウッドロウ>そうだな。物静かだった。
チェルシー>はぁ〜、そうですか。
ウッドロウ>だが、私が一番惹かれたのは母の強さだったな。
チェルシー>お母様も弓の使い手だったんですか?
ウッドロウ>いや、母に弓の心得は無かった。私が言っているのは心の強さだ。
チェルシー>心の強さ?
ウッドロウ>清楚な姿とは裏腹に、燃えるような情熱をその心の内に秘めていた。
どんな困難にも決してひるまず明日(あした)を見る強さをな。
チェルシー>何だかよくわからないです。
ウッドロウ>チェルシーにはまだ難しかったかな。
チェルシー>そ、そんなことないもん。
ウッドロウ>背伸びすることはないさ。
チェルシーはチェルシーなりに一歩ずつ進んでいけばいい。
チェルシー>う〜、そんなことしてたらいつまで経っても追いつけないよう。
ウッドロウ>誰に追いつきたいんだ?
チェルシー>え、あ、それは…あー、そうそう、パーティのみんなにですよ。
ウッドロウ様はパーティのみんなのことどう思っているんですか?

ウッドロウ>そうだな。皆、素晴らしい人間だ。
チェルシー>ふぅーん、じゃ私も完璧な人間になれるよう、頑張らなきゃ。
ウッドロウ>それは違うな。
チェルシー>え?
ウッドロウ>この世に完璧な人間などいないさ。
チェルシー>ウッドロウ様は完璧じゃないですか。頭だっていいし、剣も弓も右に出るものがいないし…
ウッドロウ>そんなことはない。私も未熟な人間だよ。無口すぎて、人を困らせることがある。
チェルシー>でも、うちのおじいちゃんは誉めてたけどな。ウッドロウ様の一言には重みがあるって。
ウッドロウ>アルバ師匠は人の欠点をも長所としてしまうからな。
チェルシー>じゃあ、おじいちゃんは間違っているんだ…
ウッドロウ>そうではないさ。物事も人間も一面だけで判断できるものではないんだ。わかるかい?
チェルシー>ふぅーん、何だか難しいですね。じゃあ、次の質問、行きまーす。
●選択肢
王子という地位について

父親について

子供の頃について

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